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2016年08月09日

東下ヶ橋の天祭を復元・開催する会「東下ヶ橋天祭」取材報告

宇都宮市では市民活動団体の活動を支援しようと「宇都宮市市民活動助成」制度を設けています。
先日、平成28年度の交付団体が決定しました。
交付団体の活動の様子や助成金の使途などについて順次ご紹介していきます。

まずは、スタート支援から3年連続で助成を受けている「東下ケ橋の天祭を復元・開催する会」
2016年7月30日(土)、64年振りに復活した「天祭」を取材してきました。

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東下ヶ橋(ひがしさげはし)は旧河内町の地区の一つです。
この地区には市の指定文化財となっている天棚があります。
1862年に製作された天棚は、市内に数十基ある天棚の中でも最も大規模で重厚な白木彫刻の優れた建造物です。
平成19年には組み立てたまま格納できる施設を建て良好に保存活用できるようにしました。
この天棚を舞台とした祭り「天祭」の復活を目指して活動している団体が「東下ケ橋の天祭を復元・開催する会」です。

これまで、数年の時間をかけて、「天祭」で使用する道具の修理や衣装の新調、お祭で披露する子どもたちのお囃子の練習など、世代を超えて地域の方々が一丸となり、準備を進めてきました。
そしてついに、実に64年ぶりとなる天祭の開催が実現する日を迎えることとなりました。

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開始時間の午後3時、64年ぶりの天祭を一目見ようと、地域内外から多くの人が詰めかけました。来場者には、郷土料理の「どじょう汁」やスイカが振舞われるという嬉しいおもてなしも。

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お祭りが始まり、五穀豊穣・無病息災を祈る「千度駆け」と呼ばれる儀式では、白装束姿で地域の方々が天棚の周りを「ゴウライコウ・ゴウライコウ」と掛け声をかけて廻りました。
その様子を、過去のお祭りの様子を知る世代の方々は、懐かしそうに眺めているように見えました。

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その後も、他地域の方が天棚の素晴らしさについて語り、それに対してお礼を述べることで自分の地域の天棚を自慢する「褒めことば返しことば」の披露や、天棚を舞台とした歌謡ショーや白沢お囃子会の演奏が行われ、最後に鏡割りで天祭の成功を祝い、お祭りを締めくくりました。

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64年間も開催されていなかった行事を、過去の記録や経験者の話から再現するのには、想像以上の苦労があったと思います。
それでも、地域の伝統文化を継承していきたいという主催者のみなさんの熱い気持ちが、地域の方々を動かして一つにし、このような日を迎えることができたのだと思います。
長年受け継がれてきた地域の伝統文化は、地域だけでなく、宇都宮市にとって誇りであり宝なのではないかと思います。

今後も、天棚と天祭という文化が、末永く引き継がれていくことを願っています。

【参考URL】
・平成26年度「東下ケ橋の天祭を復元・開催する会」取材報告
・平成27年度 東下ケ橋の天祭を復元・開催する会「東下ケ橋天棚一般公開」取材報告
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