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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


お地蔵様三百体の復旧 [2007年04月17日(Tue)]
横浜市の高野山真言宗摩尼山延壽院徳恩寺の住職鹿野融完様からの情報です。鹿野住職は阪神・淡路大震災以降多くの被災地に足を運び、被災者のための支援活動を行っておられる方です。横浜においても様々なイベントを企画するなど地域に開かれたお寺として有名です。こどもの国の近くにある大きなお寺です。

(以下メールの内容です)
寺院の状況も調査したところ、石塔や石仏、本堂などが被害を受けております。私どもの宗派(高野山真言宗)寺院、2ヶ寺(来迎寺医王院)に対して、4月23日より27日までの予定で、横浜から石材店2名が現地入りし、お地蔵さま300体(大きさは一尺程度)、石塔100基を移設し、基礎(土間コン)打ち後の再設置まで行うことになりました。
ひな壇式の設置場所から下ろすのは、全て手作業で行うしかないようです。もしご都合のつく方がいらっしゃれば、お手伝い頂きたく、大変恐縮に存じますが、返信お願い申し上げる次第です。
尚、穴水町ボラセンへはボランティア保険の加入、計画および報告を行うつもりです。今後の仮設住宅への救援活動を進めていく上で、やはり現地ボラセンとのつながりを持つべきだと考えているためです。
何卒、趣旨ご理解いただきたく、併せてお願いいたします。宿泊など必要な方には、お支度いたしますのでご一報ください。取り急ぎ、要用のみ

宗教法人徳恩寺 住職 鹿野融完
(以上です)

これらの石仏が地震によって無残な状況になっています


被災地でのボランティア活動は個人の家に限定して行うべきだとする方もおられますが、災害からの復興は、商売を営む事業者・心を楽しませてくれる文化施設・心のよりどころとなるスピリチュアルな宗教施設などなど、すべてのものが同時に頭を上げてこそ真の復興が為しえることであると私は考えます。
何れのお寺さんともに穴水町にあります。本活動のご趣旨に賛同されご参集いただける方は、下記宛ご連絡をお願い申し上げます。

徳恩寺さまの連絡先:
TEL:045-961-6593 
FAX:045-961-6534
info@tokuonji.jp
自助共助公助 [2007年04月17日(Tue)]
それにしても地震が多くなってきている。
地震に備え様々な防災用品が地区ごとに備蓄されていますが、私は人に質問された場合に、救出のための資機材についてはこれまでの経験から次の5点を挙げるようにしています。これは人によってそれぞれ違うものと思われますがあくまで私の意見としてです。

@長い丈夫なバールや金テコ
A10ミリ以上のロープ(20m)
B1トン以上の油圧爪付きジャッキ
C大ハンマー
Dエンジン式チェーンソーの5点です。

72時間以内に、消防レスキュー隊や自衛隊による公的な救出活動は無いものと考えたほうが、正しい考え方です。輪島市門前町での消防団

画像提供:道屋主宰宮崎道名様
Posted by KURO/TNF at 16:26 | 災害全般 | この記事のURL
復興に36年 [2007年04月17日(Tue)]
今年に入り能登半島沖、三重県北部と大地が揺らいでいる。昔から亥年は大きな災害が多い。伊勢湾台風、兵庫県南部地震、そして特に丁亥は過去に大きな乱や災害があったようだ。富士山の大噴火もちょうど300年前の江戸時代、宝永4年(西暦1707年)丁亥の年。

その噴火口が富士の中程に穴が開いたように見える宝永山です。この噴火によって噴出した火山灰は遠く江戸・上総まで飛散し、周辺の村々一帯は噴火による堆積物が2mも積もり、すべてを覆いつくしたとされます。さらに飛んできた火山弾で多くの家屋を焼き北駿一帯は再起不能と言われるまで被害を受けました。

その救済にあたったのが時の関東郡代伊奈半左衛門でした。切腹断罪を覚悟し駿府城の貯蔵米1万3千石を独自の判断で持ち出し、被災住民に分け与えた、正にこの命がげの救済により、噴火から36年かかって無事復興を成し遂げたとのことです。

Posted by KURO/TNF at 07:37 | 災害全般 | この記事のURL
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