こんにちは。事務局の森です。
先週末から、いよいよ梅雨らしいお天気になっています。
まだそれほど暑くはないけれど、ジメジメします〜。
さて、そんななか、世話人の村田さんのご紹介で、
ある企業にお邪魔する機会がありました。
次号のメルマガにも掲載予定ですが、
このブログをご覧の皆さまに、一足先に、ご紹介いたします。
今回お邪魔したのは、名古屋市のお隣、愛知県豊明市において
資源リサイクル業を営む、株式会社中西さん。
しかし、
「なぜ、資源リサイクルの会社に、協議会事務局が訪問するの??」
こんな疑問を持たれるかと思います。
それは、中西さんが、本業を通じて社会的責任をきっちり果たされている会社であるから。
本業を通じて社会的責任を果たす…?
いったいどういうことなのでしょうか…
それでは、取材の様子をご覧ください。
中西さんでは、資源リサイクル業の現場作業員として、
20年以上前から知的障がいを持つ人々を積極的に雇用してこられました。
しかし、実際に笠原社長にお会いして現場を見学させていただくと、
「障がい者雇用で社会貢献に取り組んでいます!」というような
意気込んだ感じはまったく無く、ごく普通に
障がいのある人もない人も広く雇用しているという雰囲気を感じることができました。
社員の働きぶりについて語る笠原社長(右)
24年前、ある障がい者福祉団体から障がいを持つ人の雇用を打診されたことで、
知的障がい者の継続的な雇用をスタート。現在では、従業員50名のうち(事務職含)、
26名が障がいを持つ社員で占められています。
障がいを持つ社員のうちのほとんどは、
養護学校を卒業してすぐ入社された方であるとのことでした。
一般的に、知的障がいを持つ方々は養護学校を卒業すると、
そのうちの7割程度の(比較的障がいの程度の軽い方)は、
一般企業に就職されるのですが、残りの3割の方(比較的重度の方)は、
一般企業への就職をあきらめ、作業所・授産施設に入ることがほとんどなのだそう。
しかし笠原社長は、
その3割の人々の中でも、丁寧に訓練を行えば
一般企業で就労することが可能な人はたくさんいる。
といいます。実際、中西さんでは、通常は一般企業には就職できないと言われるような
重度障がいを持つ方々を積極的に採用しています。
そして、丁寧な訓練を重ねることで、彼らもまた株式会社中西にとって
重要な戦力に育っているのです。
お話を伺ったあとは、現場を見学させていただきました。
回収されてきた空き瓶の仕分け・空き缶の圧縮・ペットボトルの圧縮など、
様々な現場がありますが、どの方が障がいを持っていて、
どの方が持っていないのか、ちょっと仕事風景を見せいただいただけでは、
まるでわかりませんでした。この人たちの中に本当に
「重度障がい」と言われる人がいるとは考えられないほどです。
しかし、この職場を障がいのない人だけで運営していくことも、
もちろんできるはずなのです。むしろ、より少数の健常者を雇って運営したほうが、
人件費を削減でき、より多くの利益を確保できるかもしれません。
しかし、中西さんはそんな経営を求めていません。
それは、障がいを持つ人も持たない人も、それぞれの能力を活かして
活躍できる職場を提供し続けることが、中西さんの経営理念だからなのです。
これからも引き続き、
「本業を通じて社会的責任を果たす」
そんな中小企業を、どんどん発掘していきたいと思います。