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笑顔わくわくマガジン〜ステキなひとに、きいてみたい〜

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芸術・スポーツ

LapoLapoLa(前半)



時計をみると13時、「ぐーっ!!!」

おなかが鳴る。そうだった・・・私は今朝ちょっと寝坊をしホテルの朝ご飯に
間に合わなかったのだ。私が好きな食べものそれは「新鮮なお野菜」。

「いつから好きになったのだろう?」

子どものころお鍋に必ず入っている春菊が食べられなくて、
いつも母親に怒られていたのが懐かしい。

しかし大人になるにつれあの香りとシャキシャキとした歯ごたえを覚えて、
冬になりお鍋の季節になると「春菊食べたいな・・・。」

なぜかそう思うのである。

最近「地産地消」という言葉をよく耳にする。その土地でとれたものはその土地で消費する
ここ北海道で食べられる野菜といえば、とれたてのアスパラやトマト。

まさに今が旬!旬!旬!なのである。

ステイ先のホテルで開催中の旬のお野菜ビュッフェランチをたらふく頂き、パワーも充電!
笑顔もすっかりと戻った。人間、腹が減っては戦ができぬとはよく言ったものだなぁ。

さて私が今日次にお会いするのはボーダーレスギャラリーをLapoLapoLaを主宰されている
アーティスト、工藤和彦さんである。



旭川駅からから美術館の方へ北に歩いて10分。
ボーダーレスギャラリーLapoLapoLa(ラポラポラ)」。

今日お会いするのはLapoLapoLa代表でここギャラリーのプランナーも務めていらっしゃる
工藤和彦(くどうかずひこ)さん。

「ようこそおいで下さいました。こちらです!」

そのギャラリーには作品があちらこちらに飾られているというより、散りばめられていた。
というのもちょうど一つの企画展が終わり、後片付けをしつつ次の展示の準備をされている
というとってもお忙しいところだったのだ。

入ってみるとそこはとても居心地のよい素敵な空間。

「すみません、おじゃまします。」

これから始まるアートの世界に、私の心はわくわくと揺さぶられた。



003 LapoLapoLa 代表・プランナー 工藤和彦(くどうかずひこ)さん
特定非営利活動法人 LapoLapoLa

(ボーダレス★アートギャラリー主催 旭川魂のつまった陶芸アーティスト)



工藤和彦(くどうかずひこ)」さん。
神奈川県生まれの39歳。陶芸作家。
現在はテレビのない旭川市に在住。5人家族。

工業高校デザイン科進学中に陶芸の魅力を知り、
瀬戸、常滑、信楽、備前などの焼き物の産地をめぐり、陶芸作家を訪ねる。

信楽焼作家神山清子先生、神山賢一先生に師事し、半地下式穴窯による薪焼成、
粘土の扱い、釉薬の調合など内弟子となり学ぶ。

91年滋賀県内の福祉施設で作られた「アウトサイダーアート」に興味を持ち、
福祉施設で陶芸の職業指導員となる。



93年には北海道剣淵町の福祉施設の開設に伴い、窯業の指導員として迎えられる。
剣淵町の地元粘土に興味を持ち、積極的に素材として扱うようになる。

96年個人作家として独立、剣淵町11区6線に自宅兼工房の「六線窯」を設ける。
薪窯での創作を試みるがほとんど大失敗に終わる。
主に北海道北部の土石原料の調査を行う。

98年横浜「いつこう」にて初個展。以後、全国各地にて個展、グループ展に参加。

2001年より当麻町に移住し、中古の電気窯を入手し使用を始める。
温度と還元雰囲気を微妙に調整する事が可能となり、「黄粉引(きこひき)」が完成する。

翌年東京六本木AXISにあるサボア・ヴィーブルで個展(以後毎年)。

2003年うつわの全国公募展にて「黄粉引平片口鉢」
料理研究家の栗原はるみさんによって「栗原はるみ」大賞に選ばれる。
この片口シリーズは後にクラフトセンタージャパンの選定品にもなっている。

その後、作家としてさまざまな分野で活動の場を広げ、個展を中心に東京で活動を
広げられている。



※ アウトサイダーアート 

特に芸術の伝統的な訓練を受けていなくて、名声を目指すでもなく既成の芸術の流派や
傾向、モードに切り取られることなく「自然に表現した」という作品のことをいう。



Q 本業は器をつくられている作家さんですが、ラポラポラの設立のきっかけを教えてください。

福祉施設で働いているときにモノを作っている人やその作品が面白かったんです。
それがまずきっかけですね。とにかく彼らの個性がおもしろかった。

施設で展覧会の企画をやっていくにつれ、施設と連携をしてやっていくことが難しい
そして横のつながりがないということを知り、もっと飛び越えてなにかできることはないか
任意団体を平成17年に立ち上げました。

NPO法人にしたのは半年後の18年。
法人格にしたことで、大きな展覧会をするときに助成金を受けることができたり、
事業を大きくできるそういうのがメリットでしたね。



今私たちの団体は中核になってくれている人が5〜10人で、
友の会会員になってくれている人はおおよそ80人です。

会費は個人の方で年間1口1000円で2口以上 
団体会員の方は年間1口5000円で2口以上です。


会員になると展覧会の案内やボランティアでお手伝いしてもらいたいときに
連絡がいったり、道外の人も結構多いです。


Q 実際にLapoLapoLaの「旅する雑貨店」ができたいきさつを教えて下さい。



福祉施設では面白い雑貨をつくっているのですが、なかなか売り先がないんです。
この感性をわかっているひとに売るというのがまず難しい作業。

最初はその品物を各地から集めてギャラリーで売っていました。

最初はとても反響はあったのですが、旭川のこの場所で売れるのには限界があった、
つまりどのように広げていくかが課題でしたね。

誌面の方でも作品を紹介してもらったのですが、具体的に誌面から
商品が流れるわけではないんです。

福祉施設は商品を売ってその収入を還元したいので、
直に物がいろんなところで見られるにはどうしたらを再度考え直しました。



僕自身も焼き物の個展をしているときに、ギャラリーごと作品を回していくんですが、
東京の個展会場から大阪へ、そして売れた分・スペース分の空きが出ると
再度また焼き物を送るんです。

でそのときの送料ってどこに送ってもそんなに変わらないということに気づきまして、
じゃあこの仕組みを生かそう

スペースをかりずにお金がかからずに物がリレーのように回っていくという
「旅していく」感じはどうかな?と考えました。

そしてどうせ旅をするならトランクだろう。そのようにして生まれました。

早速知り合いのギャラリーにトランクの雑貨店を置いてもらうことを始めました。
それが「旅する雑貨店」です。

「とりあえずそっちにトランクが行くので、それを開けてください」というだけ。
嫌という人はほとんどいないですね。


Q 面白いシステムですね。ちなみに具体的に雑貨店の作品が売れると、
どのくらいの割合で施設には収入が還元できるのですか?


雑貨店を置いてもらったお世話になったギャラリーに10〜15パーセント、
LapoLapoLaに10〜15パーセント、残りを施設に還元しています。

ギャラリーの方については10〜15パーセントというと送料など事務経費で
なくなってしまうのですが、「実際に売れる儲かる」というよりも
「そのコンセプトが面白いね」ということで付き合ってもらっているんです。




Q 雑貨店のトランクは今いくつあるのですか?

雑貨店は現在3つあります。日本中のギャラリーを転々と、回り続けています。
ひとつのお店が入れ替わり立ち替わり、作品も内容もどんどん変わっていくので・・・。
もうだいぶ旅していますよ。今、ちょうどここに一つ戻ってきていますね。




Q 先日、表参道ヒルズのエコイベントで置いてあるのを私、拝見してきました。
 
ありがとうございます。まあこれは一期一会みたいな出会いですよね。
「あそこにもあったね、ここにもあるよ」って。ただ中身はいつも違うみたいな。





手作りのスーツケースの様な箱は愛らしく、部屋に飾りたいほどの代物です。

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2009年08月03日(Mon) UP 芸術・スポーツ