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2018年05月04日

ピアノ研究会主催「山崎孝ピアノリサイタル&講座」取材報告

2018年5月4日

 5月2日及び3日に渡って、まちぴあ登録団体でもあり、利用者協議会の役員団体もつとめて頂いている「NPO法人宇都宮ピアノ研究会」主催のピアノリサイタルが、栃木県総合文化センター・サブホールにて行なわれました。

 今回は、クープラン生誕350年にあたる年だそうです。ピアノ演奏において重要な歴史的役割を果たしたクープランの生誕を記念し開催したこのコンサートは、各地の音楽コンクール審査員を歴任され、現役ピアニストであり教授でもある山崎孝氏を招き行なわれました。

 5月2日には、「バロック音楽の真髄〜バッハとクープラン」と題した講義が行なわれました。山崎氏が、これまでの研究などで現地に赴いた際の写真や資料のスライド上映と、現在につたわっているピアノ演奏とこれまでに収集した楽譜を参考に、ピアノの実演も交えながら行なわれていきました。

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 会場には、研究会会員の皆さんの他、市内県内において演奏活動を行なっている市民の皆さんや演奏家の指導にあたっている講師の方々など、50名ほどが集まりました。

 5月3日は、山崎孝氏のピアノリサイタルが行なわれ、バッハ、クープランの楽曲が奏され、集まった多くの皆さんとともに美しいピアノの旋律を堪能するとともに、前日の講座から参加された方々にとっては、山崎氏の長年の研究と推敲の時間が凝縮された特別なリサイタルとなった模様です。

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 ブログ作成者に音楽の素養が全くないので、学術的なことや会場の様子を確かにお伝えすることができていませんが、専門的にピアノや音楽を学び、また志しておられる方々にも貴重な機会になったのではないでしょうか。

 ・・・個人的な感想になりますが、今回の企画については講座時のスライド資料の掲出のお手伝いをさせて頂きました。その上で、山崎氏の講義にも関らせて頂きましたが、学校の音楽の教科書でバッハやバロック音楽という名前や文言だけを聞き覚えている程度の人間には、ほぼ内容が分からなかったというのが本当のところです。

 しかし、当時の楽譜やバッハ、クープランの人生・歴史を聴くにつれ、たとえば、自分は全く読むことのできない楽譜に表現されていることも、ある種の言葉であり、何かを伝えようとしてくれているのだなということは感じとれました。知識があるということは、こうした「読めない言葉を読める」そして、「他の人に形を変えて伝えることができる」ということだと思った次第です。

 そう考えると、今回のリサイタルや講座に集まって下さった皆さんやピアニスト・音楽家の指導に当たっておられる皆さんをはじめ、宇都宮ピアノ研究会の皆さんの役割は、ただ坦に演奏を行なうだけでなく、音楽文化を伝えていく活動なのだと思いました。

 そこには、長い年月をかけて様々な人々の手や考えを通って伝わってきた文化を伝えるとともに、演奏や指導を通じて人々の感性を育むことが、文化を次の世代につなげていく宗大な活動なのだろうと思い尽きました。音楽活動を行なっているピアノ研究会さんをはじめとした音楽活動グループの方々が目指している「音楽文化の醸成」ということなのだなと考えさせてもらった機会となりました。

 宇都宮ピアノ研究会の皆様、リサイタルの開催大変お疲れさまでした。

(記事投稿:小倉)