2018年1月31日(水)
1月29日(月)、まちぴあ主催の講座「宇都宮市民活動助成事業説明会」を実施しました。次年度平成30年度の事業を対象にした助成金への応募呼びかけも兼ねた説明会で、最強クラスといわれる寒波の影響がある寒い中、活動団体や関心のある市民の皆様、9名が参加下さいました。
宇都宮市民活動助成事業は、宇都宮市内を活動エリアとし、市民の方々に有益な活動を志す活動団体を応援するために設けられた支援制度で、平成15年にスタートし、170以上の団体へ交付されました。
福祉・障がい者施設への慰問活動や、地域サロン活動、国際交流や子育て、若者支援に関る活動や、文化・芸術に関する活動など、これまで多くの団体の方々に交付されたことで、様々な活動が助成事業の応援もあって行なわれてきました。
そんな助成事業の説明を行なって下さったのは、助成事業の担当でもある、宇都宮市みんなでまちづくり課の職員さんです。
「スタート支援」「ステップアップ支援」「連携支援」の3つコースがあることや、本助成制度が市民からの寄付とその額と同額の市予算から組み立てられていることで、助成率50%のマッチングギフト方式をとっていることなどを丁寧にお話頂きました。
一見、全額助成の助成事業と比べて見劣りする感覚もあるかもしれませんが、全ての活動予算を助成金で賄ってしまうことで、次年度以降の活動ができなくなってしまうことを防ぎ、助成を受けた団体が、さらに活動を活発にするための広報や組織強化のことも見据えた支援システムであることなどもお話し頂きました。
説明会の後半には、今年度(平成29年)の助成団体として交付を受けた「シルバー大学校中央校同窓会東第二支部ボランティア部門」の事務局を努められている、八巻氏にご出演いただき、インタビュー形式で、助成事業へ申請した理由や、審査時、交付を受けてからのお話を語っていただきました。
シニア世代の社会活動・地域活動を促すシルバー大学校では、ボランティアをはじめとした様々な方法で地域に貢献する取り組みを進めており、八巻氏たちは、施設への訪問型演芸ボランティア活動や総勢100名を超える会員と連携しての清掃活動を行なっておられます。
助成金はこうした活動を行なう際の、メンバーのユニホーム購入や演奏用機材の購入に使われたそうで、この助成金のおかげで各会員が持ち出すには困難な物品などを購入できたそうです。その一方で、助成金の使い道について、各会員に周知を徹底し、適正な処理を心がけたとのことで、助成金を受けて単純に良かっただけでなく、身をもう一度引き締めなおすこともできたとの体験談をお話し下さいました。
説明会に参加くださった皆様には、この他にも企業や他の公益団体が主催している助成プログラムを紹介する時間を儲け、環境や若者支援、高齢者支援など様々な活動を応援するための支援プログラムの存在と、申請を志す団体の準備、助成金の選び方なども意見交換することができました。
参加下さった皆様は、すでに文化関連の活動や福祉に関る活動を行なっている方から、退職後に組織をつくり地域で活動を計画しようと志している方までそれぞれの立場で参加下さいました。
市民活動助成事業をきっかけに、各団体の活動や次年度に向けた活動について伺うこともできました。
ちなみに、平成30年度の宇都宮市民活動助成事業への申込は、3月上旬から4月上旬まで行なわれ、5月に公開プレゼンテーションなどの審査を経て決定されます。次年度も多様な活動団体の皆様の市民の視点から作られた活動が生まれることが楽しみですね。
(記事投稿:小倉)
2018年01月31日
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