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2018年03月15日

平成29年度「陣内プロジェクト研究ミニシンポジウム」参加報告

2018年3月15日(木)

 3月15日、宇都宮大学「陣内プロジェクト研究ミニシンポジウム」が、峰キャンパスのUUプラザを会場に行われました。

 宇都宮大学では、2年生〜3年生の学生たちが6つほど設定されている「プロジェクト研究」という科目から一つを選択し、担当する教授の指導のもと、様々な研究活動を行っており、今回は平成29年度における活動発表をメインに開催されました。

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 この発表会は、陣内雄次教授が主宰している、地元地域や他県に出て行って活動を行う4つのプロ研に参加した学生たちによる研究発表会で、参加学生を中心にプロジェクトに関係した企業、団体の方々など20名ほどが集まり、学生たちの一年間にわたる活動の成果を聞きました。

 平成29年度においては、宇都宮市内の特別養護老人ホームみどりに設けられている、地域に開放された交流スペースにおける入居者や地域内の高齢者と子ども達をはじめとした「多世代交流居場所活動」や、

 子ども達の発案による「まち」をつくり、運営するための職業やルールづくりを通して様々な体験をしながら遊び、学ぶ「子どものまちUST」といった事業や、

 プロジェクト研究との協働が4年目に入った、カルビー株式会社が主催している社会貢献事業「カルビーお菓子コンテスト」に加え、

 まちぴあも関らせていただいた、宇都宮市平石地区における、まちづくり協議会や地元企業との協働事業「平石プロジェクト」の年間を通じての概要が紹介されました。

 平成29年度における各研究は、「世代間交流」(居場所づくり)、「子どもの自立・自発的な発想を育む」(子どものまちUST)、「企業の社会貢献事業を知る」(お菓子コンテスト)、「地域との連携」(平石プロジェクト)とそれぞれにテーマが分かれての研究となった模様でした。

 その中で、どのプロジェクトにも共通している部分は、他の世代や他の組織、日頃接していない同年代以外とのコミュニケーションの重要性であったように感じました。

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 少し詳しく見ていくと、まず「居場所づくり」については、コープみどりで毎週土曜日に開催されている居場所活動に大学生たちが関り、夏休みには子ども達の宿題をみる機会をもうけたり、クリスマス会を企画するなどの活動を行なったそうです。
 彼らのテーマは「孤立させない」ことだったそうで、様々な企画を行なう中であっても、子どもや大人によった企画を行うのではなくて、例えば、クリスマス会のビンゴ大会の景品は、子ども達が喜ぶものだけでなく、日用品など大人も喜ぶものを考案するなどの工夫を行なったと発表いただきました。

「子どものまちUST」は、鹿沼市で同様の体験事業(ミニかぬま)を行っている方にアドバイスをもらいながら、大人の立場である大学生が、あまり入り込まないけども、見守る立ち位置を意識しながら、子ども達に寄り添う形で事業を展開したとの流れを説明いただきました。
 小学生や中学生といった年代の子ども達の自発性と発想力を、見守る大学生たちの適度なコーディネートで2月中旬に企画が行なわれ、約130名の参加者があったそうです。

「第7回カルビーお菓子コンテスト」では、市内約30の小学校からオリジナルお菓子のアイデアを募り開催されたもので、今回は「ありがとうを伝えるお菓子」をテーマに、約1500のアイデアの中から、10作品が採用され、12月で開催された表彰式で実際に再現されたそうです。
 今年のプロジェクト研究では、小学校への訪問や試作の際に大学生たちが関るとともに、コンテストを運営している社会貢献委員会の会議にも参加するなど、企業で行なわれている活動の現場、運営側により近い位置での関りがもたれたそうです。

「平石プロジェクト」についても、今年で4年目を迎えます。こちらの活動は、今ブログでも紹介しているように、地元商店や酒造会社との連携を発生させて、酒粕パンを生み出すきっかけになってみたり、宇都宮市の中での平石地区をPRするために、米やお酒に焦点をあてた、酒蔵見学ツアーを企画するなどの事業を行なってきました。
 新聞でも取上げられた酒粕パンについては、まちづくり協議会の方たちが仕入先となって、地元の文化祭で販売するなど、プロジェクト研究の学生たちが中心でなくても動かせる企画に仕上げることができたり、他の学生が平石地区に興味を持ち、音楽イベントを開催するなど、研究活動を飛び出した動きをみせているそうです。

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 各プロジェクト研究の発表の後には、参加者それぞれに分かれたグループディスカッションを行ないました。テーマは「大学生が地域参画する意義」について考える時間が設けられ、前述した同世代以外との交流から学ぶ大切さや、実際に現場で活動することの貴重さ、若者が地域に出てきてくれることのありがたさなど、地域・企業・学生それぞれの部分での価値について意見交換が行なわれました。

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 最後に、主宰である陣内教授からは、活動をしていく中で、その過程や結果を踏まえて改めてよく考え、研究することの重要性が説かれました。我々をはじめ、地域活動に携わっているものも、事業やイベントを回すことに一生懸命になる一方で、

 改めてその成果や、やったことで発生した次なる課題を考えることも、より事業や活動の理解を深める上で大切なことだと学ばせてもらった機会となりました。

(記事投稿:小倉)
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