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海洋汚染情報 −海の事件簿−
海上で起きた重大な汚染事件・事故について、独自の視点から鋭くメスを入れ、分析・解説する”海の社会部デスク”、その名も”元海の男”、職業”(さすらい派)研究員”による海の事件簿。
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『★仙人生活からの復帰、またも熟年ヨットマン海難発生か?★』 [2007年08月03日(金)]
前回のブログでお伝えしたとおり、今週、私は夏季休暇をとっています。昨日までは、都会の喧騒を離れ、家族ともども南伊豆の某所でアウトドア三昧の生活を過ごしていました。

いつもの癖で、パソコンはしっかり持参したものの、インターネットの接続は予想していたとおり叶いませんでした。「ならば、ついでに!」ということで、意識して新聞も読まず、さらに、テレビ・ラジオも視聴しないという、仙人のような隠匿生活を三日間も続けました。

唯一、手元には“トム&ジェリー6”と“ホームアローン2”の二枚のDVDだけ、世の中の新しい情報の入手は、まったく期待できない状況でした。

早朝は近くの漁港内で海釣りを楽しみ、日中は人出の少ない美しい浜でスキューバー・ダイビング(もどき)に挑み、泳ぎ疲れたら近くの温泉場の露天風呂に浸かり、夕刻は大胆な野外料理の腕を振るう、こうした単純な生活が続きました。

結果、頭の中は見事に“真っ白”、比較的低料金にて、まんまと脳内リフレッシュに成功したのです。

東京への帰りの車中、「三日間の隠匿生活の間、一体、世の中で何が起こったのだろうか?」、こんな話題で妻と盛り上がりました。二人の下した“大胆予測”は以下の四つでした。

1. 梅雨明けは伊豆だけで、東京都内はまだ明けていない。
2. 参院選後の与党内部の不満に耐え切れず農水大臣を更迭。
3. 朝青龍が引退を表明し、総合格闘技への転向を宣言。
4. 大きな海難は発生していない

どうやら、2.と4.の二つは当たっていたようです。情報源は無くても、何とかなるということなのでしょうか。

そう言えば、またも熟年ヨットマンによる遭難騒ぎが起こっているようです。報道によれば、パラオ諸島から千葉県・木更津市のマリーナを目指し、ヨット「パーチャル5417」(約4総トン)で単独航海中の千葉県在住のIさん(67歳)が、7月30日の定時連絡を最後に、所在不明になっているとのことです。

第三管区海上保安本部(横浜)によると、Iさんは7月17日にパラオを出航し、8月上旬、補給のため小笠原諸島・父島に寄航する予定だったとのことです。

Iさんは、毎日正午ごろ、マリーナあてに無線による定時連絡を行っていましたが、7月30日、父島の南西約850キロメートルでの連絡を最後に、翌31日からは途絶えているとのことです。

海上保安庁などは、8月1日と2日、航空機を現場海域に出動させ捜索を行いました。また、巡視船1隻を現場海域に向かわせ捜索を行うとのことですが、今のところ有力な情報は得られていません。

どうやらIさんのヨット、最後の連絡を寄越した7月30日、今般日本を襲った台風5号にかなり接近していた模様で、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性も否定できません。

以前のブログでもお話したとおり、ここ最近、熟年ヨットマンによる長距離クルージング中の海難や救助要請事例が増えています。

昔と違い、船に装備する通信機器や航海計器が格段に進歩した現在、ヨットによる冒険航海や長距離クルージングは、命知らずで体力のある青年だけの特権ではなくなり、比較的時間的な縛りが少ない、熟年層のベテランヨットマンも多く参加するようになりました。

無論、熟年だからだめだとか、命知らずで体力さえあれば良いというものでもありません。要は自分の技量や体力に見合った楽しみ方をすれば良いだけです。

しかし、通信機器や航海計器の格段の進歩に頼りきるのは大変危険です。人間の力など到底及びもつかない、大自然を相手にした危険なスポーツであることを十分に認識しなければなりません。

一刻も早く、Iさんと愛艇が無事発見されることを心からお祈り申し上げます。また、海上保安庁などの懸命の捜索活動に心から感謝申し上げます。



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