『★イージス艦海難、東郷元帥に学ぶべき?★』[2008年10月02日(木)]
今年2月19日、海上自衛隊のイージス艦“あたご”と、千葉県・新勝浦市漁協所属の漁船“清徳丸”が衝突、親子2人の漁船員が行方不明(後に死亡認定)となった海難に関するお話です。
先日、幸運なことに、某図書館の貴賓書庫に立ち入る機会に恵まれました。その書庫には、その昔、帝国海軍が所有していた国内外の海事・海戦関係図書など、約8,000冊が収められているのです。
あのネルソン提督(1758年〜1805年、アメリカ独立戦争、ナポレオン戦争などで活躍した英海軍の提督)が絶賛したと言う、ジョン・クラーク著の“海軍戦術論(1804年)”など、海事関係者ならば一度は耳にしたことがあろう名著の数々に、さすがの私も圧倒されました。
なんでも、これらの蔵書は、昭和26年、日比谷図書館に保存されていたものを譲り受けたそうで、本来ならば、その三年後に発足した自衛隊に移管されるべきところ、受け取らなかっために、そのまま残されているとの説明を受けました。
私がもっとも興味を抱いたのは、東郷平八郎元帥が所有していた多数の寄贈図書です。言うまでもなく東郷元帥は旧帝国海軍の軍人で、日露戦争の折、当時無敵と謳われていたロシアのバルチック艦隊を日本海海戦で撃滅した世界的著名人です。
昭和初期に生まれた私の亡き母から、生前、繰り返し聞かされた話があります。
「私が赤ん坊の時、母(私の祖母)に背負われて、近所の公園を散歩していると、ばったり東郷元帥とお会いしたそうだよ。元帥は背負われた私を覗き込み、“女の子ですね、可愛らしい。がんばって、育ててあげなさい。”とお声をかけてくださったそうだよ。」
調べてみると、たしかに晩年の東郷元帥のお住まいは、当時の母の住居のすぐ近所でした。おそらく、東郷元帥にお声をかけていただいたのは、本当の話なのでしょう。
明治から大正が東郷元帥の活躍期でしたが、昭和初期にあっても、東郷元帥は国民的ヒーローであることに何ら変わりありませんでした。
母の父(私の祖父)はノモンハン事件を生き残った職業軍人、当時、母子を残したまま、そのまま中国大陸で従軍していました。雲上人のような方から、直接お声をかけていただいた母子の喜び、そして沸き立つ勇気は想像を絶します。
さて、自衛隊の受け取らなかった東郷元帥の蔵書の中には、彼が英国留学中に愛読した、当時の海軍教育に関するものも含まれています。今一度、どなたかに紐解いていただき、今後の海上自衛隊における、不祥事の再発防止対策にも役立てていただきたいものです。

先日、幸運なことに、某図書館の貴賓書庫に立ち入る機会に恵まれました。その書庫には、その昔、帝国海軍が所有していた国内外の海事・海戦関係図書など、約8,000冊が収められているのです。
あのネルソン提督(1758年〜1805年、アメリカ独立戦争、ナポレオン戦争などで活躍した英海軍の提督)が絶賛したと言う、ジョン・クラーク著の“海軍戦術論(1804年)”など、海事関係者ならば一度は耳にしたことがあろう名著の数々に、さすがの私も圧倒されました。
なんでも、これらの蔵書は、昭和26年、日比谷図書館に保存されていたものを譲り受けたそうで、本来ならば、その三年後に発足した自衛隊に移管されるべきところ、受け取らなかっために、そのまま残されているとの説明を受けました。
私がもっとも興味を抱いたのは、東郷平八郎元帥が所有していた多数の寄贈図書です。言うまでもなく東郷元帥は旧帝国海軍の軍人で、日露戦争の折、当時無敵と謳われていたロシアのバルチック艦隊を日本海海戦で撃滅した世界的著名人です。
昭和初期に生まれた私の亡き母から、生前、繰り返し聞かされた話があります。
「私が赤ん坊の時、母(私の祖母)に背負われて、近所の公園を散歩していると、ばったり東郷元帥とお会いしたそうだよ。元帥は背負われた私を覗き込み、“女の子ですね、可愛らしい。がんばって、育ててあげなさい。”とお声をかけてくださったそうだよ。」
調べてみると、たしかに晩年の東郷元帥のお住まいは、当時の母の住居のすぐ近所でした。おそらく、東郷元帥にお声をかけていただいたのは、本当の話なのでしょう。
明治から大正が東郷元帥の活躍期でしたが、昭和初期にあっても、東郷元帥は国民的ヒーローであることに何ら変わりありませんでした。
母の父(私の祖父)はノモンハン事件を生き残った職業軍人、当時、母子を残したまま、そのまま中国大陸で従軍していました。雲上人のような方から、直接お声をかけていただいた母子の喜び、そして沸き立つ勇気は想像を絶します。
さて、自衛隊の受け取らなかった東郷元帥の蔵書の中には、彼が英国留学中に愛読した、当時の海軍教育に関するものも含まれています。今一度、どなたかに紐解いていただき、今後の海上自衛隊における、不祥事の再発防止対策にも役立てていただきたいものです。




