2019年3月8日(金)
東日本大震災などの災害時にも注目されたコミュニティFM。栃木県内でも栃木市や小山市で放送局が開設され、地域密着をさらに進めた(?)地元密着型の情報発信ツールとして、各地で広まりながら定着してきている感があります。
宇都宮市にも、宇都宮コミュニティFM「ミヤラジ」があります。
全ての番組が生放送で行われ、それぞれに魅力をもったパーソナリティの皆さんが、宇都宮を色々な分野から深堀して、宇都宮の魅力を発信されています。
実のところ、まちぴあスタッフの中にも何名か、番組にお招きしていただいたことがあったりなかったりというご縁もあり、今回のスタッフ研修が実現しました。
講師としてご登場頂いたのは、パーソナリティの中村長司さん。
中村さんは、ラジオ内で「地元もりあげ隊」(毎週土曜17:00〜)を担当されており、これまでも、各地で行われているボランティア活動の様子や、特徴的な活動をしている団体の方へのインタビューなどを企画、放送されてこられました。
中村さんは、この番組の取材一環として、宇都宮市内の全39地区のまちづくり推進協議会を訪ね、各地域で活動しておられる、自治会活動者の皆さんにラジオ出演してもらうという、約1年間にわたる企画を実行されたそうです。
過日、宇都宮市内のまちづくり推進協議会の全体会合では、こうした取り組みを紹介するという機会もあったそうです。そこで今回、地域を巡りつくした中村氏を講師に迎え、「39のまちづくり組織を訪ねて」と題した研修会を開催しました。
基本的にはスタッフ向けの研修会ですが、せっかくなのでSNSで呼びかけたところ、活動団体や関心のある市民の方も参加下さり、7名で開催することができました。
お話しは、コミュニティFMの成り立ちや役割からスタートし、地域に入っていくまでの流れや、各地域の取材、番組内での盛り上がった様子などをお話し頂きました。明保、細谷、戸祭、清原、陽東、御幸、御幸が原、富士見、西原・・・と、各地のまちづくり組織が取組んでいる活動事例を次々にご紹介頂き、とても細かな地域の情報を収集された様子に感動を覚えました。
各地域が抱えている課題というものは、「高齢化」や「少子化」などの全国共通の課題がある一方で、例えば、回覧板を活用した見守り支援のシステム構築であったり、空き店舗を活用したサロン運営であったり。
子ども関係についても、地域の歴史や文化を活かした子ども会活動の実施や、歴史の浅い地域であるからこその自分たちで企画した地域イベントの開催や、学校との取り組みなど、、、
課題が一緒であっても、多種多様な解決(または解決しようと取組んでいる)方法があり、それぞれが、その地域の文化、環境を考慮し、活かしながら行われていることも想いをはせることができました。
こうしたお話しを聞いて、改めて想ったことは、
「宇都宮って広くて、奥深いなぁ」
ということ。そして、色んな地域の方々が良い意味で当たり前として取組んでいる事例一つ一つが、その地域でしか実現できない特徴的な活動であることも改めて認識することができました。中村氏の今回の取り組みは、こうした地域に眠る「お宝」的な存在を、こまめに発信されたことだと思い、改めて感服したところでございます。
そして、こうした小さな宝物を発信できるのが、地元密着の情報ツール「コミュニティFM」の存在なのでしょう。まちぴあとしても、大変有意義で参考になる貴重な機会となりました。
今後の中村氏、およびミヤラジさんの活躍にも注目ですね!
まちぴあも、負けないように頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします。
(記事投稿:小倉)
2019年03月08日
視察対応:いわき市社会福祉協議会常磐区協議会研修会
2019年3月8日(金)
3月7日に、福島県いわき市の社会福祉協議会常磐区協議会の皆さんの研修先として、まちぴあを訪問視察して下さることになり、まちぴあセンター長はじめスタッフ2名が対応しました。
いわき市、いわき市社会福祉協議会といえば、まちぴあ運営団体である「宇都宮まちづくり市民工房」が、8年前の東日本大震災の折に、現地での復興支援ボランティアを行った際に、災害ボランティアセンターでお世話になったりと、少なからずのご縁があり、そんな関係も思い起こしながらの対応となりました。
今回の視察研修には、いわき市常磐区の地域において、高齢者・子育てなどのサロン活動や民生委員、社協役員として活動されているいわき市民の皆さん41名が参加されたそうです。
皆さんからは、事前に「主な事業」「地域や企業など他団体の関わり」「相談対応について」などいくつかの質問事項を頂戴しており、まちぴあの事業を中心に、まちぴあで主催しているイベントや、ボランティア体験事業などで関係を深めている、地域、自治会、学校などとの関係性や、その関係を築くに至ったあらましを説明させていただきながら、皆さんとの意見交換を行いました。
様々な面での復興は進んでいるのかもしれませんが、自治会や子供会など本来その地域にあって脈々と続いていく中で、少子高齢化の影響など社会的な動きの中で生じている課題に向き合っていた中で、とても大きな変化が未だに続いているという実感を得た今回の視察対応となりました。
高齢者支援をメインに据えた地域サロンの活動を、各地域でコツコツと行っておられる皆さんからは、福祉や高齢者支援に関する話題も多かった一方で、新しい担い手として、高校生などの若い世代との関係構築や地域行事への参加促進といった悩みも抱えているそうで、
高齢者福祉については、宇都宮市社会協議会が進めている「地域サロン」のお話しをしながら、まちぴあを拠点に展開している地元の「今南サロン」(今泉南自治会)さんの活用事例を紹介しながら、サロンとして施設を活用しながら、まちぴあスタッフとの関係を深めてもらい、お正月の「あそび初め」での餅つき大会の実施や、夏休みや秋口の子供会、学校での地域お祭りでの学生ボランティアの橋渡しの実現などを紹介させていただきました。
地域・行政・企業・・・と様々な中間にあって、ボランティアやまちづくりといった部分での支援事業を行っている我々の実績自体についても、どこまで参考になったかということについては、お話しさせて頂いただけで僭越なところもあったかもしれませんが、いわき市社会福祉協議会の活動者の皆様に、何かしら得ることがあれば幸いです。
皆様、ご来館頂きありがとうございました。
(記事投稿:小倉)
3月7日に、福島県いわき市の社会福祉協議会常磐区協議会の皆さんの研修先として、まちぴあを訪問視察して下さることになり、まちぴあセンター長はじめスタッフ2名が対応しました。
いわき市、いわき市社会福祉協議会といえば、まちぴあ運営団体である「宇都宮まちづくり市民工房」が、8年前の東日本大震災の折に、現地での復興支援ボランティアを行った際に、災害ボランティアセンターでお世話になったりと、少なからずのご縁があり、そんな関係も思い起こしながらの対応となりました。
今回の視察研修には、いわき市常磐区の地域において、高齢者・子育てなどのサロン活動や民生委員、社協役員として活動されているいわき市民の皆さん41名が参加されたそうです。
皆さんからは、事前に「主な事業」「地域や企業など他団体の関わり」「相談対応について」などいくつかの質問事項を頂戴しており、まちぴあの事業を中心に、まちぴあで主催しているイベントや、ボランティア体験事業などで関係を深めている、地域、自治会、学校などとの関係性や、その関係を築くに至ったあらましを説明させていただきながら、皆さんとの意見交換を行いました。
様々な面での復興は進んでいるのかもしれませんが、自治会や子供会など本来その地域にあって脈々と続いていく中で、少子高齢化の影響など社会的な動きの中で生じている課題に向き合っていた中で、とても大きな変化が未だに続いているという実感を得た今回の視察対応となりました。
高齢者支援をメインに据えた地域サロンの活動を、各地域でコツコツと行っておられる皆さんからは、福祉や高齢者支援に関する話題も多かった一方で、新しい担い手として、高校生などの若い世代との関係構築や地域行事への参加促進といった悩みも抱えているそうで、
高齢者福祉については、宇都宮市社会協議会が進めている「地域サロン」のお話しをしながら、まちぴあを拠点に展開している地元の「今南サロン」(今泉南自治会)さんの活用事例を紹介しながら、サロンとして施設を活用しながら、まちぴあスタッフとの関係を深めてもらい、お正月の「あそび初め」での餅つき大会の実施や、夏休みや秋口の子供会、学校での地域お祭りでの学生ボランティアの橋渡しの実現などを紹介させていただきました。
地域・行政・企業・・・と様々な中間にあって、ボランティアやまちづくりといった部分での支援事業を行っている我々の実績自体についても、どこまで参考になったかということについては、お話しさせて頂いただけで僭越なところもあったかもしれませんが、いわき市社会福祉協議会の活動者の皆様に、何かしら得ることがあれば幸いです。
皆様、ご来館頂きありがとうございました。
(記事投稿:小倉)