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きょうの福祉


「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」

 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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障がい者雇用 4 [2019年04月19日(Fri)]

先日、こちらの記事を 目にしました。

「 障害者実雇用率が上昇も
 法定未達成なお半数 京都の民間企業 」
 ( 2019年4月12日付け:京都新聞 )

京都府内の
民間企業の障害者実雇用率(昨年6月1日現在)が
前年比で 0.06ポイント上昇の
2.13%で、
雇用障害者数も
9151.5人( 前年比 659.5人増 )と
ともに 過去最高を更新、一方で
法定雇用率が未達成の企業は
ほぼ半数に上った、とありました。


厚生労働省の
民間企業における
平成30年度『 障害者雇用状況 』を
詳しく調べてみると、
障害者実雇用率(昨年6月1日現在)は
前年比 0.08ポイント上昇の
2.05%で、
雇用障害者数は 約534,000人で
過去最高を更新 とありました。

民間企業の障害者法定雇用率は
昨年4月、2.0%から2.2%に引き上げられ、
障害者雇用率は 上昇していますが、
法定雇用率を達成した企業は
全国で 約46,000社、
達成率は 45.9%(同4.1ポイント減)でした。

雇用された障がいの種別では、
身体に障がいのあるひとが
約34,000人の 最多で、
昨年4月から 雇用が義務化された
精神に障がいのあるひとは
約67,000人( 同34.7%増 )と
とくに伸びが大きかった、とあります。

企業の規模別では、
従業員1,000人以上の
3358社の 平均雇用率は
2.25% とあり、
企業の規模が小さくなるにつれて
雇用率が下がる 傾向が。

そして、法定雇用率が未達成の
約54,000社のうち、
6割程度にあたる 約31,000社が
障がいのあるひとを
1人も雇用していなかった、とありました。

障がいのあるひとを
1人も雇用していない企業が
こんなにあることに
呆れると同時に、これは
民間企業に
自覚がない だけではなく
どうすればよいかが分からないのだと
強く感じました。


記事の最後に、
「 法定雇用率に達していない企業や市町村、機関には
雇い入れ指導として
障がいの態様に応じた 職域の開拓、
求職者情報の提供など
障害者雇用の促進に向けた 取り組みを実施していく」
と、京都労働局・職業対策課のコメントが。

「 事業主に 雇用の理解を深めてもらうために、
指導や支援策などを強化したい 」
と、厚生労働省のコメントも。


指導や支援策、雇用の促進に向けた
“ 取り組み ” とは、
一体 どのようなものなのでしょうか。

誰が その “ 取り組み ” を考えているのでしょうか。

机上の空論になってはいないか と思ったり、
もしや
今回の統計結果も
偽装されているのではないか と思ったり。

その “ 取り組み ” が、
現場を知り、見て、聞く、ことを最優先し
これ以上の先送りはしない という
考えがあっての “ それ ” であってほしい、と
願う のではなく、
そうであってください。



















特別がたどり着く先 [2019年04月13日(Sat)]

新学期が 始まり、
小学校、中学校、高等学校、大学で
新たな日を スタートした子たちも
多いと思います。

そんな時に、ふと思いました。
「 障害者権利条約を批准している日本なのに、
なぜ、特別支援学校に在籍する子が
増え続けているのか。
インクルーシブ教育と呼ばれる教育理念に
逆行する道をたどっているのは、なぜ 」と。


今から40年前の
1979年、
障がいのある子への義務教育の制度が
整いました。

そして、
障がいのある子への教育について
さまざまな模索のなかで、
国立特殊教育研究所
( 現在の 特別支援教育総合研究所 )が
設立されます。

その初代所長であった
辻村泰男さんは、
次のような言葉を 残されています。

―― 個人差に応じた適切な指導が
  単に障がい児についてだけでなく、
  学級全員について行えるような
  教育的諸条件が整備されたなら、
  その時、障がい児の多くは
  特殊教育から通常の教育に
  戻っていけるにちがいない。 ――

40年が経った今、
この言葉と照らし合わせた時、
果たして
特別支援教育から
通常の教育に戻る過程の
“ どのあたり ” に いるのでしょうか。


多様な子たちのニーズに
応えられるように、
“ そこ ” への 道筋として
「 特別な教育 」は
スタートしているのです。

つまり、通常の教育や一般社会において
多様な子たちのニーズに
応えられることが
理想的であり、
それが 可能になれば
特別支援教育は いらない、という考え方が
40年前には 在ったのです。


障がいの種別による
特別支援教育が生まれたことで、
「そうしなければ わからなかったこと」が
たくさんあったことは 事実です。

しかし、そこから
「 障がいのある子 」と
「 そのほかの子 」への教育は、
「 別 」であるという捉え方が 通説化し、
結局、インクルーシブ教育の理念に
逆行し 停滞している状況が
続いています。

特別支援教育は必要ない、のではありません。

通常の教育と
特別支援教育を「 つなげる 」 ことに
目を向ける教員が、
あまりにも 少なかったから
今に至っている、と思うのです。

言い換えれば、
通常の教育が多様性に応えることは無理である
ということを
まずは しっかりと認め、
これを前提に
インクルーシブ教育を進めないと変わらない、と。


通常の教育 と 特別支援教育。

「 特別支援 」をトルには、
特別支援教育に携わるひとたちが
自分たちの言語だけで
自分たちの領域のみで
専門性を 深めていくのではなく、
通常の教育との共通点を見つけ
通常の教育を理解した上で、
通常の教育をベースに
そこで
多様なニーズに応える
システムをつくることが必要です。


教育の先送りは、もう 御免です。

わたしたちの時代で
変えなければならないことだと
強く思います。

教育が 時代をつくります。
確実に。

そのことに
多くのひとは 気付いているのに、
なぜ、
進まないのでしょうか、
変わらないのでしょうか。















Pop up store in 京都マルイ  [2019年04月08日(Mon)]

2011年10月
障がいのあるひとが働く事業所で
つくられた製品が並ぶお店
『 はあと・フレンズ・ストア 』さんが
京都市内にオープンして、
この春で 7年半が経ちました。

その間、
京都市内のオフィス街
四条烏丸にあるビルの地下から、
買い物客などでにぎわう
四条河原町近くの花遊小路に
店舗は移転。
修学旅行生や外国人観光客など
地元のひと以外にも
多くのひとびとが立ち寄れる場所に
『 はあと・フレンズ・ストア 』さんはあります。

その『 はあと・フレンズ・ストア 』さんが、今
四条河原町角にある
京都マルイさんの
1階イベントスペースに、
期間限定で 出店されています。


はあとフレンズストア 催事.jpg


 期間:2019年4月2日(火)〜6月30日(日)
         10時30分 〜20時30分

 場所:京都マルイ 1階イベントスペース
     京都市下京区四条通河原町東入真町68番地
     【 阪急京都線・四条河原町駅下車すぐ、
      京阪電車・祇園四条駅下車徒歩5分 】





DSC_3225.JPG

            ( 許可を得て、撮影しました )

オープンから一週間ほど経ちますが
その間、
外国から訪れたひとびとが
足を留めて
製品を手に取り、
紙製品などを
たくさん購入されることが
度々あったそうです。


店頭には、
京都だけでなく
全国の福祉事業所さんの
さまざまな製品が 並んでいました。

現在は、紙製品や織り製品などが
中心の品揃えでしたが、
大型連休には
クッキーや焼菓子なども 並ぶそうです。

地元のひとは 買い物の途中に、
京都へお越しのひとは
観光の途中に、
ぜひ 立ち寄ってみてください。





*はあと・フレンズ・ストア
京都市中京区新京極通四条上ル中之町565-15
http://kyoto-heartfriends.com/
【 営業時間 /11:00〜19:30 季節により変動有】
【 定休日 /毎水曜日、年末年始 】
事業主体:京都市 
受託団体:NPO法人 みのりのもり劇場


*京都マルイ
京都市下京区四条通河原町東入真町68番地
https://www.0101.co.jp/088/
【 営業時間 10:30〜20:30 】

※最寄駅からの車椅子での道順は
こちらに記されています。
https://www.0101.co.jp/088/access/?from=01_pc_st088_top_pc-left













うまくいきそう  [2019年04月03日(Wed)]


ほぼ日刊イトイ新聞の
『 今日のダーリン 』というコラムで
以前、このような文章を目にしました。


―― 釣りしているときの、釣り人のセリフ。
 「ここ、めっちゃ釣れそうだよね」
  だから、そこにいるわけだからね。
 「めっちゃ釣れそうだよなぁ、ふふふ」
  あらためて釣れるイメージをかきたてる。
 「こう、めっちゃ釣れそうなときって、
  意外と釣れなかったりもするけどね、わはは」
  そりゃそうなんだよね。
  そのあと、釣れたとしても、釣れなかったとしても、
 「やっぱり、言っただろ!そうなんだよなぁ」
  と、みごとにまとめられる。

  おもしろいもんだよね、人間の思考パターンって。
  じぶんを励ますためにとか、
  じぶんを落ちこませないために、
  どういう結果になっても
  あかるくいられるように考える。

 「この仕事、ものすごくうまくいく気がするね」
 「やっぱり、これ、ものすごくうまくいくんじゃね?」
 「ただね、そういうときって、逆目があるからなぁ」
  そして、結果の如何にかかわらず、
 「あああ、やっぱりなぁ、思ったんだよ、確信してたよ」
  また、あらためて次のステージに向かいましょう。

  こういうのって、
  たぶん生活の知恵みたいなものだよね。
 「いいぞ」「いいぞいいぞ」「ゆだんはならないぞ」
  そして「やっぱりな」という思考パターンって、
  いかにもいい加減なんだけど、元気でいるコツかもね。

 「だめなんじゃない?」「だめだと思うんだよ」
 「うまくいく可能性もなくはないけどさ」そして、
 「やっぱりね…」という思考パターンは、
  当たるにしても当たらないにしても、暗くなるよね。
  外れたときにもがっかりしなくていいようにと、
  ネガティブからスタートするやり方ってのもあるけどさ、
 「受け取るたのしみの総量」が少ないんじゃないかな。

  ほんとによくある、ごくふつうの思考パターンだけど、
 「うまくいきそう」からスタートするか、
 「だめだろうな」からスタートするかで、全然ちがうね。
  とてもよく似てそうなんだけど、ちがうよね。―――



新年度となり、
学校や仕事場など
環境の変わるひとが
いらっしゃると思います。

今までと 勝手がちがったり、
先の見通しが立ちにくかったり、と
さまざまな場面で
年齢にかかわらず、これまでにない
「 戸惑い 」を感じることを予測したり、
「 戸惑い 」を感じたり。

そんなときは
いつもより増して、
このコラムにあるように
「 うまくいきそう 」からスタートしようと
わたしは 心掛けています。


気の持ちよう、と
思うだけにとどまらず、
「 うまくいきそう 」とつぶやいてみる。

顔を ちょっと 上に向けて、
ほんの少しの 笑顔を添えて。













ユニバーサル賃貸  [2019年03月28日(Thu)]

2015年1月に
ハウジング・ファースト について
記してから 4年。

ひとが “ 生きる 暮らす 働く ” ために
必要不可欠な「 住まい 」。

海外では すでに
必要とするさまざまなひとに対しての
支援は 進んでいますが、
日本では まだ
その認知も 理解も 進んでいません。

「 障がいのあるひとや高齢のひとなど
すべてのひとが、
自分の住みたいまちで 暮らせるように 」。

こんな あたりまえのことを
あたりまえにしようとサポートする
不動産屋さんが
福岡県福岡市にあると知りました。

それは 株式会社ガンツ不動産さん。

社名の「 ガンツ 」は、
ドイツ語で「 全部 」を意味するそうですが、
当初は
困っているひとを助けたいという
考えからではなく、
賃貸物件の入居率を
改善したいという考えから
スタートしたそうです。


障がいのあるひとが
賃貸物件へ
スムーズに入居できるケースは
珍しい と言われています。

周囲とのトラブルや
家賃滞納などを 懸念して、
物件のオーナーや管理会社が
許可しないことが
その理由として 挙げられています。

2016年に
障害者差別解消法が 施行されたものの、
不動産業界には
その変化の兆しがない と感じる状況が続く中、
ガンツ不動産さんでは
来店した 障がいのあるひとと家族の
切実な思いの話を聞いた時に
「 これでは いけない 」と
思ったそうです。

当時、福岡の不動産は供給過多で
賃貸物件は 空室が増え、
オーナーの安定収入が見込めない状況に
陥っていました。

そのような状況もあり、
これまで 入居しにくいとされていた
障がいのあるひとなどに
門戸を広げよう と、
可能にするためにさまざまな準備をし、
2017年11月に
「 ユニバーサル賃貸 」を スタートする と
宣言されました。

しかし、当初は
不動産業界や物件のオーナーから
予想以上の 反発を受けます。
そのような中で
ガンツ不動産さんの社員さんたちは、
ユニバーサルマナー検定を 取得したり、
遠隔手話通訳サービスを 導入したり、と
努力を重ねられます
「 前例をつくろう 」と 覚悟を決めて。

そして、2018年9月に サービスを開始。
障がいのあるひとをはじめ、
高齢のひとや
元受刑者などに物件を紹介し、
市や社会福祉協議会、
さまざまな種別の障がい者団体などと
連携を 広げていらっしゃいます。

ガンツ不動産さんの
物件を紹介するホームページには、
部屋の段差や間口など
誰でも利用しやすい工夫が
たくさん 詰まっています。

空き家の増加に伴う施策が
全国の自治体で進めようとされている中、
ガンツ不動産さんのように
取り組みを “ 商売 ” として行う不動産屋さんが
全国へ広がることで、
社会は 大きく変わると思います。


「 ユニバーサル賃貸を 当たり前にしていきたい。
自分が 先陣を切って、形を 広めることで 」。

「 当社は NPOでも福祉団体でもございません。
だから 世の中が変わるのです。
全ての人に 配慮ある企業が 日本に広がり、
サービスを選ぶ事が出来る社会になる事を。
まずは、私たち不動産屋さんが
住むことの第一歩を 」。

ガンツ不動産さんの大きな一歩が、
全国の不動産屋さんへ
広がりますように。

障がいのあるなしにかかわらず、
全てのひとびとが
住みたいまちで暮らせる社会へ
広がりますように。





*株式会社 ガンツ不動産(本社)
福岡県福岡市博多区比恵町1-18-406
https://www.ganzfudousan.jp/













 
福祉避難所 8  [2019年03月23日(Sat)]

自然災害、と
ひと言で言えないような豪雨や台風、
地震による大きな被害が
全国各地で 続いています。

障がいのあるひとや高齢のひと、
妊産婦などの 配慮が必要なひとたちが
災害時に利用できる
福祉避難所 」について
これまでにも 記してきました。

福祉避難所の
確保が、今なお遅れている現状と、
その開設を、広く公表すると決めている自治体が
全国の主要51都市のうち
わずか2割弱しかない という
調査結果を 目にしました。

これは、
福祉避難所の仕組みや役割についての
理解が 進んでいないことを表す、と同時に、
自治体の住民への周知が 進んでいないこと、
そして、もしかしたら
自治体職員自身が
その必要性を
理解できていないんじゃないかと
思ってしまう結果です。

「 福祉避難所を 公表しない 」とする自治体は
その理由のひとつに
「 一般の避難者が 殺到しかねない 」と
言っています。

これは、
福祉避難所を必要としているひとを
完全に 置き去りにした
言い訳にしか 聞こえません。

福祉避難所を必要としているひとは、
周知していない
周知できていないことへの
自治体の言い訳に
押しつぶされていいのか、と
思ってしまいます。


これらの一因として 考えられるのは、
昨今 盛んに言われるようになった
「 避難所の開設は 住民の皆さんで」
「 災害発生後3日間は 自分の身は自分で守る」
という 啓発活動にあるのではないか、と。

もちろん、健常と呼ばれるひとたちは、
「 避難所の開設は住民が行い、
災害発生後3日間は
自分の身は 自分で守る 」で
あって然りだと思います。

しかし、配慮の必要なひとたちが
それらに当てはまらないことは
言うまでもなく、
自治体の職員や
福祉避難所に指定されている場所の関係者は、
自身の安全を 確保しつつ
福祉避難所の開所と
福祉避難所を必要としているひとの
把握、誘導が伴うことは
外してはならない と思うのです。


本来 守られるべきひとたちが利用できない
「 名ばかり福祉避難所 」は
福祉避難所ではありません。

東日本大震災後、
国が 自治体向けのガイドラインを作成し、
全国の9割以上の市町村では
1施設以上を指定している と言われていますが、
皆さんの住むまちの
指定された福祉避難所は
「 名ばかり福祉避難所 」ではありませんか。


災害時に
福祉避難所を開設しても、
「 二次的避難所と位置付け 公表しない 」と
公言している自治体が
たくさんあります。

そして、
福祉避難所の設置とともに必要な
「 避難を予定している人数 」を
把握できていない自治体が多い状況は
未だに 解決へ至っていません。

『 要支援者一人ひとり 個別の避難計画をつくること』

と、災害対策基本法が 改正されても、
これらを把握し、実行している
自治体や福祉関係者は、
どれくらい あるのでしょうか。

機能不全の福祉避難所を
福祉避難所に カウントしないなら、
全国で、果たして
いくつの
福祉避難所があるのでしょうか。














サポートハートマーク [2019年03月18日(Mon)]


外見からはわかりにくい
障がいや病気のあるひとが、
さまざまな場面で
周囲の理解を得やすくするアイテムとして
生まれた “ ヘルプマーク ” 。

昨年末現在、
ヘルプマークを導入し配布している自治体は
39都道府県に 広がりました。

2012年の東京都を皮切りに
全国へ、広がりを見せていますが
同時に、知らないことから生まれる偏見が
今もあることは 事実です。
そして、
ヘルプマークを付けたひとを見かけても
「 どうすればよいのか 」
「 自分に何かできることがあるのか」と思うだけで
何もできないひとが 多いことも。

そのような中で、逆に
「 何か困ったことがあれば声をかけてください」
という意思を表す
“ サポートハートマーク ” が
じわじわと 浸透してきています。


supportmark2.jpg


「 わたしには こういう事情があります 」と
言い出せないときに、
「 何かあったら、わたしに声をかけて下さい」と
意思表示するのが
“ サポートハートマーク ” です。

手助けの可能な支援者が
“ サポートハートマーク ” を携帯することで、
障がいのあるひとや病気のひとなど
困っているひとが
支援を求めやすくなることを目的に、
愛知県在住の 学生さん(作成当時)が
考案されました。

“ ヘルプマーク ” にしても
“ サポートハートマーク ” にしても、
自分の周りにいるひとたちを思う気持ちを
内に秘めるのではなく、
外に見える
優しさへ変えるツールとなり、
おのおのの存在について
知ること
話すことから、
考える
伝えることへ
つながってほしい と思っています。


一人ひとりが、
自分と同じ社会で暮らす
障がいのあるひとや
外見ではわからない病気のひとのことを
考えるきっかけとなり、
「 自分には 何ができるだろうか 」と
ほんの少しでも 考えてほしい。

「 マークの役割 」が
表面的なものに
とどまることのないように。








*見えない疾患・障害啓発プロジェクト
サポートハートマーク
http://mienaiproject.jp/index.html


*愛知県東郷町役場
愛知県愛知郡東郷町大字春木字羽根穴1番地
https://www.town.aichi-togo.lg.jp/fukushi/syogai/sonotanojyouhou/sapo-toha-toma-ku.html


*全国ヘルプマーク普及ネットワーク
https://skart-tokyo.com/














スキルシェアサービス   [2019年03月13日(Wed)]


先日、こちらの記事を 見つけました。

「 すきま時間で働きませんか 
 福祉事業所とのマッチングサービス 」
 ( 2019年3月8日付け: 福祉新聞 )

東京都内にある
株式会社プラスロボさんが、
すきま時間を使って
福祉事業所や介護施設で働きたいひとと
介護業務以外の簡単な仕事を頼みたい
福祉事業所や介護施設と マッチングする
「Sketter」(スケッタ―)という
サービス事業を リリースされました。

福祉領域に特化した
スキルシェアサービスは 国内初で、
これから 3年間で
3万人の個人と
1000ヵ所の福祉事業所や介護施設の
登録を目指す、と ありました。

スキルシェアサービス とは、
インターネットを通じて
個人が 自らの知識や技能を売買できる
サービスのことで、
働き方改革を背景に
近年 注目されている事業です。


福祉事業所や介護施設では、
配膳や清掃、軽作業の補助、
レクリエーションや傾聴などの仕事に
専門知識を有する職員が追われる
現状があります。

これらの仕事を、
すきま時間で働きたいと考える
Sketter(スケッタ―)に
任せることによって、
職員は 職員にしかできない
専門業務に 専念することができます。

この Sketterは、
就職や固定シフトでの勤務が
難しいひとでも、
福祉事業所や介護施設側が投稿する
仕事内容と日時、報酬などを見て
個人で 応募し、
マッチングが成立すれば
仕事ができる 仕組みになっています。

スケッタ―側の
サービス利用料は 無料ですが、
福祉事業所や介護施設側には
登録料が かかります。
( 当面の間は 無料だそうです。詳しくは
下記SketterさんのHPでご確認ください)

そして、利用したら終わりではなく、
事業所や施設 と スケッタ―の間に
「 相互評価システム 」を構築し、
お互いの信頼度を
可視化できるようにするそうです。

年内に、
150事業所 と スケッタ―1万人の
登録を 目指しているそうです。


Sketter の取り組みは、
すきまワーカーとして
1〜3時間ほどのスポット勤務が
「 福祉領域でもできる 」という形を
つくるだけでなく、
福祉の仕事への理解を 広げることや
障がいのあるひとたちの理解を 広げることにも
つながる と思います。

Sketter が、
全国へ 広がることを望みます。

と いうか、きっと広がる と思っています。






*Sketter(スケッタ―)
http://www.sketter.jp/


*株式会社 プラスラボ
東京都港区西麻布4丁目11ー2 
日神パレステージ西麻布406号室
https://www.plusrobo.co.jp













きょうのShopひとにやさしく 171  [2019年03月08日(Fri)]


東日本大震災から 8年。
東北各県の福祉事業所さんでは
大きな被害がありました。

「 離れていても できること 」を
いつも 心に留めて。
今日は こちらの紹介です。


DSC_3211.JPG

     〜 レタープレスはがき ワカメ 〜


―― 全国の皆様から頂いた紙パックを使い
   心を込めて丁寧に手漉きをしました。
   「わかめ」は、茹でると緑から徐々に
   鮮やかな黄緑色へ変化します。
   そのグラデーションをイメージしました。
   飾っても楽しめる可愛いハガキです。 ――
                ( 製品ラベルより )


生わかめを沸騰したお湯に入れた瞬間のようすが
よみがえるようなイメージを
感じさせてくれました。

微妙に 色合いのちがう
三枚のはがき。

DSC_3204.JPG

並べて 額に入れて飾っても
素敵ですね。

表面には エンボス加工が施されており、
触った感触も 独特です。




こちらをつくる福祉事業所さんは
宮城県・南三陸にある
めばえ福祉作業所さんです。

東日本大震災で、施設は流失。
そこから、
少し高台に仮設の事業所を建て、
紙漉き機を寄贈してもらったことをきっかけに
紙パックを再利用した
紙漉きハガキを つくりはじめられます。

ハガキづくりに 特化して頑張る。
品質向上のために
研修を重ねながら、
職員さんも
障がいのあるひとたちも
製品づくりに 励まれました。

今では、
“ NOZOMI PAPER Ⓡ ” のブランドとして
手漉き紙をつくり、
この “ NOZOMI PAPER Ⓡ ” を
使った製品を
つくっておられます。

そして、今年の春。
仮設の不安定な環境から、
ようやく
落ち着ける場所へ 移転されます。


まだまだ 終わっていないのです。
これからも
「 離れていても できること」を傍に、
日々 過ごしたいと思います。



最後に、
『3がつ11にちをわすれないためにセンター』に
「 忘れないよ〜3.11の記憶と記録〜」という
震災直後のようすや思い、
ケアするひとびとは どのように行動したかなどを
話された映像があり、そこで
のぞみ福祉作業所所長さんのインタビューを
見つけました。
( 2013年2月に 収録されたものです )





今一度、観て、
さまざまなことを共有できる時間を
持ちたい
持ってほしい と思います。






*社会福祉法人 洗心会 のぞみ福祉作業所
NOZOMI PAPER Factory
宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田56−3
http://www.nozomipaperfactory.com/


*せんだいメディアテーク
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」
https://recorder311.smt.jp/


*「 忘れないよ 〜3.11の記憶と記録〜 」
震災直後、
ケアする人はどのように行動したのか、
現在の状況や課題、想いなど。
宮城県仙台市、石巻市、大崎市、山元町、
南三陸町などで支援活動を行ってきた
福祉や医療にたずさわる
11団体のべ14人の方々への
インタビューシリーズ。
企画・製作:ケアラーズジャパン、
      一般財団法人たんぽぽの家
撮影・編集:
NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
助成:公益財団法人JKA












個別支援計画   [2019年03月03日(Sun)]

4月から始まる
新年度を迎えるにあたって、
個別支援計画に係るひとも 多いと思います。

個別支援計画。

この個別支援計画の意味を
理解しているひとが、
どれだけいるだろうかと
思うことがあります。

個別支援計画のモニタリングは、
利用者が
目標のために
どれだけ 頑張ることができたかを
確認するものではありません。

日々の様子をもとに、
支援者である職員が
どのように 支援したかを
確認するものです。

個別支援計画は、
利用者のニーズに沿って
支援者は「 こういう支援をします」という
支援計画です。なのに、
「 利用者のニーズに沿って」という段階で
そのニーズをつかめていないことが
多いかもしれない と思うのです。

支援計画のひとつに
「 他の利用者と仲良くする 」なんて目標が
立てられていたり。

「 他の利用者と仲良くする 」ことが
目標として挙げられていたら、
仲良くするために
職員が支援をすることが
個別支援計画に上がるのです。

そして、この目標に対して
「 利用者は他の方と仲良くできませんでした」と
モニタリングで 報告を受けたなら、
職員が「 支援ができませんでした」と
言っているだけであって、
利用者が悪い
のではないのです。


ひとりでできないから必要な支援であって、
その支援が成されているかを見るための
個別支援計画 であって、
支援者が
どのような理解をもって
どのような動き・支援をしているかを
利用者とその家族と確認するのが
モニタリング だと思います。

「 支援 」を考えるとき、それは
利用者とその家族の試行錯誤や意思決定に
向き合うことから生まれるのに、
「 わたしたちの考えた支援 」を
“ どうぞ ”と 提示することからはじめる事業所が
多いのはなぜでしょうか。

利用者とその家族からの
支援の提案がないなら、
日頃の家でのようすなどをヒアリングして
さまざまな話をして
そこから、今、必要な支援を
一緒に考え
向き合うことが
大前提だと思うのですが。

自分たちが “ つくった ” 支援計画を机上に
待ち構えるモニタリングは
止めてほしい、と。

目の前にいる
利用者とその家族の暮らしについて
望むことを、
“ 一緒に考えることから始まる ”
それが、個別支援計画。

このような丁寧なやり方は
制度的に
歓迎されていないとはいえ、
“ 一緒に考えることから見える支援 ”こそが
利用者とその家族が
望む暮らしにつながる
唯一無二のものだと思います。


支援側にとっては
「 また来た 一年 」でも、
利用者とその家族にとっては
「 一年 」なのです。













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