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2015年08月10日

「マロニエール・クラシック・フェスティバルコンサートvol.3」取材報告

2015年8月10日(月)

 昨日2015年8月9日(日)、栃木県総合文化センターメインホールにて、「マロニエール・クラシック・フェスティバル(MCF)コンサートvol.3 〜オペラとシンフォニーへの誘い〜」が開催されました。
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 年1回行われるこちらのコンサートは、まちぴあ貸オフィス入居団体である「一般社団法人MCFオーケストラとちぎ」が主催しています。栃木県内の音楽活動がより盛んになり、地元とちぎが元気になるようにと活動しています。その一環として、県内出身または栃木県にゆかりのある、音楽家とボランティアが力をあわせ“オールとちぎ”のコンサートを実現させています。貸オフィスの繋がりで、まちぴあスタッフも今回ご招待をいただき、拝聴させていただきました。


 毎年多くの方々が、MCFオーケストラの演奏を楽しみにやってきます。今年もほぼ満席で、どこへ行っても人がいっぱい。入場受付・会場案内等のボランティアさん達も大忙しです。
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 第1部はオペラ。「フィガロの結婚」「愛の妙薬」「リゴレット」「メリー・ウィドウ」から、印象的な場面を一部ずつ演奏されました。指揮者・ソリスト(歌手)の皆さんも、もちろん栃木県出身(または栃木県ゆかり)。イタリア語での歌がより楽しめるように、日本語字幕の投影がありましたが、その中には「でれすけ」など栃木弁も混ざっていました。面白くてクスクス笑うお客さんの声もちらほら。コミカルな掛け合い、しっとりした独唱、さすが海外でも活躍されているプロの方々の圧倒的な演技・演奏で、オペラ初心者でも楽しめました。
 オペラのアンコールは、震災復興支援ソング「花は咲く」。ソリストの方々が客席を歩きながら歌い、会場全体で合唱しました。とても感動的な雰囲気でした。

 第2部はシンフォニー。ベートーヴェン「交響曲第7番 イ短調 作品92」第1〜4楽章を鑑賞しました。人気ドラマにも使われていた有名な曲で、印象的な華やかなメロディーが繰り返し出てきます。演奏家の皆さんは、普段は国内・海外でそれぞれ活躍されているプロの方々。会場中の空気が響くような迫力ある演奏で、とても聴きごたえがありました。日常では味わえない、贅沢な時間です。
 アンコールは、モーツァルトの「メヌエット」。ゆったりしたワルツで、明るく心地よいメロディに癒されました。



 素晴らしいコンサートなのに、プロオーケストラのチケットとしては破格の低料金(前売3,500円、当日4,000円)!「地元の方々に、気軽に良質なクラシックに親しんでいただくために」と、様々な関係者・出演者・ボランティアさんのご協力のもと、MCFオーケストラとちぎさんの活動は成り立っています。会場には、協賛金・募金箱のコーナーも見られました。

 ロビーでは、県内企業による物販・展示も多数。わかりやすいように、受付でいただく演奏会パンフレットと一緒に、物販・展示場所のご案内マップがついていました。ビニール袋に入って、チラシがバラけない工夫があったのも嬉しいですね。

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 来月9月26日(土)19〜20時には、MCFオーケストラとちぎさんの活動が、今回のコンサートの模様も含めて「とちぎテレビ」で放送されます。

 こちらのコンサートの他にも、MCFさんは県内各地でのコンサート公演やイベントでの演奏、小学校等へのプロ演奏者の派遣を行っています。今後の公演も楽しみです。
 
(記事投稿:U)
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