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地域のためにみんなで基金を [2009年06月30日(火)]

ワーカーズコープが社会連帯委員会をつくり、組合員とワーカーズコープがそれぞれお金を出して基金を設けている。
現場が地域の人たちと一緒になって企画書をねり、基金に助成金を申請している。もちろん、申請が通る場合も、そうでない場合もある。
企画の中身は地域でのおまつり、シンポジウム、たまり場づくり、ミニコミ誌、商店街活性化のイベントや調査など、多岐にわたっている。

市民など1000人が集まるおまつりを、地域の人たち、商店会や商工会議所に協力して貰って毎年行っているところもある。
子育ての現場では、食育に関するシンポジウム、介護の現場では上野千鶴子先生を呼んでの老後の生き方の話などを実施した。
商店街でシャッター通りをなんとかしたいと頑張っている商店主と知り合い、一緒にたまり場づくりを始めている現場もある。

みんな、自分の働いて得た収入の中から出したお金だからと積極的に活用して、地域のためになる活動をしている。
協同労働での農業の取り組み [2009年06月16日(火)]

6月12日13日と、日本労働者協同組合連合会の総会がありました。
議員連盟副会長の田中康夫参議院議員も駆けつけて、挨拶。「よい意味での競争が働き切磋琢磨する中で、人々が向上するような社会の実現やベーシックインカムの導入政策や、フランスの消費法典を紹介しながら、協同労働法が消費法典に勝るとも劣らないものだ、と訴え、一日も早い法制化を共に頑張ろう、と呼びかけました。

食・脳・環境の取り組みをしている11の事業所などが取り組みを紹介するコンテストが行われました。
ただ野菜や米を売る目的だけで作るのではなく、例えば地域の高齢者や子育て中のお母さんたちが集まり、交流できる場にしようという取り組み。引きこもりやニートの若者が働こうとしてもなかなか食に就くのが難しい現状で、そういう若者の働く場をつくろおうと、当時者も巻き込んだBDFづくり。農業と福祉の融合を目指した事業所づくりへのチャレンジ。家庭菜園の野菜を売れる場をつくる試み。
等々。
地域づくり、人の交流の場づくりを重ね合わせている取り組みが紹介されました。
こういう取り組みは、協同労働ならではでないでしょうか。
農業が命を育み地域を育み、交流を育むものであることを実感することが出来ました。
5月29日の集会で法制化近いと確信 [2009年06月03日(水)]

 5月29日の夜、協同労働法制化を目指す2009大集会in東京が、九段会館で開催されました。参加者は約900人。3階席まで参加者で埋まっていました。

 法制化市民会議の笹森清会長(中央労福協会長、連合前会長)は、「09年を協同労働法元年へ、仕上げの集会」と述べ、大幅延長になるという今国会中になんとしても法制化を、と会場に熱く呼びかけ、自らも決意したようです。
 194人になった「協同出資・協同経営で働く協同組合法を考える議員連盟」の坂口力会長(衆議院議員・公明党)から「皆さん方にお応えできる日は近い」とのメッセージが寄せられました。
 出席した仙谷由人会長代行(衆議院議員・民主党)が「協同労働法は論理的に難しい問題はいろいろあるが、実体がある。ガンガン議論し、なんとか今国会で成立させたい」と発言し会場を沸かせました。また、「日本社会に新しい仕事、新しい希望をつくる法、自民党の中でも声をあげていく」(小池百合子衆議院議員)、「一刻も早くきちんとした根拠法ができるよう日本共産党もがんばる」(山下芳生参議院議員)など、多くの議員の方々が挨拶ししました。
 池上惇京都大学名誉教授が「新しい雇用・産業の創出と協同労働の協同組合」と題して基調講演。リレートークの後、「深刻な雇用失業情勢を踏まえ『協同労働の協同組合法』の今国会中の成立を強く求める」などの「集会宣言」を採択。最後に、市民会議永戸祐三会長代行が、「労働者・失業者が連帯して失業を克服し、明日に希望を持てる社会をつくるための法。早期制定を!」とあらためて訴えました。

 やはり、仙谷議員の発言に「議員も私たちと同じ、本気でこの法律をつくる気だ」ということがひしひしと伝わってきたことが、よかったなぁと思います。
働きたい人をどうするのか [2009年05月19日(火)]

5月15日からエコポイント制度が始まった。メディアが盛り上げる割りには、消費者の動きはいまいちらしい。エコポイント制度が決まっていないし、ポイントの使い勝手が悪いという報道がなされているからかもしれない。
これが景気刺激策か・・・

大型の地デジ対応のテレビや、最新モデルの省エネエアコンや冷蔵庫って、そんなに需要があるのでしょうか? というか、その前に、買えるだけのお金がないよ、仕事だってないしっていうのが、多くの人の本音ではないでしょうか?

協同労働では介護事業を行う地域福祉事業所が多く、一緒に働く仲間を求めているところもある。日本各地で、その地域福祉事業所がヘルパー講座を開催しているが、昨年までは受講生がなかなか集まらなかったのだが、昨年後半から講座を開催するというと問い合わせが増え、定員以上の申し込みもある。
嬉しい悲鳴?
を上げているわけではない。
地域福祉事業所で働く人たちは、問いあわせで「すぐにでも働きたい」「受講料を払えないので、分割に」「働き口を紹介して貰えないか」という切実な話を聞き、派遣切りにあっている人、解雇された人、家族が失業して働かなければならなくなった人が多いという現実を感じ、どうにかしなければという気持ちが募っているのだ。

ヘルパー講座を受講して、資格を取って介護現場で働き出しても、やはり介護の仕事の報酬は低いし、厚労省の介護保険法の改定にほんろうされる状況にもある。

仕事を求めている人が沢山いて、住まいや家族さえ失いかねない瀬戸際のところにいる人も多い。それなのに、政府の対策が「消費の喚起」や「金持ち優遇」だけでは、いったい「食べるものも住まいもなく、今日、明日、死んでしまうかもしれない」人が救われるのか。

借金をしてでも、景気対策をするのなら、明日、明後日、10年先、安心して暮らせる、結婚もし、子どもも育てられるために、1人1人が確かな生活基盤を作ることができる政策を打ち出して欲しい。

確かな生活基盤づくりに、「協同労働の協同組合」法が大きな力を発揮すると思うのだが。
どうだろうか?
芝山で若者たちが仕事おこしを [2009年05月13日(水)]

千葉県芝山町にある労協若者自立塾では、引きこもりやニートなどの経験を持つ若い人たちが、再スタートを切るために、3カ月の合宿で様々な仕事を経験したり、演劇ワークショップなどをしています。
しかし、仕事の研修先を見つけるのも、就職先を見つけるのもなかなか大変。

そのため、自分たちで仕事をおこそうと考え、菜の花プロジェクトに取り組みました。
芝山町にある遊休農地を借り、そこで菜の花を栽培。黄色い花を楽しみ、種ができたら一番搾りの油を、100%国産菜種油として販売。また、2番搾りと廃食油を混ぜてバイオディーゼル燃料(BDF)にして販売していこうというもの。廃食油は近くの成田国際空港のレストランから回収。また、石けん作りなどにも取り組む予定です。
※確か、菜種油の自給率は0.5%。

その事業所「あぐりーん」のプレ開所式が4月26日にあり、参加しました。地域の方、あぐりーんを応援している方々などが参加。芝山町長や成田国際空港株式会社の方なども出席し、若者たちの仕事おこしを期待し、応援の言葉を寄せました。
また、あぐりーんのスタッフ2人によるBDFプラントを作った精製の過程の説明や、実際にトラクターを動かすなどのデモンストレーションもありました。
2人は自立塾のスタッフと、卒塾生です。
※あぐりーんはアグリカルチャー+グリーンから
引きこもりやニートに対する理解不足でなかなか就職できない状況から、経済危機雇用不安に陥ってこれまで働いていた派遣や正社員が解雇されリュ状況になり、ますます就職が厳しい状況になってしまいました。

働く場がなければ自分でつくろうと、芝山町の状況を考えて環境や農業などのキーワードから仕事おこしに取り組み始めました。

BDFを使ってくれるところを見つけるなど、これからも課題はたくさんあります。
しかし、若者が自分の力で仕事をおこそうと一歩踏み出しました。
self-employedとWorker Cooperative [2009年05月01日(金)]

15年くらい前のケニアのナイロビ。
車で移動していると、道の両脇に若い(と見える)男性たちが、ずらっとならんで同じような家具を売っていた。

車を運転していたナイロビに暮らして長い日本人が、「ケニアではなかなか仕事が無くて、特に若い失業者が多いので、国はself-employedをすすめているんだよ」といっていた。そのために、職業訓練もしているとか。

どこも同じような家具なので、工夫が足りないなぁ、競争で負けちゃうところがあるんだろうなぁ、需要はあるのかな、そんなやる気のなさそうな態度じゃなくて、などと、家具を売る人たちを眺めながらとても日本人らしいことを考えていた。

彼らも必死なのかもしれないが、ばらばらにやっていても意味がないのではないだろうかと思った。
みんながみんな家具づくりが得意とも限らないし、販売やマーケティングや営業などそれぞれ得意な分野があるのかもしれないと。

これがWorker Cooperativeだったらどだろう?
みんなで家具工房をもち、それぞれの得意を生かしながら、対等な関係で心と力を合わせて家具をつくり、顧客を開拓し、マーケティングでそれぞれの家庭がかかえている暮らし方に関する悩みを解決する力添えをするものを開発する。
1人の才能がある人でも、1人で何もかも賄えるものではない。家具づくりに才能があっても、顧客がどんな家具を欲しているのか湧かなければ10年1日のような家具しかつくれないかもしれない。

日本でも、失業問題が日増しに深刻になっている。しかし、誰しもが自営業に向くものでもないし、野菜作りや介護に向くものではない。しかし、野菜作りには向かなくても、レシピを考えるのに向くかもしれないし、介護には向かなくても役所に届ける書類作成に力を発揮するかもしれない。
Worker Cooperativeなら、役割分担をしながら、介護が向かない人でも介護事業所で働けるかもしれない。

余裕が無くなると、自由な発想が難しくなるが、一歩引いて「Worker Cooperativeならできるかな」と考えてみるのもいいかもしれない。

GWに明日の不安をかかえて過ごさなければいけない人も多いかもしれない。そういうときに、新しい働き方を考えてはどうだろうか。
5月1日の夜のNHK ニュースに協同労働が [2009年05月01日(金)]

本日5月1日(金) NHK総合テレビ午後11時30分からの
『きょうのスポーツ&ニュース』内の
「時事公論」のコーナーで 
後藤千恵解説委員が「広がる失業・就職から創職へ」について話しますが、その中で協同労働法についてふれる予定だそうです。

メディアの注目もどんどん高まっています。法制化まで、もう少しかな?
28日に民主党議員による勉強会が開かれました [2009年04月30日(木)]

28日の午前中、参議院会館で民主党議員による「協同出資・協同経営で働く協同組合法」の勉強会が開かれました。
当日はフランスやスペインなどでのワーカーズコープの事例や法律などを紹介され、質疑も出資や働き方など様々でたようです。

参加された民主党の大河原雅子さんがブログで報告されています。
「協同労働という働き方」というタイトルで、URLは下の通り。
http://www.ookawaramasako.com/?p=991
リンクはりましたので、ご覧下さい。

法案づくりや関係省庁との調整も進んでいます。
80歳の方が働く [2009年04月28日(火)]

協同労働の現場で働く方から、お便りをもらった。
4月から仲間になり働いているという。手紙の末尾に80歳と記されてあった。80歳!!
電話を差し上げたら、若々しい声が受話器から聞こえてきた。しっかりとした、そして丁寧な受け答えに、人は様々だなぁと思った。

子育てをしている家庭をサポートしている現場でも、70歳代の方が活躍されている。アラセブン(around 70)が活躍しているのよと、その現場の責任者は笑っていた。子育てを終えても、子どもが好き、若い人が好きな女性が子育てをサポートする。時には、年寄りだと思って侮ったりバカにしたりする子どもを怒鳴りつけたりするが、それが親からはありがたがられる。本当の祖母のように子供たちはその女性になつき、引っ越しなどで会えなくなると涙を流して寂しがる。

老後になっても働かなければならないのか、と思う人もいるかもしれない。生活のために働いている人も多い。でも、働くことは収入を得るだけではなく、社会から必要とされていると感じることや、いろいろな人とつながることにもなる。

働くことは楽しいのだ。本来なら。そういう働く場にいくつになっても入っていける、受け入れて貰えると言うことは重要なことだと思う。

日本は年齢差別があるといわれる。年を重ねると使いものにならないということで、なかなか雇って貰えなくなる。
しかし、協同労働で自分たちで仕事をつくれば、いくつになっても働けるのだ。自分を必要としている人に出会い、自尊心も得られる。

80歳の新しい仲間と話しながら、協同労働のよさを感じた。
29日のNHKラジオで協同労働の現場が紹介されます [2009年04月27日(月)]

4月29日午後5時からNHKラジオ第1で「特集 失業者300万人時代〜どうする雇用の確保〜」が放送されます。
NHK解説委員の方が協同労働の現場を回って、取材をしています。介護、子育て、若者就労支援など、協同労働だからこそ人と人との関係が大切な公共のよい仕事が出来るのだということが、うまく報道されるといいなぁ。

知人のお店でパートを募集すると、たくさんの人が応募してくると聞きました。協同労働の介護の現場でもヘルパー講座に多くの人が集まります。
仕事を求めて多くの人が、いろいろなものにチャレンジしています。

パンを得るために目の前の仕事が必要な人もいます。
でも、この状況を生み出した社会構造をしっかりと見て、自分の未来と子どもの未来が明るくなるためにどんな道筋を描かなくてはいけないかを、真摯に考えて、自分の仕事を見つけ出して、気構えで仕事に向かわなければいけないのではないかなと思います。

そんなことを考える一助になるラジオだったらいいね。
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