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2017年01月20日

Tochigi未来カフェ3周年記念講演会 取材報告

宇都宮市では市民活動団体の活動を支援しようと「宇都宮市市民活動助成」事業を設けています。
平成28年度の交付団体の活動の様子や助成金の使途などについて順次ご紹介しています。
今回は昨年に続き、助成を受けている「Tochigi未来カフェ」です。3周年記念講演会の様子を取材してきました。


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Tochigi未来カフェは、福祉・介護・医療をメインテーマに情報交換をする多職種コミュニティで、栃木県の地域福祉の向上を目的に活動しています。
隔月でワールドカフェ方式の勉強会を開催、認知症支援チャリティイベント『RUN伴』の栃木県事務局も務めています。昨年に続き、ステップアップ支援を受けています。

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1月14日(土)、東日本ホテルで開催された「3周年記念講演」に参加してきました。
テーマは、『家、寒くない?〜スーパーバリアフリーを目指す建築家が提唱するスマートウェルネス住宅とは〜』
長生き住宅・AGATEの設計・施工を行う有限会社岡野住宅代表取締役の岡野孝祐氏を講師に迎え、健康に暮らすための住まいづくりについて考えます。
会場には医療・福祉・介護従事者を中心に約120名の参加者が集いました。

岡野氏の登場の前に…Tochigi未来カフェの3年間の活動を振り返るVTRが流れました。
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感動的な内容のはずなのですが、何故か所々で起こる爆笑。
アットホームな雰囲気が伝わってきます。

いよいよ、岡野氏の講演です。
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まず話に挙がったのは「ヒートショック」について。
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こし、突然死の大きな要因となります。
高齢者(65歳以上)の入浴中でのヒートショック事故による死者は年間17,000人。これは交通事故による死亡者数の3倍以上の数値です。
特に、栃木県は心疾患・脳疾患による死亡率は全国ワーストワン。
原因の一つに、関東地方で北国より寒くないという意識から暖房をこまめに消してしまったり、寒さを我慢してしまう土地柄が影響していると言います。
ヒートショック事故は部屋移動でも発生します。岡野氏は、家全体を暖めること、「特に脱衣所・風呂・トイレの3ヶ所を暖めてください!!」と力説されていました。

目指すは「スーパーバリアフリー住宅」として、単純な段差解消だけではなく、住宅の設計や設置の際に悩む箇所について、逆手の発想をした事例を次々に解説。

百年の家projectで視察した、ドイツのパッシブハウス、プラスエネルギーハウスでの視察やカナダでの2×4(ツーバイフォー)住宅等についても紹介されました。

ここで、前半の部が終了。休憩前に用紙とシールが配られました。
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岡野氏とっておきの5つの話のうち、会場の投票で話す内容が決定します。
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投票の結果選ばれたのは、「畳の上で寝ちゃいけない!?」と、「車で眠くなるヒ・ミ・ツ!?」でした。他の3つの内容も講演会後の懇親会で発表されたそうです。


さて、後半はヒートショックを防ぐために簡単に出来る対策の話のはすですが…某教育番組のテーマソングをバックに不思議な2人組が登場。小芝居と共に、お風呂の窓枠につける簡易の断熱窓を紹介しました。
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この簡易断熱窓の作り方は、動画で公開されています。
簡易断熱窓の作り方You tube
材料はすべてホームセンターで購入可能な品で、紹介しているサイズであれば2000円程度で作成可能とのこと。

そして本日最大のテーマ、「スマートウェルネス住宅」について。
スマートウェルネス住宅は、エネルギー効率の良い住宅(=スマート)と安心で安全、健康に暮らせる住宅(=ウェルネス)の2つの性能を持ち合わせた「人と環境にやさしい家」のことです。
さらには高齢になっても地域で元気に暮らせる社会、『健康』で『幸福』な『健幸』社会を実現するため、住宅と都市計画の両方を考える「スマートウェルネスシティ」の重要性を訴えます。
個人個人が健康で元気に暮らすこと、それ自体が社会貢献であり「健幸づくり」は「まちづくり」から。
高齢化により行動が制限されること、それは経済の低迷も意味します。人が動けば経済も回る。歩き続けてしまうまちづくりとして「UBER」といった新しいサービスへの展望も語っておりました。

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講師の岡野氏とTochigi未来カフェ運営メンバー6名
社会福祉士・理学療法士・介護福祉士・社会保険労務士・ライフプランナー・心理学カウンセラーと多彩


リラックスした雰囲気と、深い学びの両立。
福祉・介護・医療の業界で何が起きているかを知り、地域の中で何をしていかなくてはならないのかを考えていく。そして、人と人との繋がり。
Tochigi未来カフェの理念が随所に感じられた講演会でした。

今回は1年間の活動の集大成となる講演会でしたが、定例活動も活発に行っていくそうで、次回は2017年3月18日(土)19:00から姿川地区市民センターで「ソーシャルビジネスはじめました(仮)」を開催予定です。注目の福祉施設「和久井亭」管理者や訪問型病児保育リスマイリー代表が報告者ということで、こちらも非常に楽しみな内容となっています。


【参考URL】
まちぴあブログ「Tochigi未来カフェ 設立2周年記念講演会 取材報告」
RUN伴・栃木Facebook




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さて、この「宇都宮市市民活動助成」は市民の方からの寄付と宇都宮市の税金から成り立っている「宇都宮市市民活動助成基金」が原資となっています。この基金に『鍋を美味しく食べるだけ』で寄付できるイベントが1月27日に開催されます。
詳しくは「屋台村チャリティ鍋企画」をご覧ください。

また、助成に申請してみようかと考えている団体・サークルの皆様。
1月30日にまちぴあで説明会を開催します。みんなでまちづくり課より助成事業の概要を説明すると共に、助成金の交付を受けた団体へのインタビューを行います。
詳しくは「宇都宮市市民活動助成事業」説明会のお知らせをご覧ください。


(記事投稿:鈴木)
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