2018年11月12日(月)
若者の社会貢献活動参加促進事業「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告part2
栃木県主催による若者の社会貢献活動参加促進事業(の一つ)として8月17日大学生2名がプログラムに参加、当日ボランティアとして参加し、あわせて後日ボランティアを行った子育て応援サークル「こっころ」代表の西谷さんに取材を行いました。
若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。
8月3日には絵本ワークショップ「平和について」が行われ高校生が記事を作成してくれました。 以下より大学生Oさん、Nさんによるレポート記事を更新します。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
大学生Oさん
8月17日、子育て応援サークル「こっころ」の活動に参加しました。 身近な宇都宮市で行われている親子への支援に興味があったため参加しようと考えました。 17日には、私を含む大学生3人、高校生2人がボランティアとして参加しました。
初めに体あそびを取り入れた絵本の読み聞かせ
親子向けに体あそびを取り入れた絵本の読み聞かせを行ってから
フィットネスフラを行っている部屋で子どもとふれあい
お母さん向けのフィットネスフラが行われました。 私は、読み聞かせの際の子どもたちのサポートやお母さんたちがフラをやっている間の子どもたちのお世話を行いました。 読み聞かせでは、最初は控えめだった子どもたちが少しずつ立ち上がったり動いたりするようになって嬉しくなりました。
積極的に声をかけて一緒に動きながら親子で楽しめて、充実した時間でした。 横目でお母さんと子どもたちを見ると、みんな笑顔でほのぼのとした空間に感じました。 そして、お母さん方がフラをやっている間に小さい子どもたちと一緒に遊びました。
たくさんのおもちゃや本を広げて子どもたちはとても嬉しそうでした。にこにこと笑ったり、おしゃべりしたりさまざまな表情を見せてくれました。 1歳に満たない赤ちゃんたちは抱っこしてあげたりしました。その間お母さんたちはフィットネスフラをしていたのですが、ゆったりとした音楽に合わせて汗を流していてとてもリラックスしているように見えました。そのような心が落ち着く時間はお母さんたちにとって重要な役割があると思いました。
夏休み工作教室 貯金箱づくり
また、フィットネスフラを行っている時間には夏休み工作の教室も開かれていました。 今回は貯金箱づくりを別室で行っていました。ひとりひとりが工夫された工作を作っていて盛り上がっていました。 活動時間は10時から12時まででした。 今回の活動で特に印象に残ったのは、楽しそうなお母さんと子どもたちの表情でした。 子どもたちは遊んでいるときや絵本を聞いているときとてもわくわくした楽しそうな表情をしていました。
お母さん方もお互いに話しているときや子どもを膝にのせて絵本の読み聞かせを聞いているときに安らぎのある素敵な表情をされていました。参加できて良かったと思える半日になりました。
そんな空間を作り出せている「こっころ」の代表である西谷和子さんに共にボランティアを行ったNさんと共に後日取材させていただきました。 体験から数日後に普段「こっころ」の活動を行っている宇都宮市まちづくりセンターへお伺いしました。 初めに「こっころ」の活動内容や発足のきっかけについてのお話をお聞きしました。
子育て応援サークルである「こっころ」は、お母さんや親子の孤立を身近に感じた西谷さんの、困っている親子を助けたい、居場所を作りたいという思いから2010年に発足しました。
西谷さんは保育士と絵本専門士の資格を持っていて、小学生のお子さんがいらっしゃいます。 現在は女性支援にも目を向けて活動されています。 活動は0歳から3歳くらいまでの未就園児を対象とするものが多いのですが、長期休みになると少し大きい子どもたちも対象にしたものもあるようです。
クリスマス会やハロウィンイベントでは多くの親子が集まるそうです。活動をしていて感謝されることは多いという話を聞きました。 参加されるお母さんは決して前向きな動機の方だけではありません。
疲れているお母さんや元気のないお母さんにとってはこのサークルに参加することが心の支えになっているようです。 悩みをこの場で解放する方もいると聞き、多くの側面を持って運営されていると感じました。 また今後の展望として、ほかの団体との繋がりを広げてコミュニティを広げることだそうです。
外部への情報発信をし、多くのお母さんに団体を知ってもらうことも目標としているとおっしゃっていました。 西谷さんは活動を続けていくことに迷いを感じたこともあったそうですが、活動の中でのお母さん方との出会いを通じて今にいたっているということです。 私も参加してみて親子の支援に興味を持つことができました。 取材の際に新たな企画のお話を聞けたりして期待が高まっています。今後も機会があれば参加したいと思いました。
今回のボランティア参加において、わくわくした気持ちをずっと持っていられました。 活動や子どもたちとの関わりが楽しかったこともありますが、自分の知らなかった世界を知ることができたような気がしたことが大きかったです。
大学生活は始まったばかりですが、私の将来の夢に繋がっていくような、地域の人々の役に立てる活動に参加できたことはとても意味があったと思います。 地域で自分の能力を活用できるような人間を目指したいと思いました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
大学生 Nさん
8月17日(金)の活動は絵本の読み聞かせとからだ遊びとお母さんがフィットネスフラに参加している間に子供と遊びました。 絵本の読み聞かせとからだ遊びでは、絵本の話に合わせて体を動かしました。 お母さんと一緒に体を動かす、子供たちの様子がとてもかわいかったです。 最初は、恥ずかしがっている子も多かったので、なかなか話しかけたりすることが出来ませんでしたが、一緒に遊んでいくうちにだんだん打ち解けていき、楽しく遊ぶことが出来ました。
フィットネスフラを行っている部屋で子どもとふれあい
私と一緒にボランティアに参加した子は小さい子と遊ぶのに慣れていたのですが、私は、小さい子のお世話をするのは、初めてのことだったので戸惑うことも多かったのですが、参加していたお母さんに「子供って意外と丈夫だから大丈夫だよ」というように優しい声をかけてくださったので、積極的に子供と遊ぶことが出来たと思います。
フィットネスフラに参加していたお母さんたちと共に
結構、小学生以下の子が多く、どんな遊びが好きなのか分からなかったので、話しかけながらおもちゃを渡して、遊ぶようにしました。 一緒にお絵かきをしたり、車のおもちゃで遊んだり、楽しそうに遊んでいる子たちを見て私も嬉しかったです。
8月27日(月)には、主催者の西谷さんに共にボランティアを行ったOさんと共にインタビューをさせていただきました。 西谷さんが活動を始めたきっかけは、お母さんの居場所づくりをしたいと思ったとのことでした。
参加するお母さんは育休中の人が多いそうです。参加したお母さんに「ここがあって良かった」と言われたことが西谷さんの原動力になっているようです。 活動をしていく中で苦労したことは何かと質問したところ、お母さんによって子育ての考え方が違うので、色々な人の要望をくみ取っていくのが大変だとおっしゃっていました。
お母さんとのコミュニケーションが活動の中で必要なのだと知りました。 また、西谷さんがこれから挑戦したいことは、子供向けだけでなく大人向けの絵本の良さを活動を通して伝えたり、お片付け講座を開催することだとおっしゃっていました。
ボランティアに参加させていただくのは、今回が初めてでしたが、体験を通してボランティアの楽しさを知ることが出来ました。 普段は、小さい子と遊んだり接する機会がないので、どのように遊べばいいのか分からず少し戸惑いましたが、一緒に遊んでいるうちに小さい子と打ち解けることができ、楽しく遊ぶことが出来ました。
西谷さんも参加者の人もとても優しい人ばかりでアットホームな雰囲気でした。ボランティアを通して、色々な人と関わることで自分のコミュニティを広げることが出来るのがとても良い経験になりました。 クリスマス会やハロウィンなど楽しそうな企画が沢山あるので機会があれば、また参加したいです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今回大学生2名が参加した夏休み企画はこれまで「造形ワクワク体験〜カラフル☆くものすワールド〜」などのプログラムを行ってきており、普段の活動はママや親子の居場所づくりを目的に、未就学園児親子を対象にした活動やママ向けに今回も行われた子連れOKのフィットネスフラを開催しています。 学校内だけでは体験できないことを気軽に楽しく参加できるボランティアに参加できたことはとても良い経験になったかと思います。 ご協力いただきました「子育て応援サークル“こっころ”」さんありがとうございました。
(記事投稿:小松)
2018年11月12日
「第9回こどもの虐待をなくそう!県民のつどい」開催のお知らせ
2018年11月12日(月)
第9回こどもの虐待をなくそう!県民のつどい開催のお知らせ
平成30年子どもの居場所担い手育成事業シンポジウム
テーマ:家族を支えるための子どもの居場所
※クリックすると拡大します。
●日 時: 11月18日(日)13:30開演
●会 場: みわのわホール(済生会宇都宮病院南側2階)
泣いているあの子のお母さんも誰にも注目されない子どもだった・・。
誰一人として見捨てられた子どもにしないために。今、私たちにできること・・
【基調講演】
広岡 智子氏(社会福祉法人子どもの虐待防止センター理事)
テーマ「家族に寄り添って〜怒って泣いて、ときどき笑って子育てを」
【シンポジウム】
「家族を支えるための居場所の必要性」
コーディネーター: 広岡 智子氏
シンポジスト:
仲村 久代(NPO法人サバイバルネット・ライフ理事長)
村上 静 (児童家庭支援センターにこにこ広場臨床心理士)
直井 茂 (栃木県県北児童相談所所長)
【参考URL】サンタdeラン 事前寄付イベント〜子どもの貧困撃退チェリティ〜
●主 催: 子ども虐待防止ネットワークとちぎ、子ども SUNSUN プロジェクト、認定特定非営利活動法人青少年の自立を支える会(栃木県委託「子どもの居場所担い手育成事業」)
●共 催: 済生会宇都宮病院
【申込み・問合せ】
自立援助ホーム星の家 TEL:028-666-6023
第9回こどもの虐待をなくそう!県民のつどい開催のお知らせ
平成30年子どもの居場所担い手育成事業シンポジウム
テーマ:家族を支えるための子どもの居場所
※クリックすると拡大します。
●日 時: 11月18日(日)13:30開演
●会 場: みわのわホール(済生会宇都宮病院南側2階)
泣いているあの子のお母さんも誰にも注目されない子どもだった・・。
誰一人として見捨てられた子どもにしないために。今、私たちにできること・・
【基調講演】
広岡 智子氏(社会福祉法人子どもの虐待防止センター理事)
テーマ「家族に寄り添って〜怒って泣いて、ときどき笑って子育てを」
【シンポジウム】
「家族を支えるための居場所の必要性」
コーディネーター: 広岡 智子氏
シンポジスト:
仲村 久代(NPO法人サバイバルネット・ライフ理事長)
村上 静 (児童家庭支援センターにこにこ広場臨床心理士)
直井 茂 (栃木県県北児童相談所所長)
【参考URL】サンタdeラン 事前寄付イベント〜子どもの貧困撃退チェリティ〜
●主 催: 子ども虐待防止ネットワークとちぎ、子ども SUNSUN プロジェクト、認定特定非営利活動法人青少年の自立を支える会(栃木県委託「子どもの居場所担い手育成事業」)
●共 催: 済生会宇都宮病院
【申込み・問合せ】
自立援助ホーム星の家 TEL:028-666-6023