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雨ニモマケズ 風ニモマケズ

- 災害系ボランティア情報 ブログ-

日本は台風・火山・地震と世界でもっとも自然災害の多い国です。

阪神・淡路大震災以降、大規模災害でのボランティアによる救援活動は、いまや被災地の復興には欠かせぬものとなり、その活動は被災者へのエールにもなっています。
雨にも負けず、風にも負けず、汗を流す災害ボランティアに対する各方面からの応援をよろしくお願い申し上げます。         


屋号はどこへ [2006年06月26日(Mon)]
馬喰、隠居、代蔵、オッサ、倉兵衛、かん助、香の木、孫七、作左衛門、音右衛門、五郎助、常七、甚六、重右衛門、徳右衛門、おやじ、治右衛門、中村、吾一、忠吉、久兵衛、金吉、大下、橋村、仲右衛門、五郎兵衛、金次郎、金蔵、堂の前、作右衛門、伝四郎、利助、六兵衛、三兵衛、大内、大門、どんどん、下の窪、次郎左衛門、又右衛門、与治衛門、武助、新宅、茂治兵衛、徳蔵・・・・。

小千谷塩谷地区の屋号です。姓は星野、関、友野の三つ、従って住民とでボランティア活動での打合せ行う時に覚えなければならなかったのがこの屋号でした。しかし、覚えられる筈も無く、そこで作られたのがこの屋号地図(by Awazu)です。9割が全半壊の塩谷にあって、今はこの屋号地図が住民の記憶以外では、唯一震災前の集落の形を思い浮かべることのできるものになってしまったのかもしれません。

集団移転などそれぞれの環境が変化する中で、昔から受け継がれてきたこの屋号はどうなるのだろうかと勝手に思う。もともと人々の記憶の中にしか存在しない屋号ではあるが、この塩谷に限らず、中越地震で消えようとしている屋号はいったいどれだけあるのだろうか?