対話
[2019年09月26日(Thu)]
障がいのあるひとや高齢のひとと
携わる仕事をするひとびとが話す言葉で、
以前より
気になっていることがあります。
「 声をかけてください、声をかけました 」。
言わんとする意について、
気づいているひとも 多いと思います。
「 声ではなく、言葉をかける 」です。
そのひとが理解できる言葉で伝える、ということです。
そこには、
言葉の理解が難しいひとには
視覚支援も伴い伝える、ということも含まれます。
今 言ったようなことは、どれも
一対一で 行われますよね。
そうです。実は それらは
「 会話 」ではなく「 対話 」になるのです。
「 会話 」と「 対話 」。
類似する言葉のように見えますが、
各々の言葉が持つ意味は
全くもって ちがいます。
「 会話 」には
複数のひとたちが話し合う という意味があり、
「 対話 」には
一対一で 目の前にいる相手と話す
という意味があります。
つまり、目の前の
支援が必要なひとに話しをする場合、
それは いつも
「 対話 」になっているはずです。
一つひとつの
支援にかかわる言葉かけは「 対話 」。
そう考えてみると、
一つひとつの支援が
自然と 丁寧になると思います。
一つひとつの 積み重ねが
その一つひとつの 意識が
少し変わることで、
支援が必要なひとの生活の質の向上にも
つながります。
必要な場面で、「 会話 」ではなく「 対話 」を。
難しいことではない と思います。
意志があれば。
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