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見習い銀匠

ハンドメイドシルバーアクセサリーのブログです!
銀匠と称すにはまだまだ腕は未熟すぎますが、銀塊に込める手作りの想い、見てください。
(明治大学商学部ブログ企業論)


本ブログは大学の授業で開設しました。現在は個人ブログとして続けています。彫金の工程紹介をメインに更新していく予定です。他には登山記録、就職活動など書き記していきたいと思います。


「磔」 12:再燻し [2008年06月02日(Mon)]
こんばんは、台風が近づいてるみたいですね。明日豪雨になりそうで恐いです!笑"

本題ですが、この記事では最後の仕上げ「再燻し」をします


全体的に硫黄を塗り直す



上記の写真は硫黄を塗り終わった後です。
前回の超音波のときに燻しがやや取れてしまったのですが、それの補強として部分的な燻しを行いました。

以前の燻しのときには作品を硫黄の中に放り込んで熱するというやり方でしたが、それだと石を傷めてしまうため、熱した硫黄を小さいハケで黒く塗っていきました。

温泉の匂いがすごくしましたよ!笑"
硫黄だから当然か。服に付着しないようにだけ注意してました。

塗っているところの写真は取り忘れました、申し訳ない!




あぁでも長かった…

遂にとうとう完成ッ!!






次回の記事では作品の情報と試着してみた写真をUPしてみます!
モデルは友達にやってもらいたかったのですが……残念ながら私がやります!笑"

@設計図
Aワックス(型作り)
Bチェーン穴
C接合
D研磨(ルーター)
E燻し
F研磨(バフ掛け)
G石穴
H鏨作り
I石の埋め込み
J超音波
K再燻し
L完成



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店名 見習い銀匠
店主 安齋 修平

mamoru47@msj.biglobe.ne.jp



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「磔」 11:超音波 [2008年06月01日(Sun)]
こんばんは、安齋です。6月にありましたね! もう五月病なんて言ってられません!笑"
今日の記事は作品の仕上げ「超音波」に入ります。


超音波発生装置



超音波ってなんぞや、って方に簡単に説明を。最初は私もナニコレって思ってました。

この水槽の中には水が入っていて、スイッチを押すと超音波が水の中で流れます。どれほどの超音波かと思い、試しに指を突っ込んでみました。

もう、ビリビリです。電流が流れてるのか!って思いました。


ここに作品を投下して3分。もし、石が取れることがなかったら、日常生活では石が外れることはないということになります。

つまり、超音波に入れるというのは、「石がちゃんと留まっているかどうかの見定め」になりますね!



この中に作品が…




作品を入れて、最初は不安でしたが、よくよく考えてみれば前回の5時間も叩き続けているんですもんね。この苦労が報われないわけもなく、超音波から取り出した作品には石が留められてありました。成功です♪

ただ超音波がやや強力だったため、燻して黒化していたところがとれてしまいました。もう一度燻す必要があります。


超音波クリア




次回は石の周りを綺麗に磨いて、「再燻し」を行い、この作品は完成になります!
あともう一歩です!


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「磔」 10:石の埋め込み [2008年05月30日(Fri)]
ちょっと風邪気味の安齋です、こんばんは。なんか最近寒いですよねー、体調管理はしっかりしたいところです。

今日の記事は「石の埋め込み」になります。ええ、そのまんまです。石を作品にしっかりと固定できるまでずっと鏨で叩いていく作業になります。


作品を固定


まずは作品がずれないように固定します。
あとは石穴にロードライトの石を入れて、周りの溝を埋めていく作業になります。石穴を作るときに失敗して広くあけてしまったため、鏨でだいぶ叩いて銀を伸ばしていかないといけません。



また拙い図ですが...



上記の図の通りです。鏨で石の周りを叩いていって、溝を埋めていきます。
開始から2時間…。

全然埋まらないぞ!!
作品をひっくり返したら石が落ちてくるし!

ちなみにずっと座ったままです。右手に小槌、左手に鏨のスタイルです。腰が痛くなってきます。
キツい……バーナーの熱風や、研磨のときの摩擦熱よりも強敵です!


「彫金って、妥協した分あとになって苦労するから面白いんだよね♪」


彫金の先生が以前仰っていた言葉が脳裏に浮かぶ。




諦めずにさらに叩くこと3時間



途中腰が限界を越え、痛くなくなる。集中力は途切れ途切れ。
それでもだいたい合計5時間打ちっ放しで、なんとか石が留まってくれました。地味な作業ながら、一番大変だった工程かもしれません。




石が留まってくれました!




あぁ、長かったですね。あとは仕上げをして完成を待つのみとなります。

彫金というのは1ミリ以下の闘いになるのだなぁ、と改めて実感しました。妥協していい部分はいいけど、手を抜いてはいけないところというのは絶対ありますよね。それは彫金だろうと日常生活だろうと言えることだと思います!

残りの工程も頑張っていきます♪



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「磔」 9:鏨作り [2008年05月28日(Wed)]
「鏨」って字、難しいですよね!私は読み方読み方わかりませんでした!笑"「タガネ」って読みます。
今回は石留めに必要なアイテム、「鏨作り」になります。



手前にあるのが鏨です




まず石の留め方についてちょっと。
石の留め方にはいくつか種類があります。今回選んだ石の留め方は「ちょこ留め」です、可愛らしい名前ですよね。

でも、これがなかなか難しい!
というか作業に取りかかってから彫金先生に、「難易度だいぶ高い留め方なんだよ♪」と言われ唖然としました。先に言ってください!笑"


ではまた自作の絵で頼りないかもしれませんが、ちょこ留めのやり方を見てみましょう。



ちょこ留め作図



はい、すみません。だいぶ手抜きしてしまいました。石の各部分にはちゃんと名称があるのですが省略です。
とりあえずここで大切なのは、図の通り、「石穴の広さ・深さ」と「押し込む」作業の二つです。


前回の記事で書いたとおり、ちょっとした油断で石穴を広くあけてしまい、さらに深く掘ってしまいました。非常にピンチです。
彫金先生に「こりゃ大変だぞ〜」と言われたときには背中に冷たい汗が……。


しかし、なんだかんだ後悔しても仕方ありません!
「押し込む」作業で広くあいてしまった部分を埋めていかなければなりません。

ここで登場するのが鏨です。
鏨を石穴に沿って作り、「押し込む」作業を行います。



鏨の先っぽ



最初は角張ったただの小さい鉄棒でした。写真はわかりにくいかもしれませんが、先の方はちゃんと石穴の周りに合わせて削りだしたものになります。


次回予告!
「失敗した石穴を鏨で地味に埋めていく作業。まさかの座りっぱなし5時間、腰が悲鳴をあげます! お楽しみに!」




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「磔」 8:石穴 [2008年05月27日(Tue)]
前回で作品の研磨の仕上げも終え、本当ならココで完成です。……が、この作品に、“彩り”を加えたいと思ったので、もう少し工程を増やしてみました!
工程8段階目は、「石穴」です。


作品上部にぽっかりと空いた穴



この作品、銀の彫像であるため、なんだか雰囲気が重い感じになるのではなぁと予想していました。
それは「磔」をモチーフにした時点で背徳感から重さは伝わってくるのですが、そこに何か色を入れることができればアクセントになるのではないかと思ったわけです!



選んだ石は……ロードライト・ガーネット(Rhodolite Garnet)。
石言葉:情熱的な愛。

ガーネットは古来から「神聖な石」とされている。この「神聖」という言葉に惹かれてチョイスしました。石言葉の方は……後から気づきました。誰かにプレゼントとかってわけではありません!笑"



今回の石留めの方法は「ちょこ留め」という可愛らしい名前の留め方です。
どんな留め方かは次の記事で紹介します。
余談ですが、難しい留め方らしいです!作業に入ってから知りました!笑"


ロードライトの石は最大直径3ミリのものです。なので、直径3ミリを超えないように、うまく穴を掘らなければなりません。加えて掘りすぎも石が陥没してしまうので要注意です。
神経を集中させます。


ドリル使います



前回バフ掛けで使ったルーターの先をドリルに取り替えて穴をあけていきます。

コンマ1ミリの細かい堀幅を測らなくてはいけないのですが、私はコンタクトをつけているので目が乾いて仕方がありませんでした。
目薬を常用しながらの戦いになります。


しかし、私の奮闘も虚しく(集中力が途切れたというのもありますが)、




……穴掘りすぎました。
さて、いったいここからどうしましょう。非常にピンチです!!

次回につづく。



ロードライトについてもっと詳しく知りたい方はコチラ♪


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「磔」 7:研磨(バフ掛け) [2008年05月26日(Mon)]
二日間別の話題で空いてしまいましたが、本日は本業の彫金です!
今回も熱さに耐えながらの工程! 「研磨(バフ掛け)」です!


左の山のような物体がバフ粉、右がルーター



ある程度作品の表面のキズが細かくなったら、この段階に入ります。いわゆる仕上げ作業ですね。

上の写真の右にあるのがルーターで、その先にはフェルトで巻かれたバフがあります。これを高速回転させて、左のバフ粉に擦りつけ、燻して黒化した作品に押し当てます。



すると、どうでしょう!
燻して黒くなった表面の下から眩い銀沢が溢れてきます!!ピカピカという形容詞の似合う、まさにショップに置いてあるアクセサリーの輝きと同じモノです。


煌めく銀沢



ちなみに、バフを思いっきり押しつけなければ、燻しが残って表面に黒ずみが残ってしまいます。

これでもか!ってくらいルーターを早く回転させて、強く押し当てなければならないのです。


つまり、何が言いたいのかというと……熱いのですよ!摩擦熱が指を焼いてきます。真夏の車のボンネット級に熱いのですが、そこは軍手などを着けてなんとか防ぎました。それでも熱かったですけどね。

彫金の先生はこれを素手でやっていたので、ホントに尊敬します。指の皮が段違いに厚いのでしょうかね。



この工程で熱さに負けて妥協すると、綺麗な銀沢が生まれません。
ちなみに、ルーターのバフで届かない溝や裏などは、燻しが残って黒いままです。これがまたイイ味出してくれています。

今回はここまでです!
次回は「石の埋め込み」の作業に入っていきます。石はガーネット・ロードライトをはめ込もうと思っています!


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「磔」 6:燻し [2008年05月23日(Fri)]
とうとう工程も折り返し地点です。
今回は硫黄の匂いをかぎながら「燻し」について紹介します!


燻すとこうなるんです!



なんで燻そうと思ったのか?
燻すと、溝など細かい部分を黒化させて、作品に重みを出させることができます。この作品の場合はピカピカ光る鏡面よりも、やや黒みが残っていた方が雰囲気が出るのではないかと思ったわけです。
鏡面より燻しの方が好きな僕の個人的趣向が強いのかもしれませんね。


僕が教わったやり方は至極簡単で、バーナーで作品を熱し、ビーカーの硫黄に入れる。それを何回か繰り返す、というものです。

硫黄の中へ...



熱して硫黄の中に作品を入れると、ジュッと音がなり、全体が黄色みを帯びます。
この音を聞くのが少し楽しいです。
そしてまたバーナーの炎に当てると黒くなっていきます。

みるみる変色…だいぶ楽しいです!

化学反応を見るのが好きなんです。化学の時間の実験とか楽しみな高校生だったんですよ。


そして何度か繰り返して、隅々まで黒くなったら燻しは完了です。
さぁ、次は銀沢を出すための仕上げに入っていきます!次回は二度目の「研磨」になります!


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「磔」 5:研磨(ルーター) [2008年05月22日(Thu)]
今日は「研磨」の工程のご紹介です!


ヤスリたち



今回は、鋳造してできあがった作品の表面を整えていく作業になります。

さて、作品をどうやって磨いていくのか?

この磨くという作業は大切です。作品の表面の凸凹をなくし、キズを隠し、ここで妥協してしまうと最後の仕上げのときに、綺麗な銀沢を生み出すことができなくなります。
妥協しやすい僕がきっちりとやっておかなければならないポイントですね!


上で紹介したヤスリを用いて全体を整えます。しかしそれだけではまだ粗っぽいので、ルーターという道具を使ってさらに磨いていきます。


電動高速回転型紙ヤスリ



細かいのでわかりにくいかもしれませんが、左の方が1000番という名前で粒が細かく、右の方が240番で粗いものになります。
磨く順番としては240番 → 1000番になります。


ちなみに高速回転なので、磨いているうちに作品が熱くなってきます。摩擦ですね。熱すぎると軍手など着用しなければならないほどです。

こうして作品の表面のキズを消していきます。
完成した暁には、綺麗な銀沢を拝みたいものです。


本日はここまでです!


次回は…「燻し」になります!!第五工程も終わり、次回あたりで制作工程も折り返しなところまで来ましたね。なかなか手作りは時間がかかるのです。




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「磔」 4:接合 [2008年05月21日(Wed)]
本日は「接合」の工程を紹介していきます。




接合というのは銀と銀をくっつけたりすることです。

紙と紙を貼り付けるにはノリを使いますよね?
それと同じで銀と銀をくっつけるのにも、銀ロウというノリの役割を持つ銀を使用します。バーナーの熱で溶けて、くっついてくれます。



これをハサミで細かく切って、適量を接合部分に乗せます。





銀ロウにも種類があって、10号・7号・5号などあります。番号が高いほど、低い温度で溶けてくっついてくれます。ここで使用したのは7号の銀ロウになります。








そして、接合部分周辺にはフラックスという酸化防止剤を塗ります。






このフラックスをつけないと銀ロウが接合部分にうまく流れ込んでくれません。
フラックスをつけずにバーナーを当ててしまうと、表面が酸化してしまい、銀ロウを弾いてしまうからです。






そして、加熱する際に気をつけなければならないことがあります。今回はチェーン穴を接合するので、自筆の図でちょっと説明してみました。


銀ロウの流れ方



緑の○を銀ロウだと思ってください。
そして、赤◎の部分にバーナーの炎を当てます。気をつけなければならないのは、銀ロウに直接バーナーを当てるわけではないということです。
銀ロウは熱い方へ流れていく性質があるので、銀ロウを置いた反対側の部分に加熱する必要があります。

もし直接銀ロウにバーナーを当ててしまったら、銀ロウは接合部分には流れ込まず、ただ溶けるだけになってしまいます。

そしてバーナーを一定時間当てて、銀ロウが溶けたのを確認したら、水の中へ入れて冷やします。ここで、もし銀ロウがちゃんと流れ込んでなかったらとれてしまいます。
ちなみに私はあまり接合は得意ではないので、毎回神経尖らせて制作しています。

ちなみにバーナーの熱気が土台から跳ね返ってくるので物凄く熱いです。でもバーナーの炎をぶれないないようにするため、耐えるしかありません。額には汗が溜まりましたよ。




無事接合



このようにチェーン穴が完成します。



今回はここまでです。彫金作業に接合は必須なので、ここをスピーディに上手くなれるよう努力していきたいですね。

次回は「研磨」についての記事を書いていきます。


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「磔」 3:チェーン穴 [2008年05月17日(Sat)]
今回は鋳造してできあがった作品に、チェーンを通す穴を作ってあげます。
これがないと首下にさげることができません。


今回のこのチェーン穴。
作品のどこに取り付けようか物凄く悩んだところのひとつです。作品の上部に輪っかを取り付ければ簡単だとは思ったのですが、それではデザイン性が損なわれてしまう。

そう思い、正面からは見えない裏の部分にチェーン穴を作ることに決めました。




完成図になります。


銀板を細く切り取る。銀は熱して、冷ますと曲げやすくなるので、バーナーで熱しました。そして、水に入れ、あとはペンチで曲げます。



ペンチで曲げた後は、作品に接合するので、接合面をヤスリで平らにします。

接合については少し長くなるので、次回の記事で説明していきます。



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