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2019年06月05日

Tochigi未来カフェ 2019年5月通常会「災害とボランティア」取材報告

2019年06月05日(水)

Tochigi未来カフェ 2019年5月通常会「災害とボランティア」取材報告

 先月18日、2015・2016年度宇都宮市市民活動交付団体であるTochigi未来カフェ主催2019年5月通常会『災害とボランティア〜「想定外」を「想定内」に〜』がとちぎ男女共同参画センターパルティにて開催されました。

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Tochigi未来カフェ スタッフよる挨拶

 Tochigi未来カフェは、福祉・介護・医療をメインテーマに情報交換をする多職種コミュニティで、栃木県の地域福祉の向上を目的に活動しています。隔月で通常会、認知症支援チャリティイベント『RUN伴』栃木県事務局の立ち上げを務められ、現在個人個人でスタッフがそれぞれの地域で関わっています。

 今回キーワードとなった「災害とボランティア」はアンケートの取り上げてほしいテーマの一つであり、欠かせない課題ということで鹿沼市社会福祉協議会 柴田貴史氏さん(とちぎボランティアネットワーク災害担当理事、震災がつなぐ全国ネットワーク幹事、災害ボランティアオールとちぎ隊長などで活躍)にお越しいただき話をしていただきました。

 プログラム開始1時間前から行われていた防災バックの中身について考えるワークショップやいつ、どこで、何をやっている?、誰と、どんな災害、ケガの有無に対してどういう行動に出るかという災害シュミレーションなどが行われていました。

 防災バックの中身について考えるワークショップでは非常用持ち出し袋を中心に考え、それぞれのスタイルにあった中身を準備しておくことが必要だということ、中でも身分を証明できる物のコピーや連絡先(家族や親族他)、衛生面(避難所生活に備えた歯ブラシセットやマスクなど)、ラジオ(手動タイプ)、乾電池(劣化している場合がある)、充電器(手動・発電タイプなど)、お金(硬貨の方が自販機などで使いやすい)なども出ておりました。

 災害シュミレーションでは2人1組になりいつ、どこで・・・まで記入、ペアの人が書いた事を読んで同じような行動が起こせるだろうか、自分では考えられなかった選択肢を知る機会となりました。

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柴田貴史氏によるお話

 西日本豪雨や北海道胆振東部地震など様々な災害が起こる日本、柴田貴史さんはこれまで現地で災害ボランティアとして赴き、自身の経験や過去の事例などについてお話も各地でされています。 今回「災害とは?」、「災害ボランティアとは?」などのお話をしていただき、想定外を想定内にする機会となりました。

 まず災害については、様々な自然災害(台風、大雨、竜巻、噴火)は過去のデータを基に予測ができるが、地震は予測不可である。 避難勧告や避難指示が出ていなくても危険だと感じたら発生する前に避難することが必要であり、隣近所にも声をかけてみることで人的被害も少なくなるとお話していただきました。

 災害ボランティアについては災害が発生した地域だけではなく、被災した人や地域を応援するすべての仕組みやそれをする人=現地に行って活動する人だけが災害ボランティアではないということ。

 ボランティアの強みとしては対価が発生しないので純粋に課題解決ができる、上下関係を気にせず判断や意見できる、対象者と接するため、新たなニーズを把握しやすいなどがあり。 弱みとしては頻繁に活動できない、さまざまな社会課題に気づくため忙しい、後継者がいないため、高齢化、パターン化、存続しにくいということがあるとお話していただきました。 またお話の中では災害ボランティアセンターについて(主な業務や役割、1日の流れ)などにも触れていただきました。

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グループワーク ハイリスク予備軍(災害関連死) に対するケア

 グループワークでは避難所等におけるハイリスク予備軍(災害関連死)に対して各グループ話し合いが行われました。 @あの人、トイレに行けてないみたい、A食べ物がそのまま残っている、B炊き出しや物資配布に気づいていないな?、Cあの人、いつやすんでいるのだろう?に分かれてどのようなケアができるか考えました。

 @では御用聞きボランティア(介護・介助・看護師など)、Aでは被災者による食堂づくり、材料だけ配って自分達で作ってもらう、管理栄養士などの助けを求める、Bではプラカードや意思表示(アレルギーなど)含めたチケット、C信頼関係ができるように一緒に何かをやる、などが上がりました。

 今後災害が起こるであろう未災地で誰もが考えておくが必要であると感じたと共に、今回のような話す場が様々な場所で行われることが大切であると感じました。 災害を防ぐことはできませんが、発生した災害の被害を小さくする取り組みはできると柴田貴史さん。 今後もこういった場に参加しながら学んで行きたいと感じました。

(記事投稿:小松)