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全国キャラバン in 石川 [2008年03月10日(Mon)]
報告者:藤原(NPO法人ライフリンク)




 2月11日(月・祝)に、石川県地場産業振興センター新館/コンベンションホールに於いて、「石川県自殺問題を考えるシンポジウム」が開催されました。

◇◇


 開催に先立ち、石川県副知事の 山岸 勇 氏よりご挨拶があました。



 「本県においても、自殺で亡くなられる方が平成10年に急増するとともに、その後も高い水準で推移し、一昨年の平成18年には交通死亡事故の4倍を超す265人の方が自殺で亡くなっておられます。
 こうしたことから、県といたしましても、本年度内に「自殺対策行動計画」を策定し、県民の皆様や関係機関・団体の御協力をいただきながら、県民挙げた取組として、今後、自殺対策を総合的かつ効果的に推進することとしております。

 ややもすると『自殺』の問題は、個人の問題として片付けられがちですが、最近の自殺の原因や動機において、経済的な問題や生活上の問題などの、いわゆる社会的要因が大きなウェートを占めていることからも、自殺対策は社会全体で取りくまなければならない今日的な課題であると考えております。
 本日のシンポジウムは、こうした『自殺』の問題について、今一度、それぞれの立場で考え直す、あるいは問い直す契機にしていただきたいとの思いから企画させていただいたものであります。

 御参加いただきました皆様には、どうか、本日のシンポジウムを自殺問題への理解をなお一層深めていただく機会にしていただきますとともに、それぞれの地域やお立場で今後の自殺対策の推進に格別の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。」

◇◇


第1部 シンポジウム“遺族の声から始まる自殺対策”



 第1部は、コーディネーター西田正弘氏(NPO法人ライフリンク)の進行により、進められていきました。



§1 遺族からのメッセージ By藤原



○私、藤原が、10年前の母親の自殺、母が亡くなった当時のこととその後の生活苦についてお話しました。
 母の死の後、母の残債をどのように片付けたらよいのか、遺された祖母はずっと悩み、苦しみ、払い続けてきました。しかし、10年目にして弁護士に依頼すると・・・莫大な金額が戻ってくるのです。もっと、その対応策を祖母が知っていたら、この10年は辛くなかったのかもしれません。遺された者には、メンタル的な支援のみならず、各方面からの支援・情報提供が必要であると感じています。



 §2 パネルディスカッション



コーディネーター 
 西田 正弘氏(NPO法人ライフリンク)

パネリスト  
 林 正男 氏(石川県健康福祉部次長/石川県自殺対策連絡会議事務局次長)
 山内 ミハル 氏(社団法人金沢こころの電話会長)
 山口 和浩 氏(NPO法人自死遺族支援ネットワークRe代表)



 林氏は、県の自殺の実態を基に、現在勧められている自殺対策行動計画について説明されました。
 そして、民間団体、県民の協力のもと、取り組みを推進していく方針を明らかにしました。
 「社会全体で自殺対策に取り組める空気ができてきた。県民が一丸となって自殺対策、行き心地がよい石川県になるように、トータル的な行政活動を進めていきたい」とお話されました。



 山内氏は、金沢こころの電話への相談件数が年々上昇傾向にあることと、電話回線の問題で電話を受けられないことがあると、現在の課題点をお話されました。
 そのなかでできることとして、24時間相談ダイヤルを検討中で、月1回からでもよいから相談窓口を広げ、悩みある方々の受け止め場所になりたいとお話されました。



 山口氏は、遺族の心理的状態についてお話されました。
 「遺族が安心して語る場所が必要であり、回復力を養いたい」と話されました。
 そして、「自殺者数を減らすことが目的ではなく、自殺に追い込まれない、生きてゆける社会、こころの暖かさがある日本であって欲しい」とお話されました。

◇◇


第2部 映画「風のダドゥ」上映

第2部では、自殺と向き合う女子高校生が、馬との巡り会いや、それぞれに悩みを持ちながらも懸命に生きる人々との触れ合いを通じて、徐々に生きる力を取り戻していく姿を描いた、映画「風のダドゥ」の上映がされました。

◇◇


 また、会場の外では、石川県司法書士会による「多重債務相談会」が開催されました。