1時30分、栗原市社会福祉協議会の会議室には地区の様々な団体の方々が集まっています。まちづくり団体、婦人会、町内会にはじまり、趣味のサークル、生涯学習団体、約50ほどの団体の方々です。
中長期に渡る被災者ケアーのために、何が出来るのかを探りつつ、皆さんへの協力を要請するための初回の集まりです。
「NPO法人レスキューストックヤード」の浦野さんから、全国の災害復興時の事例から、災害ボランティアの必要性や心構えの話があり、社会福祉協議会で行ってきたニーズヒアリングの結果、既に今回の地震でボランティアを経験した人の話しなどを受け、参加者が個々の得意分野で何が出来るのかを洗い出すワークショップを行いました。
病院への通院ボランティア、洗髪ボランティア、ペットの預かり、託児、子どもの遊び相手、引越、片付け、花壇づくり・・・
自分たちが出来そうなことが次々と洗い出されます。そして共有化もなされました。
押しつけのボランティアは出来ません。被災した方々の真のニーズを聞き出すことが先決です。しかし、農村部の方々は、自立自活を旨として生活しており、「何か困っていることはありませんか?」と聞かれても「何もありません」と答えてしまうのです。
何度も何度も同じ人がお伺いし、心を開いてもらい真のニーズを聞き出すことが重要です。そのためには、「同じなまり」で語る地元の人々の努力が必要です。
その先に始めて、外部からのボランティアの力が生きてくるのです。
今日は、そのための第一歩です。
私も、ご挨拶を申し上げました。「皆さんも被災者です。しかし、もっと困っている人がいます。地元の努力を抜きにして、外部のボランティアが活かされることはありません。」
「地元ではやりきれないこと、プラスアルファーを求めたいことがあれば、いつでも仙台から、宮城県内から皆さんを助ける体制をとります。皆さんが、本当に倒れてしまう前に、外部にヘルプを出すことも忘れないでください。」
農村部のしっかりとしたコミュニティ、そしてある意味で閉鎖的なコミュニティ、このコミュニティの特質と自立自活の住民気質に配慮しながら、外部ボランティアは活動する必要があるなと感じていました。
4時に会議が終了し、ご挨拶も終わらせ、耕英地区の人達が避難している栗駒の「伝創館」に向かいました。
