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2018年10月31日

「学生×地域づくり実践事例発表会」取材報告

2018年10月31日(水)

「学生×地域づくり実践事例発表会」取材報告

 先日21日、栃木県主催、NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク実施協力による「学生×地域づくり実践事例発表会」が栃木県庁東館4階講堂にて行われ、県内の高校生・大学生、他社会人など約100名が参加していました。

 「学生×地域づくり」は県内の高校生・大学生で地域づくりの活動を行っている方から講演を聴き、その後実践者と参加者の交流を行い今はまだ地域づくりに「踏み出せずにいる若者」と「実践している若者」が出会う場として行われました。 さらに今回交流するだけではなく、実際活動に参加してもらおうと「若者の地域づくり体験事業」も行われる予定となっています。

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あしかがフラワーパーク 早川公一郎さんによる基調講演

 初めに学生や若者だけではなく、大人の方がどのような地域づくりに取組んでいるのかとして株式会社足利フラワーリゾート(あしかがフラワーパーク)代表取締役社長 早川公一郎さんによる「あしかがフラワーパークの挑戦の軌跡」についてお話をしていただきました。 あしかがフラワーパークは2014年CNN「世界の夢の旅行先10選」や「日本三大イルミネーション」に選ばれるなど、年間150万人を国内や世界から集客しています。

 あしかがフラワーパークの歴史として元々祖父の方が趣味で大藤を地域の方に楽しんでもらう為に始まったということからイルミネーションで行ってきたこと、藤やイルミネーション以外での集客についてなどついてお話していただきました。

 次に栃木県内で行われている学生×地域づくりの実践事例について4つの取組み@栃木県立烏山高校「まちづくり研究会」、Aつぶつぶ大学放送部、B一般社団法人えんがお、C栃木県立宇都宮北高校の紹介が行なわれました。

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学生×地域づくり実践事例発表会

 初めに栃木県立烏山高校「まちづくり研究会」(以前まちぴあ主催「若者とまちづくりシンポジウム」の際に発表いただきました。)の紹介が行なわれました。 平成20年に、烏山高等学校と烏山女子高等学校が統合し開校された、現在の烏山高等学校で取り組まれている烏山学は、将来、地域社会で活躍するリーダーを育成することを目的に、那須烏山市や県内複数の大学、那須塩原市、社会福祉協議会などと連携して行っているプログラムです。

 1学年全生徒を対象にした共通プログラム「山あげ体験学習(前山体験・芸能体験・大屋台野外体験など)」では、祭りの醍醐味を理解すること、入り口に地域の現状や課題について考える。 まちづくり研究会ではJRが山あげ祭りの開催に合わせて走らせた臨時列車「烏山号」に市役所職員と同乗し、烏山のPR活動を行ったとお話いただきました。 烏山地域の文化、教育、産業、建築など14の選択プログラムは事前オリエンテーションとフィールドワークから構成されているとお話していただきました。

 次にコミュニティFM放送局「ミヤラジ」で毎週水曜日18:00-18:55の枠でSNSを駆使した、学生による情報バラエティ番組を生放送する「つぶつぶ大学放送部」の紹介が行なわれました。 若い人にもっとラジオを聞いて欲しい、宇都宮をもっと好きになってほしいという想い、メンバー同士では宇都宮の魅力をより知りラジオで発信しているそうです。 現在メンバーは宇都宮大学のみですが宇都宮市内の大学生のメンバー募集も行っているとお話していただきました。

 次に大田原で高齢者の孤立化の予防と解消ができる地域の仕組みを作り(商店街空き店舗を活用した世代間交流事業や生活支援)に取り組んでいる「一般社団法人えんがお」の紹介が行なわれました。 栃木県内の独居高齢者数53,000人のうち5000人以上が会話頻度1週間に1回以下、制度が使いたくても使いにくいそんな方へ、学生(若者)がお手伝いに赴き、支援後には会話(交流)の時間を作っている。 

 また、クラウドファンディング「【栃木県発】高齢者と若者の課題を解決! 空き店舗を多世代が集う交流拠点に変えたい」では、学生や地域の方、クラウドファンディングに支援した方々が協力し合いながら改修作業を行い、1階は交流スペース(高齢者と若者)、2階は勉強スペース(若者の課題:市内に勉強できる場所が少ない)ができる交流拠点のことや、活動に対してどのような想いで取り組んでいるかなどお話していただきました。

 次に栃木県立宇都宮北高等学校が行っているIEA(国際教育活動)の取組みの紹介が行なわれました。 宇都宮北高等学校が行うIEAは「総合的な学習の時間」として課題解決学習・グループ自主研究を行っており、2015年国連で採択されたSDGsの17文やからテーマを決めているそうです。 SDGsより研究テーマを考え、先行研究の確認、フィールドワーク(関連している団体などへ)、課題研究中間報告、課題研究発表大会に取り組んでおり、学生は当事者意識や自己肯定感が高まっているとお話していただきました。

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地域づくり実践者によるトークセッション

 次にと基調講演でお話していただいたあしかがフラワーパーク 早川公一郎さんと実践事例発表の発表を行った各団体の代表や登壇し、活動し始めたきっかけや、やりがいや良かったことなどそれぞれお話していただきました。 きっかけについて「初めはできると思って始めた訳ではなく必要としている人が目の前にいたから」、「やりたいことの為に始めた、行っていく中で視野や出会いが広がった」、「取組みのお話を聞いて自身も関わりたいと思った」とお話いただき。 やりがいや良かったことでは「対象者が笑顔になる場面を目の前で見れる」、「人とのつながりがうまれる」、「地域の人と交流でき、大人が関心を持ってくれる」などお話していただきました。

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地域づくり活動実践者との交流

 最後に行われた地域づくり活動実践者との交流ではそれぞれ話を聞いてみたい取組みの所に移動し、質問を行い、活動をもっと深く知る時間となりました。 地域づくりに興味はあるけど・・・という学生にとって今回のプログラムは良い機会になったかと思います。 

センターとしては今年度から始まった「学生ボランティア体験プログラム」や学生団体の登録があるなど高校生や大学生との関わりが深くなってきました。 現在学生がどのような分野に興味関心があるのか考えながら事業を進めていきたいとかんじました。

(記事作成:小松)
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