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働く喜びを創りだす [2010年01月20日(Wed)]
佛教大学四条センターの所長をお勤めの西岡先生とご縁があって、特別企画講座「新しいかたちの社会参画・社会貢献」をコーディネイトさせていただいた。1/20,2/17,3/3,3/17の4回のシリーズ講座で本日はその初回。以前お世話になったNPO 法人エクスクラメーションスタイルで統括マネージャーをされている吉野智和氏にご講演いただいた。


今回は、前よりもゆっくりお話が聞けたこともあり、かつ、私自身、福祉分野の担い手育成の事業に関わるようになり、施設を多く訪問している関係で、吉野氏が実現してこられたことにさらに感動を覚えた。吉野氏は専門学校を卒業したあと福祉施設にいて、売れもしない物を「がんばって働け」と言って作らせ、それをバザーでお情けで買ってもらう職員や施設の現状を見て、障害者を食いものにしているのは、俺たち施設で働いている者達だと、今の仕事を始められた。

”求められて、喜んでもらえる”商品を作ることで、障害者の人にも働くやりがいや誇りを持ってもらう。そのために、企業にユニークな商品を企画提案して販路を開拓し注文をとってきて、施設の人に依頼する。自分たちがつくった商品が、有名なアーティストなどに着てもらったり、雑誌に掲載されていることが、彼らの喜びにつながる。
企画では、障害者の弱みを強みに変えることが大事。メーカーのように大量生産できないけれど、小数の注文に対応できるうえ、一つずつ味の違うものが作れる。福祉施設ということで、高価な設備をそろえることも可能になる。ただ、市場には、同じようなもので、安くて良いものがたくさんそろっている。それらと勝負できるものを提案するのは、たやすいことではない。そんななか、企業の人から、福祉事業をしている人には思いつかないような商品の提案を出してくださることがあるとのこと。やはり、外部の人と連携することから、チャンスが生まれてくるのだろう。

働くことの原点は「人に喜ばれ、認めてもらえる」ことであり「社会に求められる仕事をする」こと。それは、障害を持つ人たちにとっても同じことであるというのを、日本の福祉制度は置き忘れてきたのだ。
また、彼が引用していた日本理化学工業株式会社の大山泰弘会長の言葉を、私もとても気に入った。会社のHPに記載されていたので紹介しておくと、、

「働く幸せの像」に導師は『人に愛されること、人にほめられること、 人の役にたつこと、 人から必要とされること、の4つです。働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです』 と。刻んでいるが、「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」(社長 大山 泰弘(現会長) 平成10年5月 )

日本理化学工業(株)には、工場が2つあり、両方とも従業員の50%以上が重度知的障がい者の重度障がい者多数雇用事業所。この会社では、従来の作業方法を彼等に教えるのでなく、彼等の能力にあわせて作業を改善し、立派な労働者として扱っている。
仕事は仕事と一線を引き、やりがいや生きる喜びを余暇で実現しようとする人も多い。でも、人生の多くの時間を費やす「仕事」において、生きる喜びを感じることは本当に重要だとつくづく思った。

吉野さんのお話を聞いていて、学ぶことがたくさんあった一日だ。感謝・感謝。
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