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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


役に立った資機材【1】 [2007年04月07日(Sat)]
今回の能登地震被災地での現場活動で特に役に立った資機材は次のものです。地域の持つ特性などが準備する資機材に影響します。防災面でも防災用品メーカーが準備したお座なりの防災用品ではなくしっかりとした調査・計画のもとに準備することが必要かもしれません。

【軽ダンプ】
先遣隊として入った仲間に直ぐさま準備をするようにお願いしました。狭い道での通行、瓦やブロック片の処理、家具の運び出し。日本の住宅・道路事情に最も合致した車両だと思う。

ここでのポイントはボランティアが使う車両には必ず「ボランティアセンター」とか「災害救援」のようなマーキングをすること。その意味は、
@車両を使って行ってる活動の身分を明らかにすること。
A何よりも事故の抑止効果につながること。このような車に乗っていて対面通行で道を譲ってもらったり、直進車両が右折待ちのこの車両を優先に通してくれるように手合図で促してくれたり、また住民から声を掛けられニーズ集めにも一躍かうことができたり。
Bボランティアも右往左往走り回って活動している姿を見せ一緒に頑張りましょうという応援メッセージにもなる。
このように、実は軽トラ一台でも様々な効果がある。被災地での軽トラ恐るべしなんです。



余談ですが、日本の道路に異常に不釣合いな自衛隊車両。自衛隊も防衛省に格上げになり災害救援も重要任務と改めて位置付けられたのであれば、日本はかなり田舎も舗装されており、あの超高価なメガクルーザーも小さな避難所では迷惑な大きさだ。給水車の当番する自衛隊員への弁当の配達任務はむしろ軽自動車方が機動力があるようにも思います。軍用に使われることの殆どない自衛隊車両。税金は大切に使いたいものです。
首都で大災害が起きた時、下町や世田谷などの山の手では軽自動車しか通れない道が多くあることも考えてもらいたい。

下の画像:04年の台風23号にて日本経団連様を通じてダイハツ工業様から軽トラック10台を無償貸与いただきました。災害救援活動においても企業のCSRをフルに活用すれば資金の掛からない活動が可能なんです。
また、軽トラにする理由は、例えば2トンダンプを沢山使ってボランティア活動を継続して行った場合、何れはガレキ処理を行う業者からは民業の圧迫との批判もないこともない。その意味からも軽トラレベルでの活動がボランティア活動に最も適していると経験から感じる。


【大ハンマー・片手ハンマー・掛矢】
大ハンマーはブロックの粉砕、片手ハンマーは焼カワラ、そして掛矢は土塀などの崩し。特に大ハンマーはホームセンターで品薄になるほど手に入りにくい工具でした。