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2019年07月30日

コミボラ体験プログラム2019「八坂神社例大祭神輿担ぎ及び休憩所手伝い」報告

2019年07月30日(火)

コミボラ体験プログラム2019「八坂神社例大祭神輿担ぎ及び休憩所手伝い」報告

 先日15日(月・祝)、まちぴあの立地している今泉地区内にある八坂神社の祭事である「八坂まつり」(例大祭・天王祭)が催されました。無病息災、疫病神払いを祈念しお神輿や山車が街中を練り歩く“神輿渡御”の協力参加として始まり、

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今泉八坂神社にて担ぎ手担当者から説明

 今年で3年目、昨年同様神輿担ぎ及び休憩所手伝いとして栃木県立宇都宮白楊高等学校生12名及びまちぴあスタッフ3名で協力してまいりました。 梅雨がまだ明けていなかったこともあり、天気に不安を覚えつつも、曇天で気温も程良くお祭り日和となりました。

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担ぎ手として学生全員が神輿を持ち上げた

 学生担ぎ手7名で神輿担ぎ及びお賽銭箱運びの協力として関わりましたが、1tもある神輿担ぎは中々大変なこと、地域の皆さんも無理しないようにと声かけをしていただきながら13:00〜16:30にかけて回りました。

 1年目の際は希望する学生のみが13:00〜19:00ぐらいかけて共に担ぎましたが、2年目からは学生の身体的疲労を考慮して途中までの参加とさせていただいております。

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各休憩所で担ぎ手の方と交流している様子

 13:00〜16:30の間に4箇所の休憩所を回りましたが、その際担ぎ手の方々と学生が話している様子がいくつか見ることができました。 昔使っていた神輿は現在の物より大きく、また、担ぐ部分が凹んでおり肩への負担が少なかったなどお話いただいたそうです。

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休憩所手伝いを行っている様子

 4箇所目の休憩所では周辺自治会による休憩所準備が行われていました。昨年同様水と冷麦、お赤飯のおにぎりなどを振舞う準備が行われていました。 前回同様、休憩所(商店)にて周辺単位自治会の皆さんと共に作業を行いました。

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休憩所に来る方々に配る冷麦の準備

 長年休憩所のサポートをされている皆さんにご指導していただきながら準備を進めていきました。担ぎ手などが到着すると地域の皆さんと協力しながら配っていました。 

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集合写真

 今年で3年目となる八坂神社例大祭神輿担ぎ及び休憩所手伝い」、終了後休憩所でお世話になった商店でお疲れ様会を行いました。お惣菜や冷奴、飲み物などいただきました。

 今回参加した学生たちからは「自分達が大人になった時にはこういったお祭りなどに参加していきたい」といった感想を聞くことができました。担ぎ手も休憩所手伝いも普段体験できないこともあり、良い経験になったかと思います。

 受入れていただいている八坂神社さんや単位自治会の皆さんに感謝しつつ、今後も関わって行きたいと思います。地域の皆様、高校生の皆さんお疲れ様でした。

【参考URL】これまでの参加記事
コミボラin宇都宮 〜今泉地域・八坂神社例大祭神輿担ぎ体験 報告
コミボラ体験プログラム「今泉地域・八坂神社例大祭神輿担ぎ体験」報告

(記事投稿:小松)

2019年07月29日

第48回釜川コケ落とし大作戦 実施報告

2019年7月29日(月)

 7月27日(土)、4月〜10月までの月1回開催しているボランティア体験活動「釜川コケ落とし大作戦」を行いました。

 例年、7月の釜川清掃といえば、まちぴあ登録団体でもある「とちぎYMCA」が実施しているホームステイ事業に参加しているアメリカ人高校生たちも参加する国際交流な清掃活動の機会となっております。

 今年の7月活動には、作新学院高校の国際交流ボランティアグループ「インターアクトクラブ」の皆さんをはじめ、4月からリピーター参加してくれている市内中学校の生徒さん、登録団体でもある高校生グループ「宮Friendly」高校生たちなど、

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 日米の若者たちがたくさん集まって下さいました。総勢45名となりまして、とても賑やかな釜川清掃となりました!!

 昨年同時期に行ったコケ落としのブログ記事を振り返ると、「暑い暑い」と連呼し、雨が少なくて心配という文面が踊っていましたが、今年は真逆。梅雨も明けない状態で、心配される台風の進路・・・という中での活動となりましたが、

「マイデッキブラシも持っていきます!」
「長靴も用意しました!」

 という、若人たちの熱意が通じてか、雨でもなく晴れでもない「釜川日和」こと曇りという最高の環境で行うことができました。気温は30度を超える予想もあり、暑いことが想定されていましたから。この点も天祐であったところですね。

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 さてさて。お互いの自己紹介もそこそこに、早速清掃活動を始めていきます。

 親水スペースの「じゃぶじゃぶ池」とその下流のエリアを清掃といういつものところに加え、z次回8月は地元商店街の皆さん、近隣小学校の子供たちも参加する「魚のつかみ取り」が今年も催される予定ということもあったので、

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 じゃぶじゃぶ池のもう一つ上流の地点も清掃箇所に加えて、ワイドに展開しました。

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 人数の多い活動だったからこそできる、広域な清掃活動。清掃機材が少なかったですが、デッキブラシを軍手に持ち替えて除草作業もしてみたりと、機転をきかせながら交換交換で活動してくれました。

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 そんな展開で活動していったので、1時間もかからないうちに釜川はどんどんきれいになっていきまして。活動の終盤には、下流のポイントでみんなが揃い清掃活動もでいきたので、ボランティアの動きが程よい潤滑油になりつつ、学生同士の交流も図られた模様でした。

「片付けもボランティアの内ですよね」

 と、若人たち。中学生のメンバーさんたちも今年数回参加でコケ落とし活動を熟知してくれていますからね。清掃が終わればデッキ回収の水洗い、そして飲み物で小ブレイク。

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 その辺のサポートもしてもらいながら、活動後には、今年もすっかりうちとけた皆さん同士。宇都宮名物の餃子を食べにいったご様子で、今年も素敵な交流となった模様です♪

 この流れも、昨年同様の姿でありまして。同じみな感じが素敵でしたね♪

 このような感じで、とても盛り上がった今回の釜川。次回は8月24日(土)に活動予定です。

 すでに記載しましたが、8月の活動では、「魚のつかみ取り」を中央地域、商店街の皆さんが行うのに併せての特別清掃の機会となります。

 お魚つかみ取りは小学生くらいまでの子どもさんが対象ですが、子ども達の夏休みの思いでつくりを一緒に行いたいというボランティアの皆さんは、ぜひ、ご参加ください。

 すでに、まちぴあホームページの方に募集記事も掲載していますので、ご家族でのご参加もお待ちしております♪

(記事投稿:小倉)

着物を着て楽しむ会「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦」取材報告

いよいよ来年に迫った東京オリンピック。
ちょうど開会式の1年前となる、7月24日(水)、全国27の着付・和装教室で構成されている全国和装学院連絡会では日本の文化で外国の方をお迎えしようと呼び掛け、全国で「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦&ゆかたの着方教室」が実施されました。
この事業は、文化庁beyond2020プログラムの認証も受けています。

まちぴあ登録団体「着物を着て楽しむ会」もこの動きに連動して、まちぴあを会場に「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦&ゆかたの着方教室」を開催しました。
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「着物を着て楽しむ会」代表で新堀君江着付教室を主宰する新堀先生の指導の下、会員のみなさんで帯結びを復習。「風船太鼓」など、ちょっと変わった帯結びにも挑戦していました。
まちぴあスタッフがモデルとなり、帯を2本使った帯結びのデモンストレーションも行いました。
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これが半幅帯と兵児帯、2本使った帯結びの完成例。伝統的な博多帯と現代的な兵児帯の組み合わせ方といい、振袖のような帯結びと、とても華やかです。浴衣帯でもこんな結び方出来るんですね〜(しかも三重紐無しです)


さて、皆さん艶やかな浴衣姿となった15時半過ぎ、まちぴあ玄関前で打ち水を行いました。
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昨日までの梅雨空から晴れ間が見えたこの時間帯、少量でも水を撒くとひんやりとした風が発生して、先人の知恵を実感しました。

さて、17:00に全国一斉で実施された「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦」。宇都宮では山野流着装教室栃木県支部の館野会長が発起人となり、二荒山神社前で開催。山野流の各教室から約30名が集まりました。
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先生方は山野オリジナルの揃いの青の浴衣。非常に目を引くものがあります。
交通量の多い場所でもあり、信号待ちの間に様子を伺う方も多くいらっしゃいました。
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

着物を着て楽しむ会は、この夏に浴衣に親しむ機会を作りたいと、8/24(土)に親子向けのゆかた着付け講座も開催します。
まちぴあ近くの地域での夏祭りが複数予定されていることもあり、着崩れしない子ども浴衣の着付け方、さらには親子での浴衣姿で夏の思い出をサポートしたいそうです。
子どもの着付けに自信が無いというお母さん、ぜひ参加してみて下さい。

(記事投稿:鈴木)

beyond2020プログラム ゆかた姿で納涼打ち水大作戦・全国ゆかた着方教室
山野流着装新堀君江着付教室
山野流着装教室Instagram


2019年07月27日

『SDGsの視点で描く、地域共生社会』参加報告

2019年7月27日(土)

いちごハートねっと事業 第1回「あんしん支援事業」関連研修会
『SDGsの視点で描く、地域共生社会』参加報告

 先日4日、栃木県社会福祉法人による「地域における公益的な取組」推進協議会 いちごハートねっと事業、社会福祉法人栃木県社会福祉協議会主催による第1回「あんしん支援事業」関連研修会『SDGsの視点で描く、地域共生社会』がとちぎ福祉プラザ 福祉研修室にて行われ、いちごハートねっと参加法人や各地の社会福祉協議会など約60名が参加しました。

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推進協議会 副会長 松野直之氏による挨拶の様子

 “いちごハートねっと事業”とは、栃木県内の116の社会福祉法人が参加し、地域で暮らす皆様の為に、公益的な取組みをしている団体です。 「誰もがつながり合う、真の共生社会を目指して」をテーマに、「地域共生社会」の実現に取組むための、セミナーを開催し、それぞれの立場から見える現状の共有から、取組んでいく課題の明確化・共有化を図っています。

 また、おこまり福祉相談として参加する全ての社会福祉施設(保育所、児童福祉施設、障がい者支援施設、老人福祉施設、救護施設等)で、施設種別の専門に関わらず、「福祉に関する何でも相談窓口」を設けています。

 昨年には、いちごハートねっと事業「第2回特別セミナー」〜誰もがつながり合う 真の共生社会を目指して〜に参加取材させていただきました。

 今回行われた第1回「あんしん支援事業」関連研修会『SDGsの視点で描く、地域共生社会』ではグループワーク〜2030SDGsカードゲームを体感してみよう!、講義・ワーク『SDGsの視点で描く、地域共生社会』、グラフィックレコーディング・クロージングというプログラムで行われました。

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吉岡 太郎氏によるゲームファシリテーター

 始めに (株)エイチ・アール・ディー研究所 2030SDGs公認ゲームファシリテーターである吉岡 太郎氏による2030SDGsカードゲームを体感してみよう!が行われました。

 2030SDGsカードゲームとは2人1組(または1人1組)になってプロジェクト活動を行うことで最終的にゴールを達成すること、そして、参加者全員で創り出す世界(経済・環境・社会を良くしていく)というものです。

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新田英理子氏による講義・ワーク

 次に講義・ワーク『SDGsの視点で描く、地域共生社会』ではこれまでの社会構造、全国のNPO法人の現状、SDGsのこと(作成されるまで、どんな内容なのか、読み方、取り組むに辺り参加者同士のワーク)が行われました。

 持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ(説明文として17のゴール・169のターゲット・230の指標をまとめたのがSDGs)」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。

 持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,各国で積極的に取り組んでいます。

 地球規模課題と国内課題の重なりでは食料安全保障、異常気象、エネルギー問題、生物多様性の減少、感染症、女性のエンパワーメント、強制労働、雇用問題、移民労働者、経済格差、差別、人権侵害、持続的な農業、放射能汚染、自然災害の多発など様々な問題が存在しています。

 また17のゴール1つ1つの内容について、細分化した目標、日本のSDGs達成度への評価、自治体・企業・地域の取り組みなどについての説明が行われ、ワークでは「あなたの地域が持続可能なために達成されていたい目標は?」、「あなたが生き生きと暮らしているために、どの木業が一番達成されていか?」などを考え、グループごとに共有する時間が行われました。

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認定イノベーションファシリテーター 近藤 隆氏によるクロージング

 最後に、今回のまとめとして、グラフィックレコーディング「学びの可視化」から気づくこととして、(株)本田技術研究所 先進技術研究所 認定イノベーションファシリテーター 近藤 隆氏よりクロージングが行われました。

 体験(カードゲーム)及び理解(講義・ワーク)の時間を経て、参加者それぞれが実行に移しましょうとお話していただきました。 「誰一人取り残さない」というSDGsの理念の通り、理解しどのように行動に移すことができるのかが今後の課題だと感じました。

(記事投稿:小松)

2019年07月26日

「会計ソフト使い方セミナー」実施報告

2019年07月26日

「会計ソフト使い方セミナー」実施報告

 今月24日、当法人主催、こらぼ経営労務支援センター共催で「会計ソフト使い方セミナー」を宇都宮市まちづくりセンターで行いました。会場にはNPO法人を中心に13名が参加しました。

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NPOマネジメント支援コンサルタント 田中義博氏によるセミナー

 初めに田中氏より会計記帳の基本知識についてお話していただきました。1998年NPO法が施行された当初の会計基準はありませんでしたが、2010年7月「NPO法人会計基準(複式簿記採用)」が策定されました。NPO法人が活動の財務上の結果を関係者に報告する目的で作る財務諸表には、一定期間の活動成績を明らかにする「活動計算書」、一定時点(期末)の財政状態を明らかにする「貸借対照表」などがあります。

 NPO法人の場合、特に税務申告をする際に会計ソフトが役立ちます。法人税の仕組みが分かりづらい(改正も多い)ため、外務専門家に任せることも考えられるとお話していただきました。

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ソリマチ株式会社担当者による使い方説明

 次にソリマチ株式会社担当者より、テキストなどを活用しながら会計ソフトの実際の使い方についてレクチャーが行われました。初期設定では部門設定、勘定科目設定など、帳簿処理では伝票入力、出納帳、簡易振替伝票など他集計処理や決算資料の作成について説明していただきました。

 筆者は今後NPO法人の会計業務に携わっていくこともあり、どのような操作ができるのか勉強する機会になりました。勘定科目が企業会計と少し異なり、なおかつ、科目が細かくて多いNPO法人会計。人件費が事業費と管理費に分かれること、事業の種類ごとに内訳の明示が求められることなどの注意点も含めて、会員・寄付者・助成団体・所轄庁など説明責任を果たせるよう今後さらに勉強していきたいと思いました。

【参考URL】
こらぼ経営労務支援センター(こらぼワーク内)
ソリマチ会計王NPOスタイル

2019年07月25日

第14回あなたの人生を聴かせて下さい〜多趣味が活動の幅を広げます♪

2019年7月25日(木)

 7月24日。宇都宮市豊郷地区市民センターを会場に、通算第14回目となる「あなたの人生を聴かせてください」を開催しました。

 「あなたの〜」は、まちぴあ登録団体をはじめとした、宇都宮市内で魅力的な活動を行っている団体のリーダーさんなど個人にスポットを当てたミニ講話企画です。

 今回のゲストは、2018年度の宇都宮市民活動助成事業の交付団体としての事業実施経験もある「軽音楽ボランティアバンドフレンズ」で代表をしておられる小林治夫さんです。

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 小林さんには、現在の活動につながるまでの経緯を含めたくさんお話を頂きました。

 まちぴあに登録し活動をスタートされたばかりの方や、今回の企画に関心を持たれたシニア世代の方など、27名がご参加下さいました。

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 小林さんは、昭和20年に武蔵野市で生まれ、大学卒業後、日本橋の衣料問屋を経て、本田技研工業(株)に就職し、製造・総務・営業と様々な分野で経験を積んだあと平成17年に定年を迎えられたそうです。

 学生運動まっただ中の時期に大学生活を送り、目標や自信を無くして過ごしていたこともあったそうですが、自分たちで企画したイベントでバンド演奏をして好評だったことが、“人に尽くすこと”“人を喜ばせる“のきっかけになったかもしれないと、語って下さいました。

 社会人になってしばらくは楽器を手にする暇がなかったそうですが、ある時ラーメン屋でたまたま隣に座った男性から「あなたは何か楽器を演奏しますか?よかったら一緒にやりませんか?」と声をかけてもらったのがきっかけとなり、奥様や音楽好きの知人が集まって「フレンズ」が結成されたそうです。

 小林さんのお話にしばしば登場したのが、若さを保つ秘訣ですね。

 若さ=年齢というわけでなく、仕事でもプライベートでも常にいろいろなものに興味をもったり、紆余曲折あって出会った仕事や事象、人物にも好き嫌いと簡単に決着をつけてしまうのではなく、その人や物事の

「良い所を見つける」

 ことを心掛けることで、自分の心の教養が社会人、リタイア後も続き、今の活動を含めた現状の小林さんに至っているということをお話しを聞いて納得した講話でありました。

 納得しましたが、言われたことが中々できないのが本当のところですよね。それが今に至るまで続けておられるからこその小林さんであられると思いました。

 「あなたの〜」企画では、このように活動者個人の方に、現在の活動に至るまでのストーリーを語って頂きますが、今回の小林さんも、いきなり音楽活動が始まったわけではなく、学生時代やお仕事をされていた時期を含めた日々の生活と時間の経過の中で、様々な人に出会い、様々な感銘や気づきをご自身の中で得、その一つの姿として、活動団体リーダーとしての小林さんの姿があると感じ入った次第です。

 今回は、会場の関係もあって登録団体としての活動の本旨でもある「バンド演奏」についてはおあずけとなってしまったのですが、「フレンズ」の皆さんは、歌謡・演歌・ポップ・フォークといった様々なジャンルの音楽を演奏し、市内の高齢者施設、敬老会などの地域の催事から、ひっぱりだこの皆さんです。

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 そのひっぱりだこの演奏も堪能したいところでしたけども。今回は、もう一つの顔でもある「下町ソバリエ」の姿をご披露頂きました。

 軽音楽バンドの皆さんと一緒に、栃木県八溝地区の畑で栽培し、収穫したそばの実で打った、おそばを振舞っていただいたのです!

 おそばはもちろん!!おいしかったですけども。

 一番びっくりしたのは、同席下さったバンドメンバーの皆さんも一緒になっておそばの振る舞いにスタンバイ下さり、講話のタイミングに合わせて、息ピッタリのお蕎麦登場♪♪

 バンド活動の傍ら、会社員時代に趣味でとったと言われた資格をきっかけに、仲間たちも巻き込んで魅力を伝え、それもよりみんなが楽しめるツールにされているとのこと。

 あうんの呼吸といいましょうか、お蕎麦の一連の動きをみても、「フレンズ」さんたちが単なる音楽披露グループではなく、自分たちが楽しみながら、相手(今回は私たち)を楽しませるコツと動きを熟知されているなぁと。

 その連携作業はセッションそのものでしたね。

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 真冬の日光・白滝の滝つぼでさらしたそばの実で作った、特別の「寒ざらし蕎麦」を振る舞ってもらいました。

 前日の夜と当日早朝にかけて蕎麦打ちしてくださったという貴重なお蕎麦で、参加者からも

「甘みがあっておいしい」

 と、大好評!最後の蕎麦湯もさすがの濃厚で余さず飲んでしまいました。

 蕎麦そのものの旨さもさることながら、小林さんをはじめとしたフレンズの皆さんあってこその「旨味」が凝縮されていましたね。

 全国から集まった蕎麦好きのメンバーと試食会をするという楽しみや、バンド仲間と共に高齢者施設などに演奏ボランティアで訪問し、入所者の笑顔を見るときの喜び等々、見せていただいた写真や聴かせていただいたお話から、第二の人生においても“人とのつながり”を大事にしながら、充実した生活を送っておられることがうかがえました。

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 集会後は、何かをやってみたいと思われながら参加されたシニアの皆さん達から、どうやって第一歩を踏み出すかと、まちぴあスタッフにもたくさん質問を頂きました。

 その方個人の認識としては、ただの趣味。ただの趣味だから、それをもって「誰かの役に立てる」というのは、中々自信を持てないものです。フレンズの皆さんからも、

 最初は音楽好き、楽器演奏、歌唱の経験があるメンバーの集まりだったけれども、自分たちの演奏を誰かに聴いてもらいたいとなったときに、「お試し」で始まったのが施設での演奏活動だったとのことです。

 そのお試しを続け、単純な演奏やそば打ちとしてではなく「喜んでもらえる」という形までもってこられたという体験談も添えて頂きました。とても適切で、また、とても分かりやすい後押しのアドバイス。スタッフとしてもうなったところです。

 そんなことで、小林さん。フレンズの皆さん。今回の企画実施にあたり、大変なご協力を頂きありがとうございました。

「人とのつながりを大切に」「誰かに喜んでもらう」・・・お話とお蕎麦以外にもたくさんのお土産を頂戴してしまった今回でした。

(記事投稿:小倉 記事作成:MM)

2019年07月23日

「宇都宮空襲の紙芝居」と戦争中のおはなし 開催のお知らせ

2019年07月23日(火)

子育て応援サークルこっころ主催 国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」
夏休み特別企画 「宇都宮空襲の紙芝居」と戦争中のおはなし開催のお知らせ

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※クリックすると拡大します。

 戦争は、遠い昔、遠い場所のお話ではありません。今から74年前、ここ宇都宮市にも空襲がありました。みなさんは、戦争のおはなしを聞いたことはありますか?戦争を実際に知っている人から、聞いたことはありますか?

 日本で戦争が起こっていた当時 小学生だった大野幹夫さんの戦争体験のおはなし会と、絵本専門士の戦争と平和の絵本のおはなし会を開催します。親子で、戦争のこと平和のこと考えてみませんか。

●日 時: 8月4日(日)10:00〜11:30

●会 場: 宇都宮市まちづくりセンター まちぴあ

講師: 大野 幹夫氏
・とちぎの空襲と戦災を語り継ぐ会 代表
・ピースうつのみや 運営委員
・全国空襲被害者連絡協議会
・NPO法人とちぎボランティアネットワーク
・戦争体験(特に空襲体験)を基にした語り継ぎ活動

西谷 和子(こっころ代表、絵本専門士・絵本のおはなし会)

●対 象: 小学生、保護者
※低学年のお子さんは、保護者とご一緒にご参加ください。
※対象以外で参加をご希望の方は、お問合せください。

●費 用: 無料  ○定員: 30名

●後 援: 宇都宮市教育委員会

【申込み・問合せ】子育て応援サークルこっころ
Mail: nishitani@mama.plala.or.jp
TEL: 090-4598-8674

2019年07月19日

NPO・ボランティア団体向け講座「NPO消費税セミナー」実施報告

2019年7月19日(金)

NPO・ボランティア団体向け講座「NPO消費税セミナー」実施報告

 先日13日、宇都宮市まちづくりセンター主催 NPO・ボランティア団体向け講座2019「NPO消費税セミナー」を実施しました。

 これまで当センター主催のNPO向け税務講座・税務会計相談会での講師・相談役としてご協力いただいている税理士の加藤美琴子氏を講師に向かえ、消費税に関する基礎知識、消費税率の引上げ等に伴う実務の変更と準備、インボイス制度などについて講話を行いました。会場にはNPO法人を中心に7団体11名の方々にご参加いただきました。

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会場全体の様子

 今まで消費税が免税されていた年間売上1000万以下の団体さんも、食品や農作物の販売などがある場合は、この10月から請求書の作り方が変わるなどの対応(軽減税率の表記他)が必要になります。すでに消費税を納めている団体さんも、この10月から様々な変更対応が必要です。また将来導入される予定の「インボイス制度」についてもお話していただきました。 

 今回の講話では加藤氏と当センタースタッフとで作成した消費税の制度とその変更にまつわるQ&Aの資料をメインに、市販のテキスト小冊子を参考にしながら進められました。

 「消費税は何に対してかかるの?」、「消費税はどう納める?」、「消費税の計算方法は?」など基礎知識のQ&A、「10月から始まる増税と軽減税率」、「請求書や領収書の作り方や対応」、実務で悩みそうな「レシートがないときの対処法は?」、「謝金を払うときの消費税の計算」、「今年度の特例措置」、「インボイス制度ってなに?」などを取り上げました。

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加藤 美琴子氏による講話

 Q&Aの中でも特に軽減税率の対象となるものに注意が必要、また資金繰りに注意が必要です。10月からに備えて「区分記載請求書等」の作成準備、事務作業、社員教育などが必要となります。

 また実務で悩みそうなことでは、税率が書いていない領収書をもらったら、「軽減税率の対象品目である旨、税率ごとに合計した対価の額(税込)」のみ追記可能というお話がありました。

 そして、帳簿記載時に軽減税率のものと標準税率のものの区分経理が困難で、消費税の申告書の作成に手間がかかる場合や正しいものが作成できない場合:「@売上税額の計算の特例、A仕入れ税額の計算の特例(小売、卸売業のみ)、B課税期間中に簡易課税制度を選択」する方法があるとお話をしていただきました。

 筆者はは直接会計業務に携わっていませんが、レシートなどいただく際、軽減税率が適用されている商品のか、されていない商品なのかなどを確認しつつ、記載されているのか確認していこうと思いました。また、法人などで車を購入する場合は納品がいつ行われるかによって税率の適用が変わるということで、検討されている方々は注意ください。

(記事投稿:小松)

「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦&ゆかたの着方教室inまちぴあ」開催のお知らせ

いよいよ、来年2020年には東京オリンピックが開催!
全国27の着付・和装教室で構成されている全国和装学院連絡会では日本の文化で外国の方をお迎えしようと呼び掛け、世紀のスポーツ祭典開催まであと一年〈365日前〉となる7月24日に全国で「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦&ゆかたの着方教室」を実施します。
まちぴあ登録団体「着物を着て楽しむ会」もこの動きに連動して、まちぴあを会場に「ゆかた姿で納涼打ち水大作戦&ゆかたの着方教室」を開催することになりました。

これから夏まつりのシーズン。ゆかたの着方を覚えて夏の涼を体験しませんか?

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暑い夏を乗り越えるわが国先人の知恵”打ち水大作戦”が全国いっせいに実施されます。
熱い地球をもう一度、冷やしませんか。洗面器やひしゃくを持ってお集まり下さい
せっかくだから、ゆかたの着方も覚えて ゆかた姿で納涼打ち水大作戦!

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●日 時: 2019年7月24日 (水)13:00〜15:30

●会 場: 宇都宮市まちづくりセンター まちぴあ

≪プログラム≫
13:00〜15:00 ゆかたの着方教室 
要申込(定員 8名)
着物を着て楽しむ会がきもの初心者の方にもやさしくレクチャー
ゆかたの着方を覚えましょう♪
ゆかたのレンタルもあります(有料:詳細は申込時に)

【ゆかたの着方教室にご参加の方、以下のものを持参ください】
・浴衣  
・帯飾り、髪飾りなど
・はきもの(下駄、サンダルなど)
・ゆかた帯(半幅帯、兵児帯)
・和装用肌着(ない場合、スリップなど)
・帯板(あれば)
・伊達締め 1本(腰紐で代用可)
・腰紐 2〜3本
・タオル1〜2本(補正用)
・せんたくばさみ

15:00〜15:30 納涼打ち水大作戦inまちぴあ
申込不要、直接お越しください
ゆかた姿で納涼打ち水大作戦!洋服でもOK!!
打ち水大作戦のみの参加も大歓迎!親子で楽しみましょう!!
(お着替え場所の用意はあります)
持ち物:ひしゃく、洗面器、などなど

申込み・問合せ 着物を着て楽しむ会(新堀君江着装教室内)
Tel:090-4811-6053
Fax:028-660-0776
Mail:contact@niibori-kimie.com
HP:https://www.niibori-kimie.com/

【参考URL】
beyond2020プログラム ゆかた姿で納涼打ち水大作戦・全国ゆかた着方教室

インスタグラムワークショップ「今日で解決!今さら聞けないInstagram」参加報告

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2019年7月10日、下野市(旧国分寺町)天平の丘公園内にある、シェアスペース「夜明け前」で、インスタグラムワークショップが開催されました。

まちぴあでは、ホームページCANPANブログの他、TwitterFacebookLINE公式アカウント(旧LINE@)の各SNSにアカウント開設、運営を行っていますが、Instagramはまだ未設置です。時代の流れを感じ、広報スタッフ内でInstagramのアカウント設置を検討していたのですが…まちぴあもまちぴあスタッフも「オシャレ」とは(どちらかというと)ほど遠い立場。「インスタ映えばえ」とか…分からん!!と躊躇していたところに、県内在住の絶大なる人気を誇るインスタグラマーさんが初心者向けのワークショップを開催するとの情報が。これは!!と、好奇心旺盛なスタッフが、会場に潜入してきました。

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会場となったシェアスペース「夜明け前」は、天平の丘公園内にあった民俗資料館「夜明け前」を古民家シェアスペースとしてリニューアル。デリカフェ「10picnic tables」と共に2018年4月にオープンしました。市内の有志で結成された、まちづくり会社「一般社団法人シモツケクリエイティブ」がプロデュース・運営を行っています。案内所としての機能のほか、ヨガやフラダンスなど様々な催しやレンタルスペースとしても活用され、マルシェなども積極的に開催されています。下野市でも平成30年度地域おこし協力隊を導入、活動拠点の一つにもなっています。


会場には、佐野市、野木町、上三川町など県南を中心に8名の方が集まりました。隣県の結城市からお越しの方も。職種も手作り作家、ヒーリングアーティスト、フォトグラファー、カフェオーナー、サロン経営などと様々ですが、皆「輝き女子」の皆さん。それぞれ積極的に活動しています。Instagramも使っているが、活用がうまく出来ないとお悩みの様子。

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さて、講師のMisaki(@by.fu_mi)さん。
栃木県在住のフォロワー1.5万人を超えるインスタグラマーで、1男2女の子育てママ。SNSマーケティングプロデューサーとして、ブランド着用モデルやイベント、企業などのアンバサダーを数多く務めています。
多くの頑張っているママたちがもっと上手に情報を受発信できるようになって欲しいと、女性目線、ママ向けのInstagramの使い方セミナーやワークショップの講師を始めるようになったそうです。都内では既に何度かワークショップを行っているそうですが、県内では初開催となります。

※ここからの内容では、Instagram特有と思ったことは赤字、Twitter、Facebookなど他のSNSでも共通して言えると感じたことは青字でお届けします。

Instagramとは、Facebookが提供している無料の写真共有アプリケーション。2019年6月現在、LINE、Twitterに次ぐアクティブユーザー数となっています。(We Love Socialより)
利用者の約7割が女性とされており、20代の若い女性から30代〜50代の主婦層に活用されています。一昔前は、情報を探す方法としては「検索」でしたが(ググるなんて言葉も一般化しましたね)、今やSNSから探す時代。購買活動の際の決定権の9割は女性とも言われているので、現在、一番影響力のあるSNSツールともいえます。
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Instagramで大切なのは、印象的な写真投稿もさることながら、ハッシュタグとタグ付け
そしてストーリーズの活用です。
ハッシュタグは皆さん使っているが、キュレーションサイトなどをタグ付けして自分の投稿を知ってもらうことが重要とのこと。タグ付けすることでキュレーションサイト等が自分の投稿を目にする確率が格段に上がります。キュレーションサイトのInstagramアカウントに自分の投稿が反映されると、数万単位のフォロワーに一気に拡散することが可能になります。特に相手が探しやすい写真自体へのタグ付けが効果的。多くのフォロワーを抱え拡散力のあるママ向けのキュレーションサイトをいくつかご紹介頂きました。

ハッシュタグについては、アルバム代わりや記録チェックとして自分だけしか使わないハッシュタグを用いて一発検索する、投稿内容を説明・補足するハッシュタグだけではなく、自分の投稿を好みそうなタイプの人を象徴するようなスタイルのハッシュタグを付ける(例えば、#ミニマリスト、#ナチュラル系、など)

さらに、タップ投稿にブログなどのURLをリンクさせて誘導する写真内に文字を入れ込み投稿のキャプションはすっきりさせる、などの小技も。

プロフィールの書き方のコツは?という質問には、「自分のプライベートを少し見せる」との回答。やはり、どんな人が投稿しているのかが見えることで親しみを持つようになります。投稿のキャプションでも小言、写真と関係ないことを入れてみることで、次の投稿ではどんな発言するのだろう?と興味を持ってもらうきっかけになるそうです。

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「自分の投稿になかなかコメントが付かないがどうしたら良いか」という質問に、Misakiさん、「自らコメントはしていますか?」と逆質問。自分からコメントする自分からアクションしないと広がっていかない。これは、どんなことにも言えます。
Misakiさん曰く、「フォロワー1万人を超えると何もしなくてもフォロワーが自動的に増えていく」とのこと。これ、桁が違いますが、まちぴあもTwitterフォロワーが1千人超えたあたりから、投稿がない日でも新規フォロワーが増えるようになりました。

フォローが増えても「いいね!」が付かない。このようなときは、自分と似た投稿をしている人をフォロー&「いいね!」する、さらに自分と似た投稿に「いいね!」をしている、自分と似た投稿をするアカウントのフォロワーに対して、まとめて「いいね!」することが効果的だそうです。しかも、1回ではなく3回行うことで印象付けることが出来るそう。

まとめとして、@毎日投稿する、Aコンセプトを決める、B積極的に「いいね!」する
この3つを継続することで、1週間で200名もフォロワーが増加した方も居るそうです。

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ワークショップ終了後にはランチ会も開催されました。こちらはヤシオマスを使用したランチBOX


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ランチはシェアスペース「夜明け前」の隣にあるデリカフェ「10picnic tables」のもの


画像投稿がメインのInstagramでは、上手に活用出来れば「社会貢献」や「ボランティア」というキーワードではあまり反応しない層にも結び付くチャンスが他のSNSより高いと感じています。ブログやSNSは基本無料で利用できるので、HPのような投資によるコンテンツの差は少なく、自助努力・工夫次第で差が出るツールです。
Misakiさん、ワークショップの中ではさらりと仰っていましたが、1回の投稿のために400枚写真を撮って吟味する、短期間でインフルエンサーとなるために計画的にInstagramを始め、いくつも段階的な目標を立てた、など大変な努力家でいらっしゃいました。

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世の中に複数のSNSがある中、どのツールをどのように(重点的に)使用していくか、SNS戦略が重要となっています。MisakiさんもInstagram以外はブログをちょっとと、Facebookを最小限、Twitterに関してはまったく使用しないと、使い分けをされていました。

営利向けのSNS活用についてのセミナーやコンサルは多数あるのですが、非営利に特化したSNS活用についての情報は少ないのが現状です。資源も労力も限られる非営利団体こそ、ツール使い分けのコンサル、アドバイザーが必要と感じています。

というわけで、Instagramがある程度把握できるよう、まちぴあスタッフ精進致します!

(記事投稿:鈴木)

【参考URL】
Tenpyopark天平の丘公園
下野市地域おこし協力隊Facebook