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全国キャラバン in 茨城 [2008年03月26日(Wed)]
報告者:小池(NPO法人ライフリンク)


 2008年2月23日(土)13:30から、茨城県土浦市の県南生涯学習センターにて、自殺対策シンポジウムin茨城〜自死遺族の声を聞いて一緒に考える「気づきと見守り」〜が開催されました。




◆挨拶               

 まずはじめに、主催者あいさつとして、川俣勝慶さん(茨城県副知事)がご挨拶をされました。

◆趣旨説明 

 その後、藤澤克己さん(NPO法人ライフリンク事務局長)より「全国キャラバン」についての趣旨説明があり、酒井元康さん(保健福祉部障害福祉課長)より、「茨城県の自殺対策の現状」についてお話がありました。



◇◇


◆自死遺族からのメッセージ          



自死遺族 南部 節子さん

 南部さんは最初に、ご主人が「死」に追い詰められた状況・経緯を説明、会社での様子、家庭での様子を丁寧に思い出しながら、ご主人の自殺を受けとめるまでのご自身の心の動き、葛藤を訥々と語られました。

 自死遺族の集いに参加した際に、未遂者が語った「(自殺を思いつめているときは)なにか黒い塊のようなものが追いかけてくる感じ。ふっと気づき自殺を思いとどまった」という言葉から、本当に自殺をするしないは紙一重であると感じるとおっしゃいました。

 現在は、自身の経験を現在悩んでいる人に役立てられればと、自死遺族支援活動に取り組まれています。

◇◇


◆シンポジウム                     
テーマ 自死遺族の声を聞いて一緒に考える「気づきと見守り」



[コーディネーター]
 茨城県精神保健福祉センター長 荒木 均さん

[シンポジスト]
 阿久津 正晴さん(弁護士)
 秋元 元子さん(茨城いのちの電話 事務局長)
 太田 幸栄さん(生と死を考える会茨城支部 事務局)
 金子 久美子さん(福島自死遺族ケアを考える会 れんげの会代表)



弁護士  阿久津 正晴さん

 阿久津さんは、弁護士の立場から、多重債務に苦しむ方へ、茨城県の相談窓口を紹介されました。
 また、ご自身がご遺族と接してこられた経験をお話され、一人で抱え込むのではなく、一歩踏み出し、専門家に相談することの重要性を呼びかけられました。



茨城いのちの電話事務局長  秋元 元子さん

 秋元さんは、いのちの電話が発足するまでの経緯、かかってきた電話に対する取り組み方を実際のエピソードを交えて詳細に報告されました。
 相談員は2年以上の研修を経てから、電話対応にあたっていることや、24時間対応をしていることを紹介され、悩みを抱えているときはいのちの電話を思い出してほしいと聴衆に訴えかけられました。



生と死を考える会茨城支部事務局  太田 幸栄さん

 会発足の経緯(生と死を考える会は、1982年アルフォンス・デーケン氏のもと、東京で立ち上がる)や活動内容を紹介されました。
 誰もが自由な立場で生と死について考え、学び、行動できる場を作るという基本姿勢のもと、自死遺族の心のケアにも取り組んでいるとのことで、会の現状についてもお話されました。



福島自死遺族ケアを考える会 れんげの会代表 金子 久美子さん

 会の目的や、活動内容を紹介されました。

 自死によって大切な人を亡くした方が、少しでも安らぎをもって毎日が過ごせるようになって欲しいと、遺族達が語り合える集いを開催していらっしゃるそうです。

 「どこに相談していいのかわからなかった」など自死遺族の直面した問題に触れ、自死遺族たちはどのような行政手続き手段をとったらいいのか、どこに相談をしたらよいのか、など必要な情報を載せた資料を配布する必要性を強調されました。

 また、遺族の気持ちをさかなでることがないよう、配布方法も自死遺族のみに配布するのではなく、死亡届を提出した人全員に渡す資料の一つとして配布すべきだ、と行政に提言されました。

◇◇


 シンポジウムの後、会場からは活発に意見が出されました。

 会場の外では、「遺族語る」のパネル展示が行われ、多くの方々がパネルのひとつひとつを食い入るようにご覧になられていました。



◇◇


 なお、茨城県でのキャラバン・キーワードは、

気付いてください、あなたのすぐそばに相談できる人や場所がある

となりました。