今年も、まちぴあの登録団体でもある「NPO法人宇都宮ピアノ研究会」さん主催による、「スプリングコンサート」が、4月29日に栃木県総合文化センター・サブホールにて行われました。
今回で27回目になるこのコンサートは、法人化するずっと以前より、ピアノ研究会さんたちが自らの発表の場として定期的に入場無料で開催しているものです。
会場には200名以上のお客様が集まった様子でした。
受付ロビーには、平成27年度は宇都宮市民活動助成金の交付を受け、コンサートなど音楽を通してのボランティア活動を行ってきた皆さんの成果も、ピアノ研究会さんがまとめたパネルで紹介され、
フランクな雰囲気で音楽をみんなで楽しむ「ティーサロンコンサート」の様子や、昨年から本格的に参加型で活動をスタートした「混声合唱たんぽぽ」の活動風景をはじめ、高齢者施設などへの慰問活動や、昨年10月に出演協力をして下さった「まちぴあまつり」などの年間を通しての活動が紹介されていました。
こうした活動の継続を呼びかける団体への募金活動も行われており、音楽の環を広めようと努力されている様子みて、活動を支えようとする市民同士の交流も見ることができました。
そうした、交流の中で始まったコンサートでは、モーツァルト、ドビュッシー、ショパンなど楽曲や、北原白秋の曲目など、音楽の授業などでも触れたことのある、馴染み深い作品もちりばめられた素敵な旋律が流れました。
ピアノ演奏を中心に、バイオリンや声楽の演奏も行われ、ピアノの伴奏に合わせて、より深みのある音楽が次々に演奏されました。
今回のコンサートも素敵でした。今後の活動も楽しみです。
さて、今後の活動では、8月28日には栃木県総合文化センター・リハーサル室にて、「ティーサロンコンサート」を予定されているとともに、
9月14日には、世界的に活躍されている「左手のピアニスト」こと、館野泉氏を招いてのピアノリサイタルを計画しています。身体にハンディをもっていたとしても、果敢に、穏やかに立ち向かい、音楽への情熱を更に燃やすことで、活き活きと活動されている館野氏の
「命の音楽」を栃木県、宇都宮市の皆さんに聞いてもらい、様々なことがある中で懸命に生きていくということについて考える機会を作りたいという想いから、数年前から計画していた大きな取組みだそうです。
ぜひ、市民の皆さんにもご来場いただき、こうした音楽による表現の場をつくり、考え、体験する場を提供しつづける、研究会の皆さんの姿もご覧頂きたいと思います。
まちぴあとしましても、広報などで微力ながらの応援を今後ともしていきたいと考えていますので、研究会の皆様、今後も大いに活躍下さい。
(記事投稿:小倉)
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