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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


7.13水害から4年 [2008年05月24日(Sat)]
2004年7.13水害の被災地旧中之島町を訪ねた。最も被害の大きかった刈谷田川に架る中之島大橋付近は街並みが一変していたというか、大規模橋梁工事によって殆どが立ち退かれていました。
あの水害から丸4年。未だに復旧工事が終わらない04年新潟豪雨水害の被災地です。


凧合戦が行われる中之島刈谷田川

最新工法によって作られる中之島大橋

ボランティア数を見積る [2008年01月16日(Wed)]
大規模水害での家屋などへ流入した泥の処理にあたるボランティアの延べ人数の見積もり方。おおよそ以下の考え方で行うようにしています。

【ボランティアの数】
例えば想定する水害が堤防の決壊し、200世帯が床上浸水の被害を受けたとする。その作業をかなりのレベルで仕上げたい場合、
1)一般的な一戸建て住宅ならば床下までの泥の撤去に10人×3日間=30人
2)庭などの外回りに5名×3日間=15人
3)45人×200世帯=9,000人
4)生活道路+側溝の泥だしに約1/3の3,000人として、過去の水害の経験から延べ約12,000人確保できれば十分な結果を残せる人数だろう。活動日数は土日を2度迎える12日間として、一日当たりの人数は、12,000人÷12日間=1,000人が必要。

この理想とする延べ人数の約7割から8割のボランティアが集められれば、ボランティアセンターとしての結果の残せる活動が出来ると思う。

【道具類について】
土嚢袋は一世帯で約100袋として最低20,000袋が必要となる。
作業の順番は、
家財道具の搬出→床上の泥出し→床板外し→床下の泥だし→清掃→石灰などによる消毒の順。
このような作業を想定してボランティアが使うスコップや一輪車、清掃のためのタオルや雑巾、消毒のための石灰などを手配することになる。
その他、学校や幼稚園、集会所などの公共施設には学校などの団体でのボランティアを当てるとよいだろう。
これらの人数を念頭にマスメディアなどをフル活用しボランティアを各方面から集めることになる。

<画像:https://blog.canpan.info/makezu/img/1031/adscf3774.jpg>

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電球水害虎の巻はこちらから
10年前の水害が [2008年01月01日(Tue)]
東北は寒波の影響で太平洋側でも珍しく雪化粧の正月。


「雪なのだ」

10年前の1998年は水害が多かった年。南東北北関東水害。栃木県那須で飼われていた牛が増水した那珂川を流れ流され水戸で保護されたほど。その後、高知市を襲った98年大水害。両災害とも阪神大震災以後、自然災害で最初に災害ボランティアが活躍した年でした。今でも福島・栃木・高知からの災害ボランティアが活躍しているのは、この水害に所以しています。
台風20号が通過中 [2007年10月27日(Sat)]
台風20号の影響で都内は横殴りの雨。窓から見えるプラタナスも大きく揺れている。台風は房総半島沖の通過している頃だろう。この時期の大雨、稲刈りも済んで良かった。


今日は昼間からコニャックとラム酒をだいぶ呑み過ぎたのだ。運転があるのでこのくらいにしておくのだ。
銀座で2m浸水 [2007年10月24日(Wed)]
中央防災会議の専門調査会において、関東を流れる荒川が決壊した場合の予測数値を出した。大よそ130万人の住民が被害を受けるとある。また都心部は昼間人口が著しく多いため、実際にはその数を大きく超えた人数が被害を受けると予測している。花の銀座は2m、地下鉄もすっぽり水没することになる。
この予測は200年に一度の大雨としているが、最近では05年のハリケーンカトリーナや台風14号に代表されるように、年間降雨量をたった数時間で降らす想定外の雨量はいまや珍しいことではないように思うのです。
00年の東海水害しかり、04年の高松高潮水害しかり、かつて城下町には町を守るための低地があり、今ではそんなところにも多くの住宅が乱立し、最も大きい被害がでてしまう。城下町だった大江戸にも渋谷・四谷・茗荷谷・溜池などの低地が多い。災害を語る格言に「水は昔を覚えている」というのがある。肝に命じたい言葉です。

そして、なぜか今頃になって04年の新潟7.13水害の特別感謝状なるものが郵送にて送られてきた。何かの間違いではないかと目を疑ってしまう。また大切な税金を無駄に使ってしまっていると嘆いてしまうのです。それにも増して驚いたのは、本特別感謝状を戴いたとされる団体・個人のリストが同封されていたのですが、一緒に汗をかいたほとんどの団体の名前を見つけることは出来なかったのです。役所仕事のいい加減さにまた悲しみを感じてしまうのです。

今はITの時代、支援していただいた企業などは大きく市のHPにアップされるほうが、CSRや社会貢献にも幅が出るように思うのです。頂戴した身ながらずうずうしく言わせてもらえば、いずれも中途半端な発送先になってしまうのは否めなく、そのことからも感謝状やお礼状はもう止めにしたほうがよいと思うのです。


そこで新しい諺を「災害と感謝状は忘れた頃にやってくる」
台風4号の影響 [2007年07月14日(Sat)]
7月14日(土)午前4時現在の天気図


大型の台風4号による雨量は、九州では2年前に大暴れした台風14号に匹敵するほどの雨量を記録しています。場所によっては既に400mmを超えたところも出ています。

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大雨警報と大雨注意報
−気象庁が発する予報の目安をご紹介します−

◆大雨注意報
大雨によって災害が起こるおそれがあると予想される場合で、具体的に次のいずれかになると予想される場合。
3時間雨量が40o以上、1時間雨量が20oを超える場合で総雨量が50oになると予想される場合
24時間雨量が平地で70o以上、山地で100o以上になると予想される場合。

◆大雨警報
大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合で、具体的に次のいずれかになると予想される場合。
1時間に40o以上になると予想される場合で、総雨量が100o以上になると予想される場合。
3時間に70o以上になると予想される場合。
24時間24時間雨量が平地で150o以上、山地で200o以上になると予想される場合。

◆洪水注意報
洪水によって災害が起こるおそれがあると予想される場合で、具体的に次のいずれかになると予想される場合。
1時間雨量が30o以上になると予想される場合。
3時間雨量が50o以上になると予想される場合。
24時間雨量が100o以上になると予想される場合。

◆洪水警報
洪水によって重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合で、具体的には次のいずれかの条件に該当する場合。
1時間雨量が40o以上になると予想される場合、ただし総雨量が100o以上になると予想される場合。
3時間雨量が70o以上になると予想される場合。
24時間雨量が平地で150o以上、山地で200o以上になると予想される場合。
MAN-YI(萬宜)U [2007年07月11日(Wed)]
2004年は台風が10個も上陸し、日本各地に大きな爪あとを残しました。その多くの台風の軌跡は九州付近で大きく右にカーブし、勢力を保って列島を縦断した。そんな04年を思い出させる「MAN-YI」です。


MAN-YI(萬宜) [2007年07月10日(Tue)]
いろんな意味で台風4号(MAN-YI)の動きが気になります。列島上陸そして縦断だけは勘弁してほしいです。(10日16時30分発表)


雨量について [2007年07月08日(Sun)]
電球九州地区は大雨に警戒!


大雨の季節、雨量と警報などのことを再認識しましょう!

https://blog.canpan.info/makezu/archive/216

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キラキラspecial thanks!



水害サミットから [2007年06月19日(Tue)]
以前、豊岡市の中貝市長さんにお会いした時に、水害を受けた自治体の首長が集り、その経験を防災・減災に役立てたく、今まとめる作業をしているとお聞きしたことがある。今朝、そのエッセンスを集めた本が届きました。
2004年に大水害のあった自治体、三条市、見附市、福井市、豊岡市の市長さんが発起人となり設置された水害サミット。甚大な水害経験をした市区町村長が一堂に会し、作成された水害対策ノウハウ集です。忙しくて仕方がない方たちが集って、よくもこんなに細かなことまで書かれたノウハウ本が出来たものと感じています。この種の災害関連本はこれまでなかったように思います。

【Part1】
被災自治体の経験から学ぶノウハウ集
◇こんなときどうする
◇被災自治体の経験から学ぶノウハウ集
@発生時の対応
A復旧時の対応
B平常時の対策
【Part2】
被災地からのメッセージ
◇34の市区町村長からのメッセージ
(その時、災害に立ち向かった行政・市民の姿が見ることができます)
◇コラム
@予防的河川整備費の確保
A災害時、道路は危機管理の道である
B水防団の確保
C洪水ハザードマップの整備
【資料】
@水害サミットについて
A災害時の放送例文集
B主な災害の概要と甚大な被害を受けた市町村
C被災地が選んだ災害対策に役立つ本

被災地からおくる防災・減災・復旧ノウハウ
−水害現場で できたこと、できなかったこと−
編集:水害サミット実行委員会事務局
発行:株式会社ぎょうせい


要支援者への対応、ゴミの問題、防疫に至るまで、災害ボランティアが知っておくべき知識も沢山詰っています。
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