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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


過疎高齢地の災害 [2007年09月30日(Sun)]
穏やかなマタギの里「阿仁」の実りの秋の景色です。豪雨が暴れまわったことが信じられないほど長閑な山里。
しかし、近年の気象変動の影響もあり、日本国中どこでも300ミリ程度の雨が降る状況下にある。そしてそのような被害が起きる地もまた過疎高齢が深刻な地で、例えば05年の台風14号の宮崎ように復興をもままらならない環境化におかれてしまう。そのような僻地災害に救援ボランティアがどう関わるか。この阿仁地区(北秋田市)での例を参考に仲間で考えたいと思う。




画像提供:ジャッキーさん
秋田内陸縦貫鉄道の車窓からの景色です
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昭和47年7月の豪雨水害が森吉ダム建設の切っ掛けになった。本当に水害から人や田畑を守るためのダムになるのだろうか?過去の災害での数値は地球規模での進行する気象変動に遠く及ばないことも認識してほしい。
車で避難する危険 [2007年09月30日(Sun)]
小型乗用車の構造は卵の殻のようにモノコック構造なっている。気密性や密封性が高くそのため水の上では浮いてしまう。洪水などで道路に水かさが増えた場合、重量のあるトラックが走行できても乗用車が走行できるとは限らない。
秋田豪雨で行方不明となっている方も前方のトラックを追って走っていて、自分の車は濁流に負けて流されたようだ。運悪く豪雨に合ってしまい避難する場合には乗用車より生身の身体のほうがはるかに助かる確率が高いといわれている。電信柱によじ登ったり、浮遊物に掴まったり九死一生の話はいくらでもある。

04年台風23号。この水害によっても車で避難する途中の方が亡くなりました。

秋田水害で行方不明者の捜索をカヌーで川面から行っていた、HS神戸の助さんの阿仁川と米代川の画像がアップされました。
http://chikyunikki.spaces.live.com/

努力の甲斐なく行方不明者の発見は出来ませんでしたが、延べ60キロにもおよぶ捜索活動、お疲れ様でした。



行方不明者の捜索から被災地区での泥だしと、その行動力にはいつも驚かされる助さんです。ルーフのオールドタウンは山形のカヌー仲間スターンさんから借用艇。このネットワークも凄い。

床板剥がし【2】 [2007年09月30日(Sun)]
一般に安全靴は足先を守るために履くわけだが、プロはこの安全靴を道具として使っています。よく使われるのは重いものを下ろす時に手や指などが床や地面に挟まれないように一旦安全靴のつま先に下ろし、手を外すしてから靴を抜きとる。
秋田水害で風組の頭の床板剥がしの速さを見て、その手捌き足捌きに関心するばかりだった。しかも材料が再利用できるように早く丁寧に作業を行っていました。そのプロの技をイラストを使って解説します。

※1:行程がわかやすいようにバールと靴のみをイラストにしました。※2:バールは作業効率を考えて適度な長さと、軽い中空バールが便利。



@解体バールを使って床板の端をまず剥がす。

A次に端の部分につま先を突っ込み、次の釘の箇所にまたバールを突っ込む。B端と真ん中の釘が床抜け板を持ち上げて取り外す。金づちなどは使わないバール一本のみの技です。

通常のボランティア活動では、このように短いバールと金づちで行う方法が一般的。泥掬い(左)は道具(スコップ・鋤簾)に水を付けながら行うと泥が付き難い。

当然ではありますが一般のボランティアが一朝一夕にプロの技には到底到達することはできませんが、安全な装備と技術向上を目指すことは大切なこと。

いつもの職人の技にまた勉強になりました(ペコリ)

おまけ:
自ら縁の下に入り泥を出しをするIVUSA代表の下村先生
床板剥がし【1】 [2007年09月29日(Sat)]
大規模な水害にあったとき、水が引いた後に床下に泥が溜まってしまう。この泥を取り除かないと、カビ・害虫の発生・シロアリの被害などが起きてしまう。その泥(汚泥)を取り除くには床板を剥がす必要がある。畳の和室ならば畳には通気性が必要なため釘を使って無垢の床板が張ってあるだけだが、台所などのフローリングを剥がすのはちょいと厄介です。そんなときはチェーンソーが便利です。

その手順は、@根太を避けフローリングと下地(コンパネなど)の厚さを調べるためにまず穴を開ける。Aチェーンソーのブレードの先の部分を使って作業しやすい大きさにカットしていく。慣れない場合にはガイドバーに印を付けると分りやすい。B根太を外し、泥だし作業しやすいようにする。

災害による家屋の再建には多くの費用が掛かる。従って床板や根太など、再利用可能な場合にはなるべくそうしたほうがよい。しかし多少での朽ち掛けている場合にはあまりお薦めできません。材として再利用する場合には洗浄と消毒を!

ミリ単位の技で床板をカットする助さん

根太を痛めず床板のみをカット。床下の泥も早めに作業に掛からないと固まってより面倒な作業になってしまう。下水が普及していない地域ではばい菌たっぷりの泥で臭いもかなりきつい。

フローリングは合板、パーチクルボード、新建材などを使用しており、ソーチェーンへの負担も大きい。窓を開け放ち排気ガス(換気)に十分注意しながら、時々はエンジンを休め、刃はまめに研ぎながら作業を行いましょう。
これで終わりなのだ [2007年09月29日(Sat)]

亥年は災害が多いと昔らか言われていますが、3月の能登半島地震、7月の中越沖地震、そして台風11号に関連した秋田豪雨と、それぞれの救援活動。そして旧山古志で行われた訓練さながらの重機・動力機材をつかった講習会。

その救援活動や訓練で共に汗をした友に感謝です。でも今年はこれで完全に終わりにしたいです。

音符よかったらBGMで!
他山の石 [2007年09月27日(Thu)]
午後、災害関係の講演を聴きにいった。災害はすべて個別でしかも進化していると。一方で安全は過去の災害を基準によってつくられることから、その数値を超えた場合、大災害を引き起こしてしまう。その意味からもどこかで災害が起きる毎に行政職員やその関係者は被災地に入り自らの防災に役立てなければならないと。
今回の秋田水害でも不思議に思ったことは、数十年ぶりの大水害であっても工業用バキュームなどを使った他の行政応援が全くなかったこと。この北秋田のボランティアによる救援活動もどうにか所期の目的を達成できると思うが、人海戦術でしか対応できない家屋内の作業のさらなる効率を考えれば、側溝の復旧には原始的なスコップなどではなくもっともっと機械力を投入すべきで、自治体相互の応援調整を県または国の出先がもっと積極的に関わるべきだろう。市町村単独の努力では大規模な災害処理は荷が重過ぎるように思う。
また、県内市町村も地震や水害を「対岸の火事」ではなく、「他山の石」と捉え、被災地に足を運び多くのことを学び取って自分の地域の防災がどうるべきか考える切っ掛けにしてほしいのです。

サングラスにピアスと今風の風神雷神の図。気象変動もあり災害は進化している意味のイラストです。防ぐ側の防災は昔の鎧をまとったドンキホーテ状態。これが日本の防災の現実と講師の先生はおっしゃっていました。

私たちは、この北秋田水害で阪神大震災から数えて22コ目の災害に関わらせていただきました。それらはすべて個別の災害で、個別の環境の下で活動してきたように思います。災害に関わって13年。東海・東南海・南海地震に備え、災害ボランティアもより高度で効率の良い活動に変化する必要があると痛切に感じています。

赤紙問題も含め災害におけるボランティアコーディネートの概念をもう一度考え直す時期に来ているように思います。
水害での資機材 [2007年09月27日(Thu)]
今回の秋田豪雨水害での救援活動で私たちが持ち込んだ資機材を、今後の参考のためにご紹介します。

【1】特別作業用
◇チェーンソー4台(混合油タンク&チェーンオイル)(流木の処理とフローリングのカット)
◇充電式丸ノコ(フローリングのカット)
◇エンジンポンプ(洗浄用)
◇水中ポンプ&ホース10m(汚泥汲みあげ)
◇充電式インパクト(家具の分解などなど)
◇発電機(水害は通電まで時間がかかります)
◇バール数本(床板剥がし)
◇大ハンマー(ブロック塀などの粉砕)
◇アルミ製リアカー(路地の移動用)
◇U字溝蓋あけハンドル(側溝の泥だし)
◇鳶口(流木処理)
◇林業用フェリングレバー(流木処理)
◇スカシ(重量物の移動)
◇鍬(泥浚い用)
◇鉄筋カッター(鉄筋や破損シャッターのカット)
◇無線機(スタッフ連絡用)
◇その他(水、寝袋、誘導棒、蛍光ベスト、救急セット、ゴミ袋、延長コード、投光器、クーラーBOX、ガムテープ、工具箱、ロープ、結束バンド、ヘルメット、ゴーグル、防塵マスク、ゴム手袋、皮手袋、タオル、石鹸ほか)
※災害慣れした与一隊長はさらに、カゴに入ったシャンプー・リンス・垢こすりタオルといった地元おやじ風お風呂キットが加わります。

【2】一般ボランティア用
土嚢袋、スコップ(角・剣)、デッキブラシ、たわし、アイボン、消毒液、鋤簾(泥掬い)、鍬、水切り(スクレーパー)、バケツ、タオル、一輪車、ヘルメット、防塵マスク、ゴム手袋ほか

洗浄に大活躍した風組さんの小型エンジンポンプ。小ぶりの割には水圧も十分。

あちらこちらで引っ張りだこだったU字溝の蓋あけ。軽くてコンパクトで蓋の形を選ばないグレーチングにも対応可能と、いいとこだらけの優れものです。そして尚且つ、濡れたクソ重たい畳も楽々。ただし、見た目からするとやや高価ですが、その機能性は十分元を取れます。
◇問合せは、東京建築サービス(045-911-3321)まで


消防団が用意したこちらの蓋あけは構造上斜めに持ち上げるため、厚みのある蓋には殆ど使えなく、値段もそれなりに高そう。貴方ならどちらを用意しますか?
ボランティア活動の原点 [2007年09月27日(Thu)]
2004年台風21号での豪雨被災地の三重県旧海山町での水害救援活動でのポイントは僻地での水害に対してどのようにボランティアを投入するかだった。東南海地震が懸念される三重県は極めて防災意識が高く、そこで取った手段が津・松坂など都市部からのボラバス作戦だった。
今回の北秋田市での水害処理のためのボランティア活動は、その海山町水害と比較し動員立地としてはかなり恵まれていたように感じたため、特にボラバスの提案は出さなかった。県庁所在地の秋田市から2時間以内。現場サテライトは阿仁前田駅にあり、鉄道も利用できる。
これまでの経験からいけば、むしろ渋滞と駐車場の心配ばかりをしていたが、しかし、それとは裏腹に以下のボランティア数でした。そのほとんどは学生の団体(IVUSA)、地元高校生、地元消防団、県職員、近隣社協職員などが中心で、いわゆる一般ボランティアは極めて少ない数だった。
初日に現場を回り、この規模の水害でのボランティア投入希望数は土日を二度越し、一般のボランティアが大よそ3000名程度が入れば満足のいく結果と見積もった。次の土日でボランティアによる活動は終了する。

・9月21日(金)215名
・9月22日(土)140名
・9月23日(日)274名
・9月24日(月)186名
・9月25日(火)051名
      《計866名》
※消防団や行政職員、IVUSAなど専門性の高いボランティアが多く、内容的には十分満足のゆく数字だと考えます。

一般ボランティアが増えればボランティアセンタースタッフも多く必要になる。誘導や駐車場などにもスタッフが多く割かれ実際に泥を出す人数がどんどん減ってしまう。近年のマニュアル化され、組織化肥大化するボランティアセンター現象を考えれば、むしろ近隣地域の助け合いを基本としたボランティア活動の原点を見たようにも思う。この秋田水害で学んだことを今後に繋げたいと思います。

現地からの詳しい情報は、
北秋田市水害ボランティアセンター

おまけ:
真っ先に阿仁突入を果たした、我らが与一隊長は未だ阿仁に残留し、泥まみれになっています。スナックとんぼの泥出し、頑張ってください。フルーツ系のママさんによろしく!
水害での救援車両 [2007年09月26日(Wed)]
水害での救援活動ではこれまで土嚢は軽ダンプ、廃棄する家財用には2トンダンプを主に使用していたが、秋田水害ではホイールローダーが活躍した。その一番のメリットは重い土嚢袋を積み込む高さが低いのことと、水分の多い泥もそのままで漏らさず移動できること。

除雪用なのだろう。至る所にホイールローダーがありました

2トンダンプと組み合わせや

ミニユンボとの組み合わせも

水分が多くてもしっかり漏らさず運べます


現地の詳しい情報はこちらからどうぞ!
◆北秋田市災害ボランティアセンター
人間が最も・・・・ [2007年09月26日(Wed)]
どんなに泥まみれになっても植物は自分の輝きを忘れない。自然界で最も弱いのは人間かもしれない。

阿仁前田にて


側溝でじっと水害を耐え、オルとちに救出された山椒魚くん


現地からの詳しい情報は下記サイトから
北秋田市災害ボランティアセンター
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