「発掘でよみがえる源氏物語の時代」を開催しました。[2008年10月23日(Thu)]

第4回目のシリーズとなった「府庁旧本館さろん〜もっと京都を知りたい!〜」は源氏物語千年紀を記念して、源氏物語をテーマに開催しました。
第2回目は「発掘でよみがえる源氏物語の時代」と題しまして平安京時代の雲林院跡を発掘調査した成果を元に、当時を復元する作業の手順を説明していただきました。
雲院林は現在の北大路堀川あたりにあった天皇の離宮(その後お寺になりました)で、応仁の乱で焼失してしまいました。現在はここに大きなマンションが建設されており、その建設前に調査が行われました。また、近隣には源氏物語の筆者・紫式部の墓があります。
結論だけを言いますと、どうやら平安京時代の雲林院は池の上にあり、宴会などが行われていた様子が想像されるということでした。そして1200年の時の間に、人々が住み続け、現在はこの調査場所から約2mもの高いところに今の京都市が存在しているのです。
これと対照的なのが平城京で平城京は少し掘ると遺跡が出てくるそうです。それはその後人が住んでいなかったからだそうです。このような歴史の積み重ねを知ってまちづくりをするのと、知らなくてまちづくりをするのとは、自ずと違いが出てくる、と言われたのが印象的でした
最近では「フィールドミュージアム」と言う考え方があるそうです。それは地域を丸ごと博物館と捉えることとのことです。タイプは3つあり、@遺跡そのものを博物館とする(吉野ヶ里遺跡など)。A歴史的建造物を博物館とする(白川郷、倉敷の町並みなど)。Bこれらの複合したもの(石見銀山など)です。京都は町全体でフィールドミュージアムになるのでしょうか。
(スタッフ 上田正幸)




第4回目のシリーズとなった「府庁旧本館さろん〜もっと京都を知りたい!〜」は源氏物語千年紀を記念して、源氏物語をテーマにNPOの達人を講師にお招きして、開催しています。
〜NPO法人災害から文化財を守る会 幹事 大窪健之さんに「地震火災から京都の文化遺産を守る取り組み」と題してご講演いただきました〜
京都には多くの不思議があります。普通に生活していると何が不思議がわからないことが多々あります。しかしそれを人に指摘されることによって、「なるほど、そう言われると確かに不思議だなぁ」と思うことがあります。
さて、講師の坂本さんには、京都に多くある不思議の中から、「3つの不思議」についてお話をしていただきました。ここでは、その中で皆さんにもなじみが深い「龍安寺石庭」の不思議について特別にご報告します!
現在「京町家」という言葉自体がファッションのように広まっています。
外観で町家を分類するとだいたい8種類あるそうです。
日本の伝統工芸の技術は世界に類を見ないほど多彩で洗練をされた美しい技術です。それを守っていくため、今の若者がこの産業を変えていかなくては未来はない!
匠塾は伝統工芸の次代を担う若者が育っていくための環境を提供したり、伝統工芸のすばらしさを発信するためのNPO法人です。小さい頃から伝統工芸品のすばらしさ、ひいては日本文化のすばらしさを伝えることにより、伝統工芸の未来を描いていこうと考える匠塾では、近年教育の分野に力も入れており、中学校、小学校で授業もされています。
来栖さんは、京料理の「たん熊北店」の代表取締役でもあります。老舗のトップが料理を語る、また師走のお正月前とあって、定員30名を大きく超える53名の方々に参加をいただき、会場を変更して開催しました。終了後もたくさんの質問がで、料理について新たな発見がありました!
まず、料理は食べて、喜んでもらいたい人のために作りましょう。その人たちが満足してくれたらそれでいいのです。これが一般家庭で作る料理の極意だそうです。知らない人が甘く感じても、身近な人がそれでいいのならばそれでいいとのことです。
中島貞夫さんは「極道の妻たち」や「木枯らし紋次郎」などのヤクザ映画、時代劇の映画監督・脚本家です。
京都府も参加している“京都太秦シネマフェスティバル”や、最近の大学での映像学科の立ち上げなどについて触れられ、映画産業を含めた3つ、つまり産官学のかすがいとして、NPO法人京都映画倶楽部は活動をしていきたい、とお話しいただいたことが印象的でした。
〜NPO法人文字文化研究所 専務理事 宇佐美 公有さんに、「漢字から学ぶ京都の祭祀」というテーマでお話をしていただきました〜
さろんでは、漢字の成り立ちや漢字に秘められた祭祀等について教えていただきました。
府庁旧本館さろん「もっと京都を知りたい!」は、毎回、NPOの達人を講師に迎え、京都にまつわる楽しいお話をしていただく企画。3回目は、NPO法人京・ハハハハハ笑いの会理事の笑福亭猿笑さんにお話をしていただきました。
確かにNPO法人というと、無料又は格安でサービスを提供するものだと思っておられる方がまだまだ多いようです。でも決してそうではないのです。「非営利」とは「利益を分配しない」という意味です。営利組織である会社は、利益を株主に配当するしくみになっていますが、NPO法人は、利益を構成員に分配することはできません。つまり「非営利」とは、「利益を上げてはいけない」という意味ではなく、「利益があがっても構成員に分配せず、団体の活動目的のために使う」という意味なのです。赤字にならないように適正な料金をもらわないと、NPO法人だってつぶれてしまいます。