『★第58寿和丸転覆海難、海難原因を大胆推測(その2)!★』[2008年07月03日(木)]
6月23日午後、千葉県・犬吠崎の沖合の太平洋上で、福島県・いわき市の巻き網網漁船“第58寿和(すわ)丸(135トン)”が転覆し後に沈没、死者・行方不明者が出ている海難の続報です。
この事故では3人の方が救助されたものの、4人の方が死亡、残り13人の方はいまだ行方不明のままです。
海上保安庁による捜索は打ち切られ、対策本部は解散されました。一方、遼船による捜索は、ひところに比べ大幅に縮小し、2隻体制とはなったものの継続しています。昨日(7月2日)、遼船が再び現場海域に向かい、小名浜港を旅立ってゆきました。
出港に先立ち、小名浜港では行方不明者の早期発見を祈る行事が開催されました。“施餓鬼(せがき)”と呼ばれるこの行事には、行方不明者の家族のほか、漁協関係者ら約200人が参加しました。
祈願のための僧侶による読経が行なわれ、行方不明者の家族には、供物(うどん)や行方不明者の名前が書かれた木札などが手渡されたそうです。
これらの品々は遼船に託され、事故現場海域で海中に投げ入れるとのことです。“うどん”飢えに苦しむ行方不明者に捧げる意味のほか、生還のためのロープを意味し、行方不明者がそれを利用して戻ってきてほしいという思いが込められているとのことです。
その他、遼船には行方不明者の家族らから、好物や嗜好品なども託され、家族らは最後の願いを託し、遼船が見えなくなるまでいつまでも見送り、泣き崩れる女性や涙をぬぐう男性もいたとのことです。
悲惨な海難が起こるたびに、こうした光景を目のあたりにします。私自身も、海事専門家として自分の力の足りなさを心底感じ、胸が張り裂けそうになります。月並みな言葉かもしれませんが、二度と繰り返してほしくありません。私も決意を新たに努力したいと思います。
さて、現場海域の事故当時の映像を見た方はお気付きのとおり、ロープが海面近くの海中をプカプカと浮遊しているのが確認できました。
長さはおそらく、直線に伸ばせば、200メートルから300メートルはあったと思われます。色は濃い黄色又はオレンジ色に見えました。
太さはあくまでも推定ですが、20ミリ程度のものではないでしょうか。一体あれは何なのでしょうか。
黄色だとしたら、まず、巻き網用のロープという可能性がまず考えられます。1艘巻き網漁船の第58寿和丸は、当然、巻き網用のロープを有しています。色は通常白が多いのでしょうが、黄色もあり得ます。
しかし、オレンジだとしたら、他のロープの可能性もあります。言うまでもなく、オレンジ色は救命色です。私の知る限り、オレンジ色のロープは救命に関する備品にのみ多用されています。
たとえば、救命索など救命器具に使用されているロープ類は、ほぼ例外なくオレンジ色のはずです。シーアンカーのロープも、通常、白又はオレンジ色に塗装されていることが多いのではないでしょうか。
本ブログの愛読者の皆さんは既にご承知のとおり、私ははじめから三角波やフリーク波ありきではなく、シーアンカー(パラシュートアンカー)の離脱や漁具の移動など、あらゆる可能性を考えることが肝要と伝えてきました。
したがって、海面近くの海中をプカプカと浮遊していたあのロープが、巻き網用のロープなのか、シーアンカー(別名:パラアンカー)のロープなのか、確認する必要があります。

この事故では3人の方が救助されたものの、4人の方が死亡、残り13人の方はいまだ行方不明のままです。
海上保安庁による捜索は打ち切られ、対策本部は解散されました。一方、遼船による捜索は、ひところに比べ大幅に縮小し、2隻体制とはなったものの継続しています。昨日(7月2日)、遼船が再び現場海域に向かい、小名浜港を旅立ってゆきました。
出港に先立ち、小名浜港では行方不明者の早期発見を祈る行事が開催されました。“施餓鬼(せがき)”と呼ばれるこの行事には、行方不明者の家族のほか、漁協関係者ら約200人が参加しました。
祈願のための僧侶による読経が行なわれ、行方不明者の家族には、供物(うどん)や行方不明者の名前が書かれた木札などが手渡されたそうです。
これらの品々は遼船に託され、事故現場海域で海中に投げ入れるとのことです。“うどん”飢えに苦しむ行方不明者に捧げる意味のほか、生還のためのロープを意味し、行方不明者がそれを利用して戻ってきてほしいという思いが込められているとのことです。
その他、遼船には行方不明者の家族らから、好物や嗜好品なども託され、家族らは最後の願いを託し、遼船が見えなくなるまでいつまでも見送り、泣き崩れる女性や涙をぬぐう男性もいたとのことです。
悲惨な海難が起こるたびに、こうした光景を目のあたりにします。私自身も、海事専門家として自分の力の足りなさを心底感じ、胸が張り裂けそうになります。月並みな言葉かもしれませんが、二度と繰り返してほしくありません。私も決意を新たに努力したいと思います。
さて、現場海域の事故当時の映像を見た方はお気付きのとおり、ロープが海面近くの海中をプカプカと浮遊しているのが確認できました。
長さはおそらく、直線に伸ばせば、200メートルから300メートルはあったと思われます。色は濃い黄色又はオレンジ色に見えました。
太さはあくまでも推定ですが、20ミリ程度のものではないでしょうか。一体あれは何なのでしょうか。
黄色だとしたら、まず、巻き網用のロープという可能性がまず考えられます。1艘巻き網漁船の第58寿和丸は、当然、巻き網用のロープを有しています。色は通常白が多いのでしょうが、黄色もあり得ます。
しかし、オレンジだとしたら、他のロープの可能性もあります。言うまでもなく、オレンジ色は救命色です。私の知る限り、オレンジ色のロープは救命に関する備品にのみ多用されています。
たとえば、救命索など救命器具に使用されているロープ類は、ほぼ例外なくオレンジ色のはずです。シーアンカーのロープも、通常、白又はオレンジ色に塗装されていることが多いのではないでしょうか。
本ブログの愛読者の皆さんは既にご承知のとおり、私ははじめから三角波やフリーク波ありきではなく、シーアンカー(パラシュートアンカー)の離脱や漁具の移動など、あらゆる可能性を考えることが肝要と伝えてきました。
したがって、海面近くの海中をプカプカと浮遊していたあのロープが、巻き網用のロープなのか、シーアンカー(別名:パラアンカー)のロープなのか、確認する必要があります。




