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NY―東京―ソウル [2011年12月13日(Tue)]
 韓国ソウルに建設予定の構想マンションに批判が高まっていると昨夜のニュースで言っていた。2棟からなる建築物のデザインが米国同時多発テロ事件で崩壊した世界貿易センタービルの爆破をシーンを想起させるという理由からだ。
 この建築物は高さ260mと300mの2棟からなり、中央部分がつながるという構造で 建築物が雲を突き抜けて天まで昇っていくようなイメージをねらったというが、実はこのビルは黒川紀章の『中銀カプセルタワービル』(1972)にも似ているのではないかと、だーひょーりじは思いました。
 完成当初は、カプセルを取替ながら、建物の新陳代謝を行っていく、というまさにメタボリズムの理念を体現したビルですが、結局一度もカプセルは取り替えられることなく、取り壊しの危機に瀕しています。
 「韓国でも災害が起きたら、アメリカが作ってやる」とか「アルカイダの手先」とか「いデザインじゃん」とか「日本のせいだ」とかウェブ上ではいろんな文句が飛び交っているそうです。
 何かすれば文句は出る、何もしなくても文句は出る。文句のない世界に行きたいとだーひょーりじは感じております。

黒河紀章の「中銀カプセルタワービル」(1972年)


崩壊する直前のツインタワービル(2001年)

ソウルに建設予定のツインタワーマンション(2011年)



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