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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


漁船の事故 [2008年02月26日(Tue)]
海の事故を防ぐ目的で活動している海上保安庁の外郭団体、日本海難防止協会から、会報の「海と安全」春号が送られてきた。いみじくも漁船の事故に関する特集号だった。
船舶の事故では漁船の事故が最も多く、海難審判庁の判例によれば海難事故の原因は@見張り不十分、A居眠り、B機関整備、C航法不遵守、D指揮監督不十分などの順になっている。全船舶の衝突事故の原因で見れば892件中、565件(63%)は見張り不十分とある。レーダーなどの航海計器がどんなに発達しても「衝突防止は見張りが基本」といわれる所以でしょう。
今回のイージス艦と漁船の衝突事故も護衛艦側の気の緩みによる見張り不十分との指摘もある。
一方で漁師は作業の邪魔になることなどからライフジャケットの着用率が極めて低く、海中転落の事故も少なくない。そんな問題を受け、省令が改正され、08年4月から1人乗り漁船は救命胴衣着用が義務化される予定です。
尺貫法のこと [2008年02月26日(Tue)]
モノの長さや面積など、日本では正式にはメートル法ですが、実際には今でも日本の家は尺貫法を基準として作られていますので、そのことから考えれば当然の知らなければならない知識かもしれません。また農地や林地の普段の会話もメートル法で語られれることはあまりありません。昔の単位は日本の生活様式や文化など、普段の生活から生まれたものなのでとても便利な尺度なんです。被災地に入り家や土地と関わることはとても多くあります。
そこで尺貫法等について少し学びましょう。
※メートル単位は便宜上、大よその数字で記載します

◇長さ
1尺=10寸=30cm、1間=6尺=1.8m
※畳は1間×半間=180cm×90cm(コンパネもほぼ同じ)
※運動会テントは通常2間×3間(3.8m×5.4m)
※6畳間は2間(3.6m)×1.5間(2.7m

◇広さ
1坪=3.3u、1反=300坪=0.1町歩、1町歩=1ha
※1ha=100a=100m×100m
※1坪は畳2枚分の広さ

◇体積
1升=1.8g、1斗=10升=100合、1石=10斗
※1升瓶10本で1斗缶ひとつ、

かつてこの単位を定めた時代(大化の改新)は、1坪は人が食べる一日分(3合)の米を生産する広さとし、従って1反(300坪)は人が1年間に食べる(1石)米を生産できる広さとした。米の単位として使われる1俵は4斗=60kgとしています。
安土桃山時代の日本の総石高が1850万石(太閤検地)だとすれば、当時の人口にほぼ等しいといわれています。江戸時代にはさらに開墾が進み、2500万石はあったとされます。つまり10万石の大名は10万人を養えたということになります。

因みに船のコンテナは20フィート(6m)と40フィート(12m)、1フィートは1尺と同じ長さ。また、氷などは今でも貫。1貫目は3.75kgなので100貫デブは375kgということか。

お米は美味しい。今日のお昼のお弁当です。贅沢な時代に生を受けました。
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