『★パスモを見たことのない専業主婦とは★』[2008年11月14日(金)]
ここ一週間、私と中二の娘は毎朝、最寄りの駅まで、いつものバスではなく、私の運転するマイカーで通っています。私たちが降りた後、助手席の妻が運転を交代し、自宅に戻る仕組みです。
地球温暖化に逆行することは重々承知していますが、これには訳があります。娘が膝を痛め、満足に歩行することができない状況なのです。
その原因はというと、背丈の伸び盛りにありがちな、いわゆる“成長痛”というやつです。ここ二年ほどの間に彼女はすくすくと育ち、20センチ以上も身長が伸び、あっという間に妻の背丈を“一首”近く越え、私の背丈にまで達する勢いです。
もう止まったと思いきや、なおも成長を続ける彼女は、膝関節の発達が追いつかず、何度も悲鳴を上げ、そのたびに整形外科に通っているのです。今回も同じパターンのようです。
駅でマイカーを降り、改札口に到達すると、「パスモ(PASMO/ICチップ内臓の鉄道・バス共通の乗車カード)が入っている財布がない!」と言い出しました。
「家を出る際、通学カバンの中に仕舞ってあるのを、しっかり確認したのに・・・」と、本人は言っていますが、子供の言うことは所詮信用できません。
カバンの中身をあらいざらい全部出させ、一緒に探してみたのですが、確かに見当たりません。ふと、あることを思い出しました。
私が先ほど運転していた際、途中の交差点で、黄色の注意信号に引っ掛かり、無理をせず、ブレーキを踏み込み停車したのでした。若干、急制動気味となり、停車した弾みで“ゴトン”と、何かが倒れる音が車内に響きました。
彼女は後部座席において、リクライニング・シートを最大限後ろに寝かせ、仰向けにふんぞり返り、わずかな時間にもかかわらず、一時の睡眠をむさぼっています。床に置かれた彼女の通学カバンが、停車した弾みで倒れたのでした。
妻がすかさず、「何か倒れたんじゃない? 中身は飛び出していない? 大丈夫?」と彼女に問いかけました。「ムニャ、ムニャ、大丈夫・・・・」
案の定、妻の忠告にもかかわらず、良く確かめもせず、そのまま改札口に来てしまったのです。彼女も思い当たる出来事に気付いたようです。「あっ、思い出した。あの時だ!」と小さく叫びました。
それ見たことかと思い、「お母さんに言われたのに、よく確かめないからだ、反省しろ!」と叱ったところ、「違う! お父さんが悪い! 急ブレーキをかけたからだ!」だそうです。
知能が未発達な子供と言い合っているほど、朝の私は暇ではありません。彼女の切符を買ってやり、そのまま赤坂見附の駅に二人で到着しました。
早速、妻に連絡、車内を捜索させたところ、財布は無事に発見されました。運転席の下に落ちていたとのことでした。帰りの交通費を娘に渡し、念のため、「財布の中にパスモはあるのか?」と妻に問いかけたところ、「そんなモン、ないですよ・・・」と、あっさり言います。
何とも不思議な展開となってきました。「財布はあったのに、中にパスモがないということか?」と再度確認すると、「そのとおりだ!」と断言します。
頭がクラクラしてきました。そのまま娘と別れ、取りあえず事務所に到着、再度、妻に確認の連絡を入れました。
「娘は財布の中にパスモを入れておいた、と言っているが、本当にないんだな? では、ややこしい話かもしれないが、倒れたカバンから財布が飛び出し、飛び出した財布からパスモが抜き落ちたのかもしれない。もう一度、車内を捜索しろ!」
結果はと言うと、「やはり、ありません。」とのことでした。「では聞くが、財布の中には何が入っていたか解説しろ!」
と言うことで、妻は「小銭が少々、コンビニのレシート三枚、テレホンカード一枚、・・・」と羅列してゆきます。「それと、地下鉄の定期券・・・」
「ちょっと待て、今、地下鉄の定期券と言ったな? どんな定期券だ?」
「プラスチック製で、地下鉄の絵が描いてあって、有効期間と、荻窪・赤坂見附と利用区間が書いてあります! 普通の定期券です!」と言い放ちます。
「馬鹿モン! それがパスモなんだ! ICチップが内蔵された定期券のことをパスモと言うんだだ!」
何のことはない、専業主婦の妻は、パスモについて、言葉では聞いていたものの、実物を見るのは初めてだったのです。表面に“パスモ”と日本語で記載され、数字が羅列された、クレジットカードのようなものを想像していたとのことです。
皆さんに対する海の事故の解説が私の使命だと認識していましたが、実は“灯台下暗し”、家族への社会事情の解説が疎かだったようです。反省しています。今日は朝からドタバタしてしまい、馬鹿な話で終始してしまいました。お後がよろしいようで・・・。

地球温暖化に逆行することは重々承知していますが、これには訳があります。娘が膝を痛め、満足に歩行することができない状況なのです。
その原因はというと、背丈の伸び盛りにありがちな、いわゆる“成長痛”というやつです。ここ二年ほどの間に彼女はすくすくと育ち、20センチ以上も身長が伸び、あっという間に妻の背丈を“一首”近く越え、私の背丈にまで達する勢いです。
もう止まったと思いきや、なおも成長を続ける彼女は、膝関節の発達が追いつかず、何度も悲鳴を上げ、そのたびに整形外科に通っているのです。今回も同じパターンのようです。
駅でマイカーを降り、改札口に到達すると、「パスモ(PASMO/ICチップ内臓の鉄道・バス共通の乗車カード)が入っている財布がない!」と言い出しました。
「家を出る際、通学カバンの中に仕舞ってあるのを、しっかり確認したのに・・・」と、本人は言っていますが、子供の言うことは所詮信用できません。
カバンの中身をあらいざらい全部出させ、一緒に探してみたのですが、確かに見当たりません。ふと、あることを思い出しました。
私が先ほど運転していた際、途中の交差点で、黄色の注意信号に引っ掛かり、無理をせず、ブレーキを踏み込み停車したのでした。若干、急制動気味となり、停車した弾みで“ゴトン”と、何かが倒れる音が車内に響きました。
彼女は後部座席において、リクライニング・シートを最大限後ろに寝かせ、仰向けにふんぞり返り、わずかな時間にもかかわらず、一時の睡眠をむさぼっています。床に置かれた彼女の通学カバンが、停車した弾みで倒れたのでした。
妻がすかさず、「何か倒れたんじゃない? 中身は飛び出していない? 大丈夫?」と彼女に問いかけました。「ムニャ、ムニャ、大丈夫・・・・」
案の定、妻の忠告にもかかわらず、良く確かめもせず、そのまま改札口に来てしまったのです。彼女も思い当たる出来事に気付いたようです。「あっ、思い出した。あの時だ!」と小さく叫びました。
それ見たことかと思い、「お母さんに言われたのに、よく確かめないからだ、反省しろ!」と叱ったところ、「違う! お父さんが悪い! 急ブレーキをかけたからだ!」だそうです。
知能が未発達な子供と言い合っているほど、朝の私は暇ではありません。彼女の切符を買ってやり、そのまま赤坂見附の駅に二人で到着しました。
早速、妻に連絡、車内を捜索させたところ、財布は無事に発見されました。運転席の下に落ちていたとのことでした。帰りの交通費を娘に渡し、念のため、「財布の中にパスモはあるのか?」と妻に問いかけたところ、「そんなモン、ないですよ・・・」と、あっさり言います。
何とも不思議な展開となってきました。「財布はあったのに、中にパスモがないということか?」と再度確認すると、「そのとおりだ!」と断言します。
頭がクラクラしてきました。そのまま娘と別れ、取りあえず事務所に到着、再度、妻に確認の連絡を入れました。
「娘は財布の中にパスモを入れておいた、と言っているが、本当にないんだな? では、ややこしい話かもしれないが、倒れたカバンから財布が飛び出し、飛び出した財布からパスモが抜き落ちたのかもしれない。もう一度、車内を捜索しろ!」
結果はと言うと、「やはり、ありません。」とのことでした。「では聞くが、財布の中には何が入っていたか解説しろ!」
と言うことで、妻は「小銭が少々、コンビニのレシート三枚、テレホンカード一枚、・・・」と羅列してゆきます。「それと、地下鉄の定期券・・・」
「ちょっと待て、今、地下鉄の定期券と言ったな? どんな定期券だ?」
「プラスチック製で、地下鉄の絵が描いてあって、有効期間と、荻窪・赤坂見附と利用区間が書いてあります! 普通の定期券です!」と言い放ちます。
「馬鹿モン! それがパスモなんだ! ICチップが内蔵された定期券のことをパスモと言うんだだ!」
何のことはない、専業主婦の妻は、パスモについて、言葉では聞いていたものの、実物を見るのは初めてだったのです。表面に“パスモ”と日本語で記載され、数字が羅列された、クレジットカードのようなものを想像していたとのことです。
皆さんに対する海の事故の解説が私の使命だと認識していましたが、実は“灯台下暗し”、家族への社会事情の解説が疎かだったようです。反省しています。今日は朝からドタバタしてしまい、馬鹿な話で終始してしまいました。お後がよろしいようで・・・。














