第3回でご紹介するのは、姿川地区の西川田町東武下原自治会の公民館に今年設置された「図書室&カフェテラス」。自治会長の十河さんにお話をうかがってきました。
1. カフェテラスと図書館の設置
「東武下原自治会」は名の通り、東武沿線沿いに広がる自治会です。公民館も線路のすぐ傍にありました。
「図書室&カフェテラス」を設置した下原公民館
この公民館に今年3月登場したのが会議室を改装した「図書室」。
さらにくつろげるよう、コーヒーマシンを設置して「カフェテラス」仕様にしました。
敬老の記念品を各家庭に配布している際、「読書が好きだが姿川地区市民センターまで自力で行くことができない」という声を聴いたことが設置のきっかけ。
本の寄贈もあり、3か月間で充実した書棚に
予算の問題がありましたが、「自治会活動参加促進事業」の補助で本棚・新書・コーヒーマシンを購入することができ、3月7日にオープンしました。
毎週土曜日の9:30〜11:30に開館しています。
第2・第4土曜には同じ公民館内で、シニアサロン(いきいきサロン)も開催されています。
健康体操のほか、介護予防手帳の活用法なども
第2土曜は「介護予防教室」、第4土曜は、わなげ・ダーツ・卓球バレーなどのゲームや健康の話など自由な形で開催しています。
このシニアサロン参加者がカフェテラスを利用している姿も見受けられるそうです。
2. 公民館の活用〜自主サークルの充実〜
2年前に老人会が消滅してしまい、高齢者の集う場所として、サークル活動を推奨しています。
現在活動しているサークルは、わなげ、囲碁、書道、手芸、健康マージャン、コーラス、カラオケ、グラウンドゴルフなど。
図書室入口に掲示されている日程表には各サークルの予定でぎっしり
自治会としても、健康マージャン用にマージャン台を購入したり、各サークルに補助金を出したり、自治会で一括してサークル活動の保険に入るなどのサポートを行っています。さらに新サークル立ち上げにあたり、長年指導に当たっていた先生や特技をお持ちの方に講師のお願いを自治会長自ら行うなど、ハード面だけではなくソフト面でも支援を行っています。
自治会費の半分を払えば賛助会員扱いで東武下原自治会外の人も各サークルに参加でき、公民館を所有していない近隣の自治会から参加している方もいます。
各サークルの発表の場として、今年は「文化祭」を開催したいと考えているそうです。
※ふれあいいきいきサロンとは、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、同じ地域で暮らす住民同士の触れ合いを通して、仲間作りや生きがいづくりの輪を広げる交流の場です。
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