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2019年03月15日

「高校生・大学生の初めての社会貢献活動 活動報告会」参加報告

2019年03月15日(金)

「高校生・大学生の初めての社会貢献活動 活動報告会」参加報告

 先日23日、栃木県主催 平成30年度若者の社会貢献活動参加促進事業「高校生・大学生の初めての社会貢献活動 活動報告会〜聞こう・話そう・やってみよう〜」が栃木県庁本館6階大会議室1で行われスタッフ1名が参加しました。

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会場全体の様子

 若者の社会貢献活動参加促進事業とは地域住民が行う様々な活動(高齢者や子どもの見守り活動、居場所づくり、芸術活動、国際協力活動、環境美化活動など)に、高校生、大学生など若者が一定期間参加出来る機会を提供し、地域活動の重要性について理解を深めていただくとともに、自ら活動団体へ取材し、情報発信等の活動を行うことで、若者の社会貢献活動へのさらなる参加意欲を高めることを目的とした事業です。

 始めに宇都宮市まちづくりセンター事務局スタッフやとちぎ市民活動推進センタースタッフがコーディネーターとして関わっており、今年度行われたことについて報告を行いました。

 若者の社会貢献活動参加促進事業in宇都宮では「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告「子育て応援サークル“こっころ”」活動取材報告part2「今泉子ども会連合会主催 子ども秋祭り」活動取材報告「学生団体みらとち」活動取材報告「学生団体みらとち」活動取材報告part2への活動および取材が行われ、どのようなことが行われたのか報告していました。

 若者の社会貢献活動参加促進事業in栃木では学生のボランティア体験記「おおひら歴史民俗資料館」学生のボランティア体験記「NPO法人LaITo」学生のボランティア体験記「寺尾まちづくり協議会」への活動が行われ、どのようなことが行われたのか報告していました。

 会場には若者の社会貢献活動参加促進事業in宇都宮に参加していた学生もおり、授業で地域活動について学んできたが、実際参加したことがなかった。 地域内での世代交流になっている部分を見ることができたと感想を話してくれました。

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総合コーディネーター 岩井 俊宗氏

 次に総合コーディネーターであるNPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク代表理事 岩井俊宗氏より気づきスピーチが行われました。 今回のプログラムの良かったポイントについてまず学生たちが、コトとして分かっていても実体験や実際の景色とつながらないが見る事ができる、実際参加してみると多世代交流している所を見ると楽しいと感じることができた。 さらに受け入れた団体の方々にとっては一緒になって楽しく活動できたという感想があった。 

 学生にとって始めていく場所・経験したことがないことに対して不安感から活動に一歩踏み出せないということがあるが、団体は学生が来てくれたことを歓迎して受け入れてくれる。 団体の方とナナメ(利害関係がない一歩先をゆく“先輩” )の関係性になり社会性やコミュニケーションを育むことになるとお話していただきました。

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 最後に行われた「社会貢献活動アイディア会議」では「社会貢献活動をしたくなる理由」、「しようと思っても踏み出しきれない理由」に対して「若者が社会貢献活動をしたくなるプログラムや支援策」、「したことで手に入る成長やポジティブな影響」について考える時間になりました。

 人の役に立ちたい、地域や社会を変えたいと思う、世代間交流がしたいという意見や受け入れる側の顔が見えない、自分の意見に賛成してくれるかわからないなどの不安な意見も出てくるのではないかという声も上がりました。

 ボランティアをやりたいという気持ちを増幅させるには、イベントの種類を増やす、地域の人と意見交換会をする、住んでいる地域について話し合う機会をつくるという意見が出ました。 不安を少なくするには、優しく受け入れる雰囲気をつくる、SNSの活用、どんな人がどのような活動をしているのか発信していくという意見が出ました。 最終的なメリットとして、「多くの人の思いを知ることが出来る」「自主性・主体性が身につく」といった意見が出ました。 

 県内で様々な学生団体が立ち上げられている現在、話を聞く中で若い人がボランティアに参加することで、成長や新たな人間関係の構築にもなる。 そして、活動を通して世代間交流ができ、感謝されることによる達成感を味わうことで続ける力になる。 今回のお話を聞いて自分も何かやってみたいと思った学生に対してサポートしていきたいと思いました。

(記事作成:T)

2019年03月12日

「ボランティアコーディネーションセミナー」参加報告

2019年3月12日(火)
 
「ボランティアコーディネーションセミナー」参加報告

 今月8日、社会福祉法人栃木県社会福祉協議会主催で「ボランティアコーディネーションセミナー」がとちぎ福祉プラザで行われました。 午前中は、「ボランティア活動の特性」「ボランティア活動の強み・弱み」「ボランティアコーディネーターの8つの役割」について講話を聞き、事前に割り振られていたグループ内で、ミニワーク「ボランティアの“やりがい”と“やめたい理由”は何なのか」というテーマでワークショップを行いました。

 午後は、「ボランティアマネジメントの必要性と業務の流れ」「ケース検討とは」について話しを聞き、想定される事例について話し合うワークショップ「想定事例検討」が行われました。 また、「想定事例検討」についての発表も行いました。

 講話の中では、ボランティアの語源や特徴などといった基本的なことから、ボランティアコーディネーターに求められる役割など、業務についてもお話頂きました。 私自身、様々なボランティア活動に参加していますが、語源は今回お話を聞いて初めて知り、ボランティアコーディネーターが関わる業務の幅が広いことに気づきました。

 午前中のミニワークで出た意見は、ボランティア活動のやりがいは、「喜ばれる・役に立っている」「楽しい」「人とのつながりができる」など、逆にボランティア活動をやめたくなる時やその理由は、「マンネリ」「負担感」「人間関係」などの意見が出ました。 

 午後の想定事例検討では、「施設の夏祭り運営ボランティアの募集」「最近活動に来なくなってしまったボランティア」「活動紹介をするのが不安なボランティアをしたい相談」についてそれぞれグループに分かれて話し合いをしました。 グループのメンバーは、中間支援センターの職員や社会福祉協議会の職員などで構成されていました。

 スタッフが参加したグループでは、「活動紹介をするのが不安なボランティアをしたい相談」について検討し、その人が抱えている背景は何なのか、活動に伴う課題は何か、活動を紹介するとしたらどのような社会資源・情報があるか、その後の具体的なアプローチの仕方について検討を行いました。 社会福祉法人の職員の方が多かったので、どの意見も参考になりました。

 今回参加して、ボランティアコーディネーターという資格があることや、コーディネートしていくために必要なこと、ケース検討の仕方など学ぶことばかりでした。 スタッフ自身相談対応をしたことがないということもあり、参加した方と意見交換ができたことも貴重な経験になりました。 今後もこういった講座があれば参加したいなと思いました。 

(記事投稿:I)

2019年03月09日

社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム2018成果発表会視察報告

2019年03月09日(土)

社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム2018成果発表会視察報告

先月16日、認定NPO法人藤沢市民活動推進機構主催による「社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム2018成果発表会」が藤沢商工会館ミナパーク 6階多目的ホール1にて行われ、スタッフ1名が視察に行ってきました。

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成果発表会 会場の様子

 「社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム2018」とは、高校生やワカモノを地域のNPOや市民活動団体とつなぎ、一定期間「団体の一員」として社会や地域の課題解決に取り組む機会を設けるものです。 地域とのつながりが生まれることで、将来、地域の市民活動を担う人材が育成されること、またワカモノの参加によってNPO等の組織基盤が強化されることが期待されます。

 以前、東京都で行われたNPOインターンシップラボ「キックオフシンポジウム」にてお話を聞いてから、魅力的なプログラムだったので今回視察させていただきました。

 今回のプログラムでは14人の高校生や大学生・院生が12のNPO法人や市民活動団体への活動が行われました。 約7ヵ月間のインターン「高校生コース:80〜100時間(定例会や事前・事後研修含む)」、「ワカモノコース120〜200時間(定例会含む)」というプログラムの中で活動を行いました。

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司会進行を行う高校生と大学生

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過去インターンシッププログラムに参加したサポートメンバー

 成果発表会は参加した高校生や大学生を中心にチラシ作成・プログラム進行が行われ、またサポートメンバーや事務局によって「社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム」は行われています。

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認定NPO法人藤沢市民活動推進機構 理事長 雫 二公雄氏

 認定NPO法人藤沢市民活動推進機構理事長 雫二公雄氏より挨拶。 5回目の取り組みとなる「社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム」。 今回公益財団法人電通育英会助成事業を受けています。 ワカモノ×NPOの目的は地元の地域課題をどのように解決していくのか、市民活動への理解促進、組織基盤強化、そしてこのような取り組みに対してサポートしていくことなどを目的に行われています。 若者から関わった団体のこと、活動のこと、自分の将来のことへの発表が行われます。と仰っていました。

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学生による成果発表の様子

 発表前には成果発表会総監督として田中楽人さん(湘南高等学校)よりプログラムの概要説明、プログラムのコンセプトについて説明が行われました。 単発ボランティアとは異なる点(時間が短くその場限りの出会い)と違い一定期間活動することで深いつながりができより活動も内容が濃くなるように感じました。 コンセプト:「枠を外す」という事を念頭にプログラムに参加していきました。と仰っていました。 以下より各インターン先について、学生が取り組んだことなど発表された内容をまとめてご紹介します。

@認定NPO法人ゆい: 身近な野生植物と親しみながら学び、私たちの生活環境と自然環境を守るにはどうしたら良いのか、失われつつある生態系を取り戻すことを目的に茅ヶ崎漁港付近の海岸を中心に海浜植物の育成と保全、三浦半島での観察会、移植会などに取り組んでいます。 学生は砂草の植裁会協力や海岸観察会にて海浜植物の種類や特徴を学び、NPO法人ゆいが発行する通信にて感想を掲載。 また活動から地球温暖化やマイクロプラスチックの問題に対して自分は何ができるのか、他人事と感じていた事に対して自分事として「自然を第一に考えられる人になる」とAction宣言を発表していました。

ANPO法人ハーモニーインターナショナル: 幼児教育を中心に多文化意識・英語・リビングバリュー(ユネスコ推薦道徳教育)を3本柱とし、様々なプログラムやイベントを提供、大人に対してもバリュー教育の考え方を広め、グローバル化に対応し得る社会の構築を目指しています。 学生はサマースクールアシスタントと授業の準備、子どもとの接し方や伝え方(英語でのコミュニケーション)について学ぶ機会になった。 活動の中で時間が確保できず活動先へ行けないことがあったことから「タイムマネジメントできるようになる」とAction宣言を発表していました。

BNPO法人ふじさわ救命普及推進会: 藤沢市内の企業や学校、市民に救命技術の普及に関する事業(救命講習)を行っているNPO法人です。 学生は救命講習を行う応急手当普及員としての資格を取得し、サポートをしていただきながら救命講習、救急フェアや市民マラソンの際に救護班として活動を行った。 「これからも応急手当普及員として救命講習をたくさんの人に教えていき、人との関わりを大切にする」とAction宣言を発表していました。

CNPO法人横須賀創造空間: 横須賀・三浦半島に「人を呼ぶ」「魅力を発信する」「人々の交流を促す」ために活動する団体です。 スタートアップが集う場所、地元課題を解決するための場所として、コワーキングスペース「ヨコスカテラス」の運営を中心にジャズや地元を活かした映画、高校の居場所づくりなどに取り組んでいます。 学生は横須賀市で行われるイベントのレポート作成やインタビュー、主催イベント時スタッフなどの活動をしました。

DNPO法人湘南NPOサポートセンター: 湘南・平塚の中間支援組織として人々がつながり共に行動する市民社会をつくるため、NPO・自治体・企業・大学等と連携し社会課題・地域課題の解決に向けて活動しています。 地域コミュニティの活動支援やNPO 法人・市民活動支援、ひらつか市民活動センターの協働運営などに取り組んでいます。 学生はひらつか市民活動センターで行われた「若者まちづくりミーティング」にて発表や講座などの際撮影、成果発表会に向けて他のインターン生と共にチラシの作成を行った。 「自分ができる事の幅を増やしたい。」とAction宣言を発表していました。

E藤沢市民まつり実行委員会: 藤沢市で開催されている最も大きなイベント「藤沢市民まつり」の企画・運営をする団体です。 実行委員会は少人数で行われており1人ひとりが役割を持ち、学生も準備を手伝い、当日はイベントスタッフの活動をしました。

FNPO法人鎌倉あそび基地: 子どもが子どもらしくいられる場所「学童保育ふかふか」、「フリースクールLargo」の2つの事業を柱に、多彩な体験イベントなどを通じて子どもたちの育つ力をサポートしています。 学生は「フリースクールLargo」で活動しました。

GNPO法人まちづくりスポット茅ヶ崎: 2022年頃まで開発が進む茅ヶ崎市南西部地域にて多世代が交流できる機会・場づくりとしてスペース運営。 地域コミュニティの形成(コミュニティカフェの運営)、地域経済の活性化(マルシェ)などまちと人が元気になる7つの事業に取り組んでいます。 学生は地域の防災訓練に一緒に活動、主催イベント設営、まちぼっち通信の記事作成や取材許可などを行いました。 地域問題に気付く大切さや、何事も他人事ではなく自分事で気付くことができた。 そして日々のコミュニケーションの大切さを再確認することができたと発表していました。

HNPO法人キッズコミュ: 発達障がいを抱える子ども達を対象に、ダイナミックな運動やこころから楽しいと思える遊びを通して農全体を活性化し、沢山の成功体験を重ねやる気や学ぶ喜びを生み出す活動を提供しています。 学生は教室のグループ指導に参加、子どもたちをサポートする、指導の準備・片付けなどを行いました。 活動を通して、褒める・励ますなどのコミュニケーションは大事なこと、子ども達と楽しく時間を過ごせたこと、人間性を育てる教育はなかなか受ける機会がないことに気付くことができたと発表していました。

I認定NPO法人藤沢市民活動推進機構: 市民活動団体等への活動支援事業を通し、市民活動の推進とまちづくりに寄与することを目的に活動しています。 NPO支援事業(藤沢市市民活動推進センター管理運営、社会を知るためのワカモノ×NPOインターンシッププログラム)、地域活性化事業(研修企画講師派遣、地域イベント運営)などに取り組んでいます。

 学生は藤沢市まちづくりパートナーシップ事業「2020年応援団藤沢ビッグウェーブ」(オリンピック・パラリンピックに関わりたいという気持ちと活動を通じ、2020年をきっかけにまちを盛り上げていく活動)にて、学生はシニアの方や江ノ島でセーリングワールドカップが行なわれた時などで団体紹介を行いました。 また、管理運営を行う藤沢市市民活動推進センターにて、藤沢市役所でのNPO交流サロンスタッフや推進センターでの講座への参加。 非営利について学ぶことができたと発表していました。

J認定NPO法人地球市民ACTかながわ/TPAK: アジアの途上地域の子ども達が一人でも多く教育を受け、幸せで明るい未来を自ら切り開けるよう、1993年よりタイ、ミャンマー、インドにおいて少数民族と農村部の子ども達と女性達の、教育と健康の自立のために支援活動を1993年より行っています。 学生はフェアトレード担当としてイベント時の商品の仕分け、事務作業の活動をしました。 

KNPO法人幼児武道教育振興会: 乳幼児とその保護者に対して、保育および幼児教育に関する事業を行い、子どもの健全育成に寄与することを目的にちびっこ保育園や湘南台ふれあい食堂の運営にに取り組んでいます。 学生は子ども達の寝かしつけや見守りなどを行いました。

 活動の中で行なわれてきた定例会(自分の目標設定、自分の言葉で団体紹介などのワーク)や中間発表会(活動先での経験や今後の目標)、事後研修(プレゼンのコツや自分らしい発表の内容や方法を考える)が行われ今回の成果発表会に繋がっています。
 
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発表及び成果発表会に携わった高校生・大学生

 発表会後にはインターン先の方から一言、参加した学生へ修了証授与が行われました。 長時間関わることで学生の成長につながり、インターンシップ後も関わりたいという学生が数人おりました。 メンバーの一員になったことで自信につながると感じました。 宇都宮市まちづくりセンターも今年度から学生ボランティアの事業を行うようになり、学生と関わる機会がさらに増えてきました。 今回参加した成果発表会のお話を参考に今後学生ボランティア体験プログラムに活かしていこうと思います。

(記事投稿:小松)

2019年03月08日

スタッフ研修 ミヤラジ中村さんによる「39のまちづくり組織を訪ねて」

2019年3月8日(金)

 東日本大震災などの災害時にも注目されたコミュニティFM。栃木県内でも栃木市や小山市で放送局が開設され、地域密着をさらに進めた(?)地元密着型の情報発信ツールとして、各地で広まりながら定着してきている感があります。

 宇都宮市にも、宇都宮コミュニティFM「ミヤラジ」があります。

 全ての番組が生放送で行われ、それぞれに魅力をもったパーソナリティの皆さんが、宇都宮を色々な分野から深堀して、宇都宮の魅力を発信されています。

 実のところ、まちぴあスタッフの中にも何名か、番組にお招きしていただいたことがあったりなかったりというご縁もあり、今回のスタッフ研修が実現しました。

 講師としてご登場頂いたのは、パーソナリティの中村長司さん。

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 中村さんは、ラジオ内で「地元もりあげ隊」(毎週土曜17:00〜)を担当されており、これまでも、各地で行われているボランティア活動の様子や、特徴的な活動をしている団体の方へのインタビューなどを企画、放送されてこられました。

 中村さんは、この番組の取材一環として、宇都宮市内の全39地区のまちづくり推進協議会を訪ね、各地域で活動しておられる、自治会活動者の皆さんにラジオ出演してもらうという、約1年間にわたる企画を実行されたそうです。
 過日、宇都宮市内のまちづくり推進協議会の全体会合では、こうした取り組みを紹介するという機会もあったそうです。そこで今回、地域を巡りつくした中村氏を講師に迎え、「39のまちづくり組織を訪ねて」と題した研修会を開催しました。

 基本的にはスタッフ向けの研修会ですが、せっかくなのでSNSで呼びかけたところ、活動団体や関心のある市民の方も参加下さり、7名で開催することができました。

 お話しは、コミュニティFMの成り立ちや役割からスタートし、地域に入っていくまでの流れや、各地域の取材、番組内での盛り上がった様子などをお話し頂きました。明保、細谷、戸祭、清原、陽東、御幸、御幸が原、富士見、西原・・・と、各地のまちづくり組織が取組んでいる活動事例を次々にご紹介頂き、とても細かな地域の情報を収集された様子に感動を覚えました。

 各地域が抱えている課題というものは、「高齢化」や「少子化」などの全国共通の課題がある一方で、例えば、回覧板を活用した見守り支援のシステム構築であったり、空き店舗を活用したサロン運営であったり。

 子ども関係についても、地域の歴史や文化を活かした子ども会活動の実施や、歴史の浅い地域であるからこその自分たちで企画した地域イベントの開催や、学校との取り組みなど、、、

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 課題が一緒であっても、多種多様な解決(または解決しようと取組んでいる)方法があり、それぞれが、その地域の文化、環境を考慮し、活かしながら行われていることも想いをはせることができました。

 こうしたお話しを聞いて、改めて想ったことは、

「宇都宮って広くて、奥深いなぁ」

 ということ。そして、色んな地域の方々が良い意味で当たり前として取組んでいる事例一つ一つが、その地域でしか実現できない特徴的な活動であることも改めて認識することができました。中村氏の今回の取り組みは、こうした地域に眠る「お宝」的な存在を、こまめに発信されたことだと思い、改めて感服したところでございます。

 そして、こうした小さな宝物を発信できるのが、地元密着の情報ツール「コミュニティFM」の存在なのでしょう。まちぴあとしても、大変有意義で参考になる貴重な機会となりました。

 今後の中村氏、およびミヤラジさんの活躍にも注目ですね!
 まちぴあも、負けないように頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします。

(記事投稿:小倉)

2019年03月01日

宇都宮大学地域創生推進機構主催「第3回地域デザインセンターシンポジウム」取材報告

2019年3月1日(金)

宇都宮大学地域創生推進機構主催「第3回地域デザインセンターシンポジウム」取材報告

 先日14日宇都宮大学陽東キャンパス アカデミアホールにて「第3回地域デザインセンターシンポジウム 地域×デザイン×大学〜地域をつなぐ 未来につながる〜」が行われました。 会場には一般、大学生、NPO法人など約70名が参加しました。 これまで「第1回地域デザインセンターシンポジウム」「第2回地域デザインシンポジウム」と取材させていただきましたが、今回、今年度から開始された「地域プロジェクト演習」成果発表会も行われました。

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機構長 横田和隆氏より挨拶

 始めに宇都宮大学地域デザイン科学部附属地域デザインセンターは組織改変が今年度4月に行われ、宇都宮大学地域創生推進機構地域デザインセンターとなり、機構長である工学研究科機械知能工学専攻教授 横田和隆氏より挨拶が行われ、

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建築都市デザイン学科教授 中島史郎氏による活動報告

 次に建築都市デザイン学科教授 中島史郎氏による第1部:地域デザインセンター活動報告が行われました。 第1部:地域デザインセンター活動報告では平成30年度地域デザインセンターの活動実績として@調査研究:共同研究3つ、A教育:2018年度28テーマ、B実践:地域連携プロジェクト、現3年生が取り組む地域プロジェクト演習について説明をしていただきました。

 また、地域デザイン研究会の開催では今年度3月2日に「宇都宮市まちづくりセンターまちぴあ主催シンポジウム」に学部共催・地域デザインセンター企画協力のことについて触れていただきました。 シンポジウムとは違いますが、今年1月にはまちぴあスタッフ勉強会「地域と大学を繋ぐコーディネートの現状と課題」として宇都宮大学地域創生推進機構地域デザインセンター特任研究員の坂本文子さんよりお話をしていただきました。 ぜひご覧下さい。

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地域連携プロジェクトについての成果報告の様子

 次に第2部地域連携プロジェクト(重点テーマ:1件,自由テーマ2件)の成果報告が行われました。 「重点テーマ:障がい児の生活環境に着目した施設・在宅支援の地域展開に関する研究(建築年デザイン学科准教授 佐藤栄治氏)」の報告では平成24年児童福祉法改正によって都道府県が行っていた通所サービスや入所サービスが市町村が行う児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後デイサービスや保育所等訪問支援など障がい児支援の強化が行われた。 しかし特別支援学校の定員や教員数が未だに改善できていないことや支援事業所数は増大しているがサービス自体が利用対象者に届いているか不透明、身近な地域での支援が確立できているとは言い難い、という現状がある。 営利法人が増加している放課後デイサービスに注目し、栃木県内の分野ごとの事業所数、療育手帳取得者数の調査や建物の所有形態などのアンケートを行い、支援実態を明らかにし、定量的根拠に基づいた形態別設置基準や整備計画を考えていくと報告していただきました。 

 「自由テーマ:首都圏外縁部の観光地域を対象としたフィールドワーク学習の実践とその教育的効果(コミュニティデザイン学科講師 鈴木富之氏)」の報告では地理学におけるフィールドワーク学習として(調査:特定の目的(調査テーマ)をもって調べる活動。巡検: 観察的方法を中心にいろいろな場所を巡って、地域的特色を見聞し、検討していく活動。)があり、今回は巡検に着目し、栃木県内と茨城県の巡検を行ったことについてまとめていただきました。 教育的効果として地域性(自然、歴史・文化、社会・経済などの諸条件)を正しく理解すること(視覚的な情報や実体験から地域を読み解く、他地域との共通性と差異性)や、該当地域を対象としたさまざまな地域振興に向けた課題や提案をすることができると報告していただきました。

 「自由テーマ:災害が少ないとされる地域における防災マップの作成とその活用(社会デザイン学科准教授 近藤伸也氏)」の報告では地域にある高校生による防災マップ作成の試みとして栃木県小山市のとある地区にある高校の生徒に協力してもらい講義、まちあるき、成果物の作成を行ったことについてまとめていただきました。 講義では防災マネジメントの基礎や防災マップ作成に向けたポイントについて、まちあるきから地震で転倒が想定されるブロック塀や自動販売機に着目して作成したこと、水害では小山市の防災行動計画を参考に作成、成果物は高校の文化祭で発表したと報告していただきました。

 また、シンポジウムが行われたアカデミアホール会場前では地域連携プロジェクトについてパネル展示やポスターセッションが行われていました。

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地域プロジェクト演習成果発表会の様子

 次に第3部地域プロジェクト演習成果発表会が行われました。 地域プロジェクト演習とは、3年次の学生を対象とした共通専門科目で、1・2年次で受けてきた共通専門科目の集大成として大学と地域が一緒になって取り組まれる授業です。 

 学科混成グループに分かれて、地域における実問題を扱った問題解決型の演習です。 栃木県内の自治体などを対象とし、自らの力で地域探索やヒアリング、各種調査を実施し、問題の原因特定や解決策を提案する能力、口頭発表会において資料を作成し、プレゼンテーション能力を身に付けることが目標となっています。

 今回地域賞(自治体やNPOが投票)、総合成績賞(教師が投票)、最優秀賞(地域賞と総合成績賞を合わせた)の3グループがパワポ資料を使って発表していただきました。 

 地域賞『人口減少社会を見据えた農村地域などのコミュニティ維持形成』:少子高齢化や人口減少、店舗の減少や利便性の低下、小学校等の地域コミュニティ施設存続の困難化などの悪循環に陥る農村地域などのコミュニティ維持形成に対して地域に住んでみたい、住み続けたいと思ってもらえる地域の資源を活かした魅力づくりの提案についてお話していただきました。

 総合成績賞『「ヨシ」のあるまちづくり』:遊水地を代表する「ヨシ」の利活用を促進し、「保全・再生」と「賢明な利用」の両立を図ること、また特産品として地域の振興を図ることをテーマに製品の開発を検討していたが、調査研究からヨシを広めるイベント性のある提案へと変えたとお話していただきました。

 最優秀賞『今市エリア(旧今市市)における「まちの縁側」の推進』:新たな交流の形である「まちの縁側」の推進としてベンチづくりや店舗前でのイベント開催(活動の認知)、縁側MAPの作成などを行ったことについてお話していただきました。

 自治体の方々から話を聞き、問題に対してどのような解決案を出せるのか、それぞれのグループで作られた発表はわかりやすいように作成されておりました。

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全体ディスカッションの様子

 最後に行われた全体ディスカッションでは、発表した3団体から各1名ずつ、さらにグループ指導教員や地域プロジェクト演習に関わったパートナーの方々が登壇しました。 関わった指導教員の方からは社会に様々な問題・課題を認識できるいい機会になっているとお話していただき、パートナーからはアンケートづくりでお互いが意見を言えるようになったことなどの変化についてお話していただき、学生からはグループワークで工夫したことや行き詰った時にセンターからアドバイスをもらい見方を変えることができたとターニングポイントなどについてお話していただきました。 

 シンポジウム以前には「地域プロジェクト演習発表会」が行われていました。後日センターブログで掲載予定です。 普段地域デザインセンターが行う取り組みや地域と大学を繫ぐコーディネートについて、地域デザイン科学部の取り組みである地域プロジェクト演習のことを聞くことができ、改めて参考になりました。

【参考URL】
まちぴあスタッフ勉強会「地域と大学を繋ぐコーディネートの現状と課題」
・日本経済新聞「地域プロジェクト演習発表会」 ※後日センターブログでも掲載

(記事投稿:小松)

2019年02月20日

「地域編集ワークショップ〜紙媒体をつくるプロセスを体感する」参加報告

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2019年1月12日(土)、宇都宮大学UUプラザにて、とちぎユースサポーターズネットワーク主催による「地域編集ワークショップ」が開催されました。
この企画は昨年開催された「地域編集論night」の続編。元々、宇都宮大学の「地域編集論−地域振興と情報発信」という講義を社会人向けに再編集したもので、前回が座学を中心とした『基礎編』とすると、今回は座学と実践を繰り返す『実践編』の位置付けです。

栃木県内の地域起こし協力隊やまちづくり活動の実践者などを中心に15名の方が参加しました。近県の茨城県や千葉県などからも参加がありました。

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講師は宇都宮大学地域連携推進機構COC+特任准教授/地域連携コーディネーターの簑田理香氏。出版社勤務、フリーランスのライター・プランナーを経て、大学教員の傍ら、「土祭」など益子町の地域コミュニティプロジェクトを展開しています。

さて、席に座るとA3のワークシートが5枚も!!とても濃厚な4時間になりそうです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回の講座では、タブロイド紙(8P)の制作をベースに、企画を考える・構成を考える・誌面ラフをつくる・主要コピーを考える、という実践ワークから理論も一緒に学びます。

まず、編集的思考とは?ということで、簑田先生の「編集とは?を伝える」自己紹介から。
1枚目は、肩書きだけ羅列されていたリスト。そこに様々な情報が加わって、2枚目では経歴表に。情報を整理・分類して伝わりやすくする。成る程、これが編集。

Step1 紙媒体を読み解く
例題となったのは『里山みらい』という冊子。掲載されている内容を7種の項目に分解します。
8ページに対して、7項目。1ページ1項目という単純なものではない…どこで区切るのか、何回も読めば読むほど、迷いの道へ…。

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班で話し合ってみると、「そんな捉え方が?」との発見。
そうです、このワークで重要だったのは、文章を正確に区切る能力ではなく、「受け取り方は人によって違うということ」を理解すること。

企画力や編集力を高める自主トレーニングとして、簑田さんは「逆企画書制作」を提案しています。印刷物などの完成物から、どんな企画書だったのか想像して架空の企画書を自分で作成してみるトレーニングです。書き起こしてみることで、良い企画ほど、骨格がしっかりしていて、ブレがないことに気付くそうです。

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Step2 私の中にストックされている情報を編集する
冊子のイメージを固めるため、自分の頭の中にある断片的な情報をアウトプットするワークから。
1分足らずの間に、付箋にイメージしたキーワードをどんどん書き出します。
目標10個以上と言われて、皆大慌て。10秒に1枚以上書かないと10枚以上になりません。しかし、さすが実践者の皆さん。知識の引き出しを多く持っているようで、目標数を達成した方が結構多くおりました。中には15枚以上、記入できた方も。

さて、ここからが本番。今挙げたキーワードから共通点を見つけ、カテゴリー分けしていきます。カテゴリー別に価値を付け、最終的に一つの大きなテーマとテーマを表すコピーを設定します。多くのキーワードをどう分類するか取り掛かりは悩みますが、グループ化するごとに自分の中にどんな価値観を持っているのかが透けて見えてきて、「こんなこと考えていたんだ〜」と、ちょっと面白くなりました。

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Step3 地域的な情報を伝える紙媒体の概要を整理する
カテゴリー分けした内容を8ページのどの順番に掲載するのか、構成表を作成します。この時、簑田さん曰く「企画の4W1F1H」を意識して整理します。つまり、誰に向けてなのか、なぜ伝えるのか、何のためになのか、どのように伝えるか、などがブレていかないように定め、位置づけてから、呼応する項目と見せ方を考えていきます。

Step4 紙面展開・構成を考える
1ページごとに、どのような内容を、どのような位置・大きさで掲載するか、実際にラフ絵で書いてみます。このStep4まで辿り着いた方は少数でした。


あっという間に時間は過ぎ、どんな冊子を作りたいと思ったのか、どのような構成を考えたのか、全員発表しました。

夫婦の視点で見た地域、Uターンの外目線+内目線で見た地域、ダブルプレイスで感じる地域、個人的視点から見た地域…など、参加者それぞれの視点から見た地域とその切り取り方は15人15様で、実際に形になったら面白そうだなと思う企画もたくさんありました。

Step5 エディトリアルツリーで整理する
最後に、企画と媒体の内容は一致している必要がある。
簑田さん考案の「エディトリアルツリー」で整理する方法が説明されました。企画・構成の内容を1本の木に見立て、どんな土壌で(どんなフィールドで)、どのような枝葉が広がるのか(どのように企画を展開してくのか)、どのような花や実を付けるのか(どのような成果・効果を期待するのか)、そして、幹は繋がっているのか(道筋はすべて繋がっているか)。
成功する事業となるために、企画の段階から一本筋が通った見通しを立てることが重要であると学びました。

伝えたいことが伝わる文章を書きたいなら、相手/読み手の理解を助ける文章を書く
名言を残して、ワークショップは終了となりました。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

余談ですが、今回のような冊子を企画するとき、その内容を全く知らない人と構成を考えると比較的多くの方に届く・伝わる内容になるのではと思います。

情報紙まちぴあの骨格となる構成は、前センターのニュースレターを担当していた私と、当時、新入だったスタッフの2名で作り上げました。産休前の引継ぎということもあり、事細かに伝えるため、自分自身も一つ一つのコーナーについて対象や目的・効果などを随分深く掘り下げて考えた記憶があります。深く掘り下げ過ぎたために、新入スタッフには理解されないことも多々ありました。それは、そのまま内側から物事を見る視点と、外側から物事を捉える視点の違いと気付くことができ、新入スタッフの見方=読者の視点として、修正する必要があることにも気付かされました。


今回の内容、紙面製作だけではなく、企画立案においても参考になる部分が多々あるのではないかと思います。
この「地域編集シリーズ」、今後も不定期ですが開催していく予定とのことですので、次回予告を楽しみに待ちましょう。

(記事投稿:鈴木)


【参考URL】
地域編集室 簑田理香事務所ブログ:地域編集ワークショップ
宇都宮大学COC+サイト ~ 18歳からの「とちぎ仕事学」始めます

2019年01月25日

認定(特例認定)NPO法人取得応援セミナー 第3回「認定申請の実務を学ぼう!」参加報告

2019年1月25日(金)

 昨日1月24日(木)、とちぎボランティアNPOセンターぽぽらにて、栃木県県民文化課県民協働推進室による認定(特例認定)NPO法人取得応援セミナーの第3回「認定申請の実務を学ぼう!」が開催されました。

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 認定NPO法人がどういうものか、どういう団体なら認定をもらえるかはある程度わかっても、実際の申請書類を作るとなると、書き方が難しい書面も出てきます。今回の講座では、実際の申請ひながた・提出書類例を見ながら、具体的な書類の書き方や審査のポイントについて勉強しました。
 講師は、NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会事務局長の大庭勇氏。栃木県内での情報の補足は、県民文化課の担当江連氏から都度いただきました。受講者は24名でした。
 ※今回の内容の前段階となるシーズの講座「認定NPO法人【入門クラス】申請の段取りと準備」への参加報告ブログリンクは こちら

 内容は、これから認定取得を目指すための基礎知識、実際の提出書類(申請書・寄付者名簿・第1表〜第6表および付表など)に記載する内容、パブリックサポートテスト(公益性があるか「寄付金を尺度に」判定するテスト)の相対値基準計算の具体例、絶対値基準チェック表の書き方、寄付者名簿の作成例と注意点、その他役員からの寄付金の取扱いや計算などなど、書類作成の全体を2時間講座という短い時間で網羅しました。

 申請書の中でも、特に寄付者名簿、第1表(相対値基準)と第4表は、情報整理も書類作成も難しいので、栃木県県民文化課の職員の方に直接聞きに行くのが間違いない・素人が1人で作るのは無謀とのこと。栃木県としては「ぜひ多くのNPO法人に認定を取ってほしい」ということで、書類の作り方などわからないことは親切に教えてくれるそうです。

 なお、絶対値基準と相対値基準のどちらでも認定取得条件を満たしている場合は、「絶対値基準での申請」の方が書類作成の難易度が確実に低いです!今回の講座で2種類の申請方法を比較して、心底そのように感じました。なるべく団体にとって実務負担の少ないほうを選びましょう。
 寄付者が税制優遇を受けられる「認定NPO法人」、興味のある方は、栃木県県民文化課や、お近くのNPO支援相談窓口、今回講師をしていただいたシーズさんに聞いてみてくださいね。

【参考】
栃木県内のNPO法人の認定取得について(栃木県県民文化課 県民協働推進室)

(記事投稿:齋藤)

「平成30年度災害ボランティアセミナー」参加報告

2019年01月25日(金)

「平成30年度災害ボランティアセミナー」参加報告

 先日21日、栃木県及び一般財団法人地域社会ライフプラン協会主催、社会福祉法人栃木県社会福祉協議会共催、社会福祉法人とちぎ健康福祉協会企画協力による「平成30年度災害ボランティアセミナー」がとちぎ生きがいづくりセンター(とちぎ健康の森内)講堂にて行われシニア世代を中心に100名ほど参加されていました。 

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会場の様子

 平成30年は6月大阪府北部地震、7月西日本豪雨災害、9月北海道胆振東部地震などの災害がありました、災害ボランティアは被災地域の普及や復興に必要不可欠な存在となっています。

 昨今では栃木県も東日本大震災や関東・東北豪雨による被害を受けましたが、被災地に密着したきめ細やかな支援が行なわれるシニア世代を始めとする災害ボランティアは復興支援の大きな力となりました。 今回のセミナーでは幅広い世代が関わる災害ボランティアについての基調講演や事例発表などが行われました。

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レスキューストックヤード代表理事 栗田暢之氏

 始めに認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード代表理事 栗田暢之氏による「基調講演:災害とボランティア〜相次ぐ災害の現場から〜」が行われました。 栗田氏は平成7年阪神・淡路大震災時に勤務していた大学の学生ら延べ1,500目のコーディネーターとして被災者支援にあたられていました。 同年7月に設立したボランティア団体事務局長から平成14年さらに発展的に解消し「特定非営利活動法人レスキューストックヤード」常務理事兼事務局長を経て現在災害に強いまちづくりや人づくりの各種事業、50か所の地震・水害・噴火などの被災地で支援活動を行われています。

 基調講演では平常時における事前対応(被害抑止・軽減)と発災時における事後対応(応急対応、復旧・復興)などのサイクルについて、現場対応と平常時における講習会の開催、平成30年大阪北部地震、台風21号、豪雨災害についてどのような状況になったのか、写真を元に災害ボランティアがどのような事を行ったのか、災害後の生活を考えるミニ相談会や避難所での環境整備、ボランティアニーズの移り変わりなど居宅等片付けが全てではないこと、1人1人得意分野やできることを行うことについてお話していただきました。

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「チームかぬま」代表 山ノ井濱市氏

 次に災害ボランティアグループ「チームかぬま」代表 山ノ井濱市氏による「事例発表:私の災害ボランティア体験談〜自分なりの支援のかたち〜」が行なわれました。 山ノ井氏は東日本大震災を機に災害ボランティアにかかわり、平成24年被災地支援や鹿沼市内でのボランティア活動を目的に災害ボランティアグループ「チームかぬまを設立」。 宮城県石巻市や山元町、福島県南相馬市小高区で支援活動を続け、熊本地震や九州北部豪雨災害、西日本豪雨災害でも支援活動を行われています。

 事例発表ではこれまでどのような事を行ってきたのか写真を元に東日本大震災の時のこと、宮城県石巻や山元町へ災害ボランティアバスで全12回参加したこと。災害ボランティアに関わっていく中で団体を設立しようと思ったきっかけなど説明していただきました。 ボランティア活動は「できることから少しずつ」始められること、自分自身に合った活動が必ずあるとお話していただきました。

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鹿沼市社会福祉協議会主査事務員 柴田貴史氏

 最後に社会福祉法人鹿沼市社会福祉協議会主査事務員 柴田貴史氏より「事例発表:誰でもできる支援の和〜被災地で学んだ大切なこと〜」が行われました。 柴田氏は平成5年北海道南西沖地震をきっかけにボランティアに興味を持ち、高校在学中に阪神・淡路大震災を機にボランティアを実践的に始められます。 災害発生時には、被災地でのボランティア活動を行い、その活動を講演会で多くの人に伝えています。 認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク災害担当理事、とちぎ災害ボランティア実践プロジェクト座長としても活躍されています。

 事例発表では被災地で学んだこととして、災害を防ぐことはできませんが、今後発生するだろう未災地(全ての場所)での災害に備えておくことはできるとして、@災害時の助け合いがなんとなく想像しておく(どのような状況でも)、A自分がどのように被災するか考えてみる、B得た情報で考え、判断し、きちんと検証する(防災グッズなどしっかり使えるかなど)、C想像したことを創造できるようにする(どう動けるのか・動くのか)が大切とまずお話していただきました。

 災害への対応はそれぞれの地域によって異なり、マニュアルを通りには行かない、そこで研修(講座)があり、参考に聞いておくこと、知っておくことが大切。 被災地では行政や社会福祉協議会、自治会、自主防災組織などが中心となり活動が行われるが、被災地内のひとだけでは負担が大きく大変、そこで被災地外の支援が必要です。 災害ボランティアは災害発生地域だけではなく、被災した人や地域を応援するすべての仕組みやそれをする人、現地に行って活動する人だけが災害ボランティアではない。とお話していただきました。 

 今回の災害ボランティアセミナーは災害時の対応や災害ボランティアの種類など様々なお話をしていただきました。 平常時から備え、どのような状況でも自分や周りの方同士が助け合えるよう考えておくこと、その中でそれぞれがどのようなことができるのか今後発生するであろう未災地ではしっかり備えておくことが大切であり、1人ひとりがまず知っておくことが重要であると改めて感じました。

(記事投稿:小松)

2018年12月21日

認定(特例認定)NPO法人取得応援セミナー 第2回「法人の資金調達力を高めよう!」参加報告

2018年12月21日(金)

認定(特例認定)NPO法人取得応援セミナー
第2回「法人の資金調達力を高めよう!」参加報告

 昨日12月20日(木)、とちぎボランティアNPOセンターぽぽらにて、栃木県県民文化課県民協働推進室による認定(特例認定)NPO法人取得応援セミナーの第2回「法人の資金調達力を高めよう!」が開催されました。
 寄付金の獲得は、認定取得に必要なPST(パブリック・サポート・テスト)の要件にも関わっています。講師は日本ファンドレイジング協会理事、ファンドレイジング・ラボ代表の徳永洋子氏でした。

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 講座の中心は「ドナーピラミッド」について。ドナーピラミッドは万国共通のファンドレイジングの考え方で、支援者の支援レベルを引き上げるための分析や戦略検討に使えます。
参考:ファンドレイジング・ラボ
 寄付集め7つのステップ「Step 2 既存寄付者・潜在的寄付者の分析」

 また、そのピラミッドを支援者に「登っていただく」ための道筋として、徳永氏が考案した「MITASの法則」の紹介もありました。
参考:ファンドレイジング・ラボ
 支援者との関係構築 「MITAS(満たす)の法則」!

 セミナーの中では、自分の団体のドナーピラミッドを実際に作ってみるワーク、ステップアップしてもらうための導線作りワークが行われ、受講生それぞれが取り組みました。まちぴあスタッフも初めてドナーピラミッドに挑戦しましたが、底辺の「潜在的な寄付者」を考えるのが難しく感じました。「底辺を大きくしないと、ピラミッド全体が小さくなってしまう」ということで、細かくまとめすぎず、団体のメンバーで意見を出し合うと作りやすいかもしれません。

 第3回セミナー「認定申請・審査の実務を学ぼう!」は2019年1月24日(木)に予定されています。追加募集についてはこちらをご参照ください。

(記事投稿:齋藤)

2018年12月09日

平成30年度第3回「とちぎ協働推進研究会」参加報告

2018年12月8日(土)

 12月4日、栃木県の中間支援センター「ぽぽら」が実施している、まちぴあのような各市町の支援センタースタッフや、行政関係者、栃木県が推進している地域協力推進員の方々などを対象にした、

「とちぎ協働推進研究会」が、日光市民活動センターを会場に行われ、まちぴあスタッフ1名も参加しました。研究会の会合には、栃木県内各地から25名ほどが集まり、研修を行いました。

 会場となった日光市の市民活動センターは、近年、日光市歴史民俗資料館と、市の偉人の一人でもある二宮尊徳を紹介した記念館が併合された3館併設の複合施設としてリニューアルオープンした施設です。

 地域活動においてよく言われている事柄に、その地域の歴史的背景への理解や先人からの知恵を活かすということがありまずが、まずは資料館・記念館の見学をし、二宮尊徳の功績と日光市での活躍を学ばせていただいた後、日光市のまちづくりや市民の方々の活動拠点としても活用されている、日光市民活動センターさんから、センターの機能の説明を受けました。

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 こうした、背景と現在の拠点を見学した上で、本格的に地域の課題を解決する協働推進研究会が始まりました。

 まずは、地域おこし協力隊として日光を訪れ、日光彫りの振興と技術伝承の活動を柱にしながら、地域のまちづくりに関わっておられる村舘美代子氏から、日光彫を初めとした地元産業・工芸の抱える高齢化や経済的な困難さを踏まえた上で、工芸品を切り口に始まった「日光てしごと市」というマルシェの風も感じる産業イベントについて紹介頂きました。

「てしごと市」は、村舘さんと日光彫などの若手職人の方々が、自分たちの技術向上や作品の情報発信の必要性を社会に訴える活動の中、行政・地域・出展者のそれぞれが、事業開催に向けての後援や出展場所の提供、作品や商品の出品など、それぞれの得意分野を集めた工芸関連に属するイベントで、2018年9月に第1回が開催されました。

 田母沢御用邸をはじめとした歴史的な町並みが残る通りとその周辺の建物を会場に行われたこのイベントは、イベントを構築していく中で、それぞれの役割分担が明確にされ、日光を工芸品などの特産物から楽しんでもらいたいという気持ちをカタチにしたイベントになっていた様子を紹介頂きました。

 お話を聞く中で、個人的な印象としては、イベントの火付け役となった村舘さんの「自分一人がどんなに限られた期間頑張っても限界がある」という言葉にとても共感を覚えました。だからこそ、同じ気持ちや想いをもった市民の方々とつながり、その輪がイベントとして現実のものになり、日光市全体として抱えている、少子高齢や地域疲弊といった社会課題に対し、地域の方たちがぞれぞれに課題意識をもっていたからこそ、盛り上げるためのイベントが市民の力で出来たのだと思いました。

 事例紹介の2例目は、日光市の子どもに関する事業を行っている「NPO法人だいじょうぶ」の前田利一氏と、「すまいる日光プロジェクト」を推進している小栗卓氏のコンビによる「日光子ども応援隊」の紹介です。

「だいじょうぶ」は日光市内において子どもの生活支援を行っている活動法人であり、長年の支援活動の中で日光市との絆を深め、子ども達の生活支援に必要な情報を共有する体制を構築されています。「すまいる日光プロジェクト」は、日光市内の企業団体が組織した、市内において生活困窮支援、子育て、災害復興などのテーマに沿った活動をされている社会貢献団体の方々へ寄付活動を継続的に行っている団体です。

 こちらの2団体も連携しながら、日光市内のすべての子ども達が地域でののびのびと育つことができるような環境づくりを目的に、集まった有志団体が「日光子ども応援隊」であり、全国でも屈指の面積を誇る日光市域において、子ども達が気軽に集える交流イベントを過去3回開催されました。

 専門の支援団体の方たちも関わりながら、相談があれば対応もできながら、鍋や焼きそばなどの飲食を含めた楽しいイベントを市内の同じ場所ではなく、対象地域を別にして継続していることがこの事業の特徴です。

 この事例のポイントは、団体同士が協働することにより、一言で課題と言われる問題の様々さが明らかになるとともに、支援者も対象者も顔の見える関係をつくることができ、広大な市内の色々な場所でイベントを開催できる体力を培っていることだと感じました。

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 こうした2つの事例をもとに、研究会ではワークショップが行われ、各発表への感想や更なる発展へのアイデア案が話しあわれました。個人的な感想としては、2つの事例だけなく、縮減社会といわれるこれからの日本社会において漠然とイメージしている社会課題を日光市全体、市民レベルにおいてもより身近に感じている方々が大勢あり、

 少子化、高齢化、産業・文化振興・・・すべてを包括した「未来のまちづくり」について、課題意識を共有し、また実際に活動している個人・団体が力を寄せ合う方法として日光市の協働のまちづくりがあるのだなということでした。

 また、支援センタースタッフとしても改めて、協働の「きっかけ」となる、個人や活動したいと思った団体の具体的な最初の一歩を応援するセンターの存在意義も確認した気持ちです。どんな活動、事業であってもはじめないと何もなく、課題や問題にぶつかり様もありません。

 活動や行動があってこその気づきや、他者・他団体とのつながりの大切さ、自分が地域にできることの理解と価値を高めることになり、更に出来ることを探求していくことが「協働」という活動方法に表現されていくのだろうと考えさせてもらった研究会となりました。

(記事投稿:小倉)