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2018年09月25日

「#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市」取材報告

2018年9月25日(火)

#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市」取材報告

 先月19日(日)登録団体: NPO法人キーデザイン(キーデザインハンドブック)/宇都宮大学学生有志による栃木県宇都宮市実施チームによる「#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市〜学校は行かなくてもいい〜」がまちづくり交流センター“イエローフィッシュ”を会場に行われました。

≪ムーブメントについて≫【#不登校は不幸じゃない 小幡和輝オフィシャルブログ】

発起人メッセージ Youtube:


 上記リンク内でも紹介されているように学校が始まる9月に子どもの自殺が多くなる、そんな事が起こらないように不登校を肯定するムーブメントを作りたいと当事者であった小幡和輝さん(発起人・現大学生社長)が「#不登校は不幸じゃない」8月19日周辺に全国100ヶ所で開きたいと北海道〜沖縄までのチームが想いに共感してそれぞれの場所で展開されました。

◇Twitter#不登校は不幸じゃない ライブ配信の様子

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#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市の様子

 このムーブメントは会場だけではなく、TwitterやFacebookなどによるライブ配信、Youtubeによる動画配信などが行われているほか、Twitterで#不登校は不幸じゃない を付けて、当事者や保護者、学校などへのメッセージを届けるといった動きがイベント開始前から行われていました。

『栃木県宇都宮市実施チーム イベント開催前の想い』
【主催者の想い】本当は不安もあるけど、でもやるって決めた
【プログラム紹介】経験者の言葉に共感し、未来に少しの希望を持つ
【最後のお願い】「だいじょうぶ、ひとりじゃないよ」を届けたい

 大学生有志と共に活動を行ったNPO法人キーデザインは「こどくを抱える学生の安心できる居場所づくりをする」をミッションに、学生が人生の先輩と出会ったり、過去の自分・未来の自分と向き合う機会を作っています。 宇都宮市では過去不登校を経験した20歳前後の彼らが当時何を想いどんな生きづらさを抱えどう乗り越えたのかそして今の生き方はそんなテーマで赤裸々に語る機会になりました。 下記【参考URL】には会場内の様子を動画として見ることができます。

初めに宇都宮大学3年生の大瀧真優さんによるトーク。
◇Youtube#不登校は不幸じゃない@宇都宮 ー大瀧真優さんトーク前半ー
◇Youtube#不登校は不幸じゃない@宇都宮 ー大瀧真優さんトーク後半ー

 高校2年生の時半年間ぐらい不登校、小さなきっかけや大きなきっかけが重なり、友だちと遊ぶより勉強するのが当たり前という生活が毎日続いていた。 高校にはかまってくれた人がいたから行っていたが結構前から行きたくないと学校や家族に伝えていた。 学校に行かない生活は昼夜逆転のサイクルになり、外に出る理由もなかった。 家族は気持ちを受入れてくれたが、行かない自分が嫌いだった。

 母親から不登校でも海外の高校に留学できるプログラムを教えていただき、ニュージーランドの公立共学へ、初めは言葉が話せなかったので日本語の授業手伝いや調理実習など自分がやりたい授業を選択して受けることができた。などとお話していただきました。 

 最後に不登校でも自分でアクションできたら(アクションしなくても)、人とつながって肯定してくれる人が見つかる。 学校が全てではない。諦めないで誰か肯定してくれる人を待ってみてください。とメッセージをいただきました。

次に株式会社アグクルや塾講師、農家のお手伝いをしいている日向野猶仁さんによるトーク。
◇Youtube#不登校は不幸じゃない@宇都宮 ー日向野猶仁さんトーク前半ー
◇Youtube#不登校は不幸じゃない@宇都宮 ー日向野猶仁さんトーク後半ー

 学校を行かない道を選んだ、大きなきっかけは昔からあり、周りから大人びていると言われ、同級生と遊んだりするのではなく、心の中で壁があった。 環境ごとに自分を変えていたが周りとは合わなかった、学校というものに何か違うなと感じた。 高校に入ってからプライドが高く、勉強も運動も良くみてもらいたい、周りから言われた冗談に糸が切れた。 家に閉じこもっていても何も変わらないと外に出たい、働きたい、社会で役立ちたいと思っていた。 家族に休学すると伝えてから喧嘩したり、現実的に考えてという声があった、わが子にハンデがかかると思われていた。

 去年9月とちぎユースサポーターズネットワークにインターンした際に社会の中にも居場所があるなと感じた。 これまで学校は行かなくちゃいけないが多かったが、行きたい所に行こうと思った。徐々に笑顔が増えて家族も安心感を持ってくれた。 株式会社アグクルは宇都宮大学生の小泉 泰英さんが代表取締役を務めている、関わっている理由は口だけではなく人柄の良さがある、まだ行っていることに対して興味を持っていないが、小泉さんからは様々な所へ行き、自分がやりたいこと・興味があることを見つけて欲しいと言われています。

 学校に居た時より、圧倒的に楽しく、自分で選択していきたい、やりたいことが中々見つからないから今は苦しいが、過去とは違う自分で作った苦しみ、未来に対して不安はなく、全ての事は必然でワクワクがある。などとお話していただきました。 最後に学校に違和感を感じていた、自身は普通の道を行かなかったことに後悔はない、今後自分で意思決定していきたいとメッセージをいただきました。

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◇Youtube#不登校は不幸じゃない@宇都宮 ー横田悠二さん弾き語りー

 イベント中には宇都宮市在住のシンガーソングライターである横田悠二さんにお越しいただき、ギター弾き語り鑑賞が行われていました。 横田さんは宇都宮大学工学部出身で、NPO法人キーデザインと宇大生で作った制作ドラマ「宇都宮のことはそれほど」の主題歌を作っていただいたことや過去に小学生の頃いじめを受けたことがあり、過去を振り返ってみてどう解釈しているのかなど話を聞いてみて、共感してもらえるのではないかなとのことで来ていただいたそうです。 

 宇都宮のことはそれほど主題歌「このまちで」、過去の自分を救ってあげたいという思いから作った「ファイティングポーズ」、昔の友人どうしているかなとか小さい頃の夢や今もっている夢について考えて作った「仮面ライダー」の3曲を歌っていただきました。


 行われた#不登校は不幸じゃないin栃木県宇都宮市は2人の経験者から話をしていただきましたが、過去の自分とは違う自分、目標に向かっている話など会場で話せている様子は凄いなと思いました。 過去の事を思い出すと暗い気持ちになる・振り返って話すことができない。

 最後に進行役を務めたNPO法人キーデザイン代表理事土橋優平さんから今回のイベントが1回限りにするのではなく継続的に行って行くこと、普段行っている居場所づくりを続けていくこと、自分自身を受入れてくれる人との出会いがある、悩みや不安のある人と関わり続けたいという挨拶が行われました。 

 土橋さんは学校に行きましたが、小2〜高2になるまでの間、孤独感がぬぐえず、本音を出せない、寂しいといえない時間を過ごしていたそうです。 そのような経験があるからこそ不登校やひきこもりの高校生や大学生に寄り添うことができている、共感して想いを受け止めることができるのではないかなと思います。

 宇都宮市実施チームからはイベント開催前の記事で『自分の不登校の経験を語ることで1人でも多く今辛い思いをしている子に「だいじょうぶだよ」というメッセージが伝わって欲しい』、『あ、もしかしたら、いつか大丈夫になるのかもしれない』など過去に同じような苦しみを経験した方の話を聞くことで共感とほんの少しの希望を生みだす機会にしたいという想いからできたことなのだと思いました。
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