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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


レイテ島 [2006年02月25日(Sat)]
フィリピン中部のレイテ島で起きた大規模な地滑りは死者・行方不明者が3千人を超える可能性が出てきた。被災地周辺は断続的に雨が降り救援活動も難航している。その真っ只中、中央では深刻なクーデター騒ぎも起きている。

いずれこの大災害を引き起こした原因の調査も行われるだろうが、違法伐採により森林の保水力がなくなったことが有力だろう。1991年にレイテ島でやはり大規模な土砂災害で7千人以上、2004年のルソン島では1800人の死者を出した。いずれも違法伐採によって誘発された災害といわれている。とくに1991年に起きた災害の違法伐採木材の輸出先はバブル期全盛だった日本だ。いまや経済成長目覚しい中国は木材の輸入も盛んで、実は日本も中国への輸出国になっている。日本は地球の財産である熱帯やタイガからの外国木材を伐採・輸入し、価値ある国内産スギ・ヒノキを輸出。国の森林愚策には呆れるばかりだ。

しかし、このフィリピンで起きていることは日本の森林でも起きている。日本の場合は違法伐採ではなく、その逆で伐採されずに管理放棄の問題だ。異常気象の原因ともいわれる熱帯雨林の伐採。まずは木材の地産地消から考え直せば熱帯雨林の砂漠化にも歯止めがかけられることになるのだが。

参考:自然災害と森林整備

私たち風゜(ぷー)の災害救援のパートナーのHS神戸の吉村さん もフィリピンに入り、原因の確認と被災者の救援活動を開始する。

◆活動カンパの募金のお願い
郵便振替00980−7−264796
「ヒューマンシールド神戸」まで



画像:asahi.com
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