五つの鍵(その3)
[2005年11月08日(Tue)]
11月7日に引き続き「ボランティア活動のための五つの鍵」をご紹介します。
林雄二郎先生作(前日本財団顧問)
[4] ソフトな組織に対する認識と理解をもたなければならない
いかなる組織でも、組織とは固定的なハードなもので、それ以外の組織が考えられないというのが、今までの常識であり通念であった。しかしながらボランティア活動が社会の中で真に有効な成果をあげるためには、変転する社会的なニーズに対して随時随所に速やかにニーズに応えるためには、いままでの各種組織とは根本的に異なったソフトな組織のあり方を正しく認識、理解することが必要です。
ただし、社会の中でボランティア活動が常に有効且つ有意義な活動であり続けるには拠点となるところにしっかりとしたインターメディアリの機能を果たしうる組織が必要で、そこの組織はむろんハードな組織でなければならない。社会の中に知的ネットワ−クが正しく作られ、それが機能していれば先に述べたソフトな組織とハードな組織とが相互に円滑し合い、ボランティア活動は社会のなかで大きな存在価値をもつようになるであろう。
次回は最終回 [5] 新しい創造の先駆け をお楽しみに!
常にソフトな踊りとハードな活躍を心がけるスパイダーマン氏。