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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


被災地に入る [2007年07月18日(Wed)]
早朝、小千谷ICで高速を降り震度6強の柏崎へ向かう。途中波打つ道路を通りながら市内へ。NPOトライネットさんの駐車場に拠点を置き、救援活動を連携するチームと合流し早速現場へ。小型重機類を使って瓦礫の撤去を中心に活動をさせていただきました。午後は市内にある障害者入所施設と養護学校などを訪問、大部分の地域で復旧が進んでいる電気が未だに来ておらず、夜間照明用に小型発電機の設置をしてきました。

救援活動の拠点として駐車場をお借りしているトライネットさんの「ここはうす」。明日以降は少し離れた駐車場をお借りし拠点にする予定です。

トライネットさんのある四谷地区は全壊家屋が多く、右隣はこのようにぎりぎりまで傾きかけ、風組さんが突っかえ棒をして余震に備えてくれました。みなさんとても器用で頼りになります。


左隣の全壊家屋は既に解体に着手しています

今回の中越沖地震でとても不思議に感じていることがあります。
地震被災地に入ると独特の街の雰囲気と緊張感がありました。それはヘリの音やサイレンの音、走り回る自衛隊車両だったり、街行く人の表情だったり、様々な非日常的な雰囲気が張り詰めているものですが。小千谷から柏崎へのルートは全く渋滞もなくスムースに。通常の出勤時の車の列の雰囲気で、むしろ小千谷市内のほうの渋滞が目立っていました。
04年の中越地震は山古志を始めとした中山間地からのヘリによる避難の模様、皆川優太君の救出劇、新幹線の脱線などなど、テレビや新聞の話題豊富だったように思う。街を歩いていると中越地震の平場の被害より今回の中越沖地震のほうがよっぽど深刻なように思う。3月の能登から数ヶ月しか経っていないことによる災害慣れもあるのだろうか?昨日は気温も上がり避難所の不衛生も気になります。
必要な人へ必要な支援の手が差し延べられるよう、正しい報道がされること願うばかりです。発災直後のまるで新鮮味のない繰り返し画像からもその不誠実さを感じた。

そして、能登半島地震同様に災害ボランティアセンターでは黄紙・赤紙の非対応が行政側の強い指示により決定されています。
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