2019年07月26日
「会計ソフト使い方セミナー」実施報告
今月24日、当法人主催、こらぼ経営労務支援センター共催で「会計ソフト使い方セミナー」を宇都宮市まちづくりセンターで行いました。会場にはNPO法人を中心に13名が参加しました。
NPOマネジメント支援コンサルタント 田中義博氏によるセミナー
初めに田中氏より会計記帳の基本知識についてお話していただきました。1998年NPO法が施行された当初の会計基準はありませんでしたが、2010年7月「NPO法人会計基準(複式簿記採用)」が策定されました。NPO法人が活動の財務上の結果を関係者に報告する目的で作る財務諸表には、一定期間の活動成績を明らかにする「活動計算書」、一定時点(期末)の財政状態を明らかにする「貸借対照表」などがあります。
NPO法人の場合、特に税務申告をする際に会計ソフトが役立ちます。法人税の仕組みが分かりづらい(改正も多い)ため、外務専門家に任せることも考えられるとお話していただきました。
ソリマチ株式会社担当者による使い方説明
次にソリマチ株式会社担当者より、テキストなどを活用しながら会計ソフトの実際の使い方についてレクチャーが行われました。初期設定では部門設定、勘定科目設定など、帳簿処理では伝票入力、出納帳、簡易振替伝票など他集計処理や決算資料の作成について説明していただきました。
筆者は今後NPO法人の会計業務に携わっていくこともあり、どのような操作ができるのか勉強する機会になりました。勘定科目が企業会計と少し異なり、なおかつ、科目が細かくて多いNPO法人会計。人件費が事業費と管理費に分かれること、事業の種類ごとに内訳の明示が求められることなどの注意点も含めて、会員・寄付者・助成団体・所轄庁など説明責任を果たせるよう今後さらに勉強していきたいと思いました。
【参考URL】
・こらぼ経営労務支援センター(こらぼワーク内)
・ソリマチ会計王NPOスタイル