昨日の福岡でのソーシャルビジネスのパネルディスカッションは、何故か不完全燃焼。ユヌスさんは世界から貧困を無くすためのソーシャルビジネスという手法を使ってと仰られていたが、バングラディッシュの貧困と、今の日本の抱えている貧困は明らかに次元が違う。次元が違う者同士が同じ土俵で「貧困」を克服するからというテーマで話しても、どうしても噛み合わない。そんなこんなを沸々と考えてたら、妙にウルトラセブンが見たくなった。
M78星雲の宇宙人であるモロボシダンは、地球といういわば自分たちより文明の劣った?星に来て人間を助ける。助けるうちに傷つきながらも、身を挺して地球人を守ろうとする。アンヌ隊員も…それまで宇宙人は侵略者として扱われるパターンが多かったのだが「ウルトラセブン」は、自分たちより劣った文明を持った地球に魅力を感じるという、だーひょーりじの不確かな記憶を辿っても、こんなヒーローはそれ以前ほとんどなかったのではないだろうか?これは「アバター」にも通じるもので、文明や金だけでは人は救えないという警鐘的なストーリーである。これは同じく「ウルトラセブン」の「ノンマルトの使者」で金城哲夫がもっと突き詰めて表現しているのだけど、それはまた別の話ということで…
何がいいたいかというと、物質や経済的な貧困と、心の貧困と2種類の貧困がこの世に存在しており、必ずしも同一のものではないということ。
今どきの子供たちは携帯電話やゲーム機やパソコンを持っているが、心が裕福かというと必ずしもそうではない。昔の子どもたちは物やお金がなくても不幸だったかというと必ずしもそうではないということです。自分たちの心の持ちようでどうにでも成るもんなんです。ソーシャルビジネスをやれば世界を救えるかって、絶対にそんなことはありません。やる人の資質の問題であり、その人がどこまで腹を括って、他人や社会のために動くのか?といった単純明快な気持ちだと、だーひょーりじは考えております。
40年以上経って当時を振り返る関係者たち