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2018年03月09日

平成29年度「企業とNPO等との協働対話フォーラム」 参加報告

2018年3月9日(金)

 3月8日に、栃木県主催、とちぎ協働デザインリーグ運営の「企業とNPO等との協働対話フォーラム」が、県庁東館講堂を会場に開催されました。

 このフォーラムは、少子高齢化に伴う人口減少社会を向かえ、一段と地域課題解決に対し重要性を増して来ている、他分野・他組織がお互いの得意分野を出し合って、様々な取り組みを行なう「協働」について、理解を深め、日頃、中々接点の少ない団体同士が出会える研修会です。

 4回目になる今回は、企業、NPO、行政、地域団体など約100名が集まって行われました。

 フォーラムでは、まず、長沢恵美子氏(一社:日本経済団体連合会 教育・CSR総括主幹)による基調講演が行なわれました。

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「新たな視点から価値を創造する連携・協働」と題して行なわれた講演では、2015年9月の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2016年〜2030年の15年間で達成するために掲げた目標である「SDGs」(持続可能な開発目標)についての紹介があり、国連という世界規模で定められた目標と、日本、栃木県、各市町で行なわれている、NPOや社会貢献活動に取り組む組織の活動はつながっているということをお話し下さいました。

「SDGs」は、貧困や飢餓、健康や教育、さらには安全な水など開発途上国に対する開発支援を掲げた項目と、エネルギー、働きがいや経済成長、まちづくりといった項目があり、開発途上国だけでなく、先進国にも関係ある項目、環境、気候変動、人権に関する項目の17項目で構成されている目標です。

 昨今特に世界的な注目を集めているをキーワードをきっかけに、NPO、地域団体、企業といった各団体、各地域が取り組んでいる、地域振興や福祉、子育て、スポーツ、環境美化などのボランティアや社会貢献活動が、各地にそれぞれ山積している地域課題に対しての対策であり、課題とその成果が、

「世界とつながっている」という、大きな視点を持ちながら展開されることの大切さを伝えて下さいました。

 地域課題と一言にいって、さらに分野をわけて高齢者福祉や子育て、環境問題といったとしても、それら課題は必ずといっていいほど多層化・多様化しており、活動を継続していくと必ず、個別の団体のノウハウや力だでは解決できない場面を迎えるケースが多々あります。

 自分達の地域だけの問題、その課題に対応しているのは自分達だけと考えすぎないで、こうした大局的視点をもって活動することで、生まれてくるのが「協働」の相手となる他分野、他業種組織の存在です。

 地域課題に対して、共通の課題意識や解決するために取り組むことで見えてくる将来像のイメージや想いを共有できる協働という手法は、より多くの方の協力を得ながら、より多くの方々の課題を解決していく上で欠かせないマルチステークホルダーアプローチへとつながっていくそうです。

 講演では、難しい単語の部分を「よってたかって解決する」(マルチステークホルダーアプローチのこと)など、簡素なメッセージに変えながらお伝え頂き、自分も含めた活動者により理解しやすい講演会にして頂きました。

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 このような講演会の後に行なわれたのが、企業とNPO等の組織同士の相談会です。

 より多くの組織の方たちと交流し、情報を交換することの大切さと重要性をエールとともに伝えられた参加団体の皆さんは、6回ほどの座席移動をしながら、盛んに情報交換を行ないました。

 相談会には企業、NPOともに20団体ほどが集まったとともに、当日参加の団体の皆さんもあり、会場内での相談とともにフリーの交流場として設けられたカフェスペースでも懇談が盛り上がり、活気のある相談会となっていました。

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 フォーラムには、各市町の担当職員や、私たちのような中間支援センター職員のメンバーも多数参加しており、県でのこうした取り組みを各市町でも開催してみたいと、各地に拡散する機運も高まっていた模様です。

 まちぴあも、県や市などと連携を図りながら、登録している団体やこれから活動を計画している組織などをつなげるプラットホームとしての役割を改めて再認識した機会となりました。このきっかけをさらに広げていくことが、「協働」を宇都宮市や各地域に広げていくことだと思いました。

(記事投稿:小倉)