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全国キャラバン in 岡山 [2007年12月10日(Mon)]
報告者:南部(NPO法人ライフリンク)


 去る11月28日、岡山衛生会館三木記念ホールにて、「おかやま自殺予防と自死遺族支援を考えるフォーラム」が開催されました。

 岡山は、紅葉真っ盛りで、会場からは岡山城もきれいに見えました。



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 フォーラムでは、まず花岡正憲さん(グリーフワーク・かがわ)による基調講演が行われました。



 テーマは、「『喪失と悲観への気づきとパートナーシップ』〜地域社会におけるグリーフケアのために〜」。

 私にとっては、花岡さんが資料に載せられていた、「あなたの友達や知人があなたにどのように接し、何を言って良いかわからないようであれば、あなたがして欲しいこと、欲しくない事をはっきりと伝えましょう」という言葉が、遺族回復へのいい言葉だと感じ、とても印象にのこりました。

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 次に、自死遺族体験発表ということで、私(南部)がお話させていただきました。



 自殺は他人事であった事、そして、「まさか!」の思い、助ける機会はあったのに、自分が殺してしまったのではないかとの自責の念、「あの時ああ言えばよかった」の思いは、ずーっと持ち続けるだろうと言う事。
 でも今は、もし生きていれば夫はどうしたかったのかを考えながら、一緒に生きていこうと思っている事などをお話しました。

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 その後行われたパネルディスカッションでは、「いのちを考え支える 今私たちにできること」をテーマに、川ア政宏さん(NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ理事長)、三宅喜憲さん(岡山生と死を考える会)、徳山雅之さん(岡山県保健福祉部健康対策課長)、清水康之さん(NPO法人ライフリンク代表)、山口和浩さん(NPO法人自死遺族支援ネットワークRe代表)が話し合われました。

サポート・ファミリーズのHPをご参照ください。)




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 閉会後は、岡山臨床心理士会、岡山生と死を考える会、岡山県精神保健福祉センターの方々による個別相談が行われました。

 会場の外では、「遺族語る」のパネル展示も行われるとともに、チャリティーバザーも開催され、多くの方々がいらっしゃっていました。



 岡山県でのキャラバン・キーワードは、「安心して悲しみを吐き出すことのできる社会をめざして」となりました。