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自閉症児を育てる
ママたちの会 ママかん

「ママかん」とは、ママかんふぁれんすの略で、自閉症の子どもを育てるママたちの集いと学びの場づくりを目的としています。
専門家(藤田久美先生 山口県立大学)と自閉症児のお母さんとの素敵な出会いから、平成15年ママかんが発足しました。元気でパワフルなママたちばかり!そんなママたちのパワーを地域で活かし、自閉症について地域の人たちに正しく理解してもらえることのきっかけにしたいと思って活動しています♪

 

ママかんフリーカフェの紹介♪

ママかんフリーカフェとは、月一回ママたちが気軽に参加できるフリーカフェです。子どもの子育てのことや気がかりなことがある方は、藤田先生や先輩ママ(ママかんスタッフ)に気軽に相談してください。お子様連れの場合は学生が託児をします。気軽にご利用ください。

主催:山口県立大学社会福祉学部藤田研究室×ママかん
場所:山口県立大学社会福祉学部附属子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所3号館3階C314
会費:300円(茶菓子・フリードリンク含む)



*場所・問い合わせ*
山口県立大学社会福祉学部附属子ども家庭ソーシャルワーク教育研究所3号館3階C314
〒753-0011 
山口市桜畠6−2−1
TEL:083-929-6266
*担当教員連絡先*
山口県立大学社会福祉学部藤田研究室083-928-4765(TEL・FAX)
kumi@yamaguchi-pu.ac.jp(担当教員:藤田久美)
★お子様連れの場合は事前にご連絡ください。


障がいのある子ども、育ちが気になる子どもを育てるママたちの出会いの場、憩いの場、情報交換の場、安らぎの場として…




6月9日 きょうだいカフェ [2023年06月13日(Tue)]
こんにちはかえる
藤田ゼミ4年のさきね、れな、ひかる、こころです!
6月9日に今年度初のきょうだいカフェを開催しましたケーキ 
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今回も対面形式で行いました顔1(うれしいカオ)
きょうだい7人傾聴者11人と多くの方が参加してくれました!!

今回のきょうだいカフェでは
・幼少期と今との関係
・大変だったこと、困ったこと
・きょうだいがいてよかったと思うこと、思い出等
・きょうだい児と関わる上で気をつけたこと
・フリートーク(話したいこと、聞いてみたいこと)
というテーマでお話ししましたメロディ
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参加してくれた方からは、「初めて同じ境遇の方とお話しをして自分と同じ思いだったり共感できることが多くあり参加できて良かった」「今まで障がいを持った人とあまり関わりがなかった自分にとっては新鮮で新しい気づきがたくさんあった」など沢山の感想をいただきました🪷
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次回もぜひ参加してくださいきらきらきらきら


Posted by くみけん at 16:51
きょうだいへのまなざしpart3 [2012年01月23日(Mon)]
今日は、きょうだいへのまなざしpart3として
昨年度、研究室で編集した
「自閉症児を育てるあなたと、自閉症児にかかわってくださるあなたへ」
の冊子<きょうだいへのまなざし>のページから・・・

かすみんこと乾 翔純(いぬいかすみ)さんのエッセイを
紹介したいと思う。昨年3月に山口県立大学を
卒業した彼女は、今、障害者支援施設の支援員として
働いている。紹介する文は卒業の前に書いてくれたもの。
彼女に執筆依頼し、文章をメールで送ってもらったとき
胸が熱くなり、 涙がでてしまった。
彼女の母親もこの文を読んで涙したという。
多くの人に彼女の書いた文を読んでほしいから
ブログでも紹介する。


以下、原文のまま・・

<兄との出逢い>  
山口県立大学社会福祉学部4年 乾 翔純
 私には兄がいます。2つ年上で自閉症です。兄は信号機が好きで、
道を覚えるのが得意です。運動したり音楽を聞いたりすることも大好きです。
 私は小さい頃母から「お兄ちゃんは自閉症という病気なのよ」と教えられ
てきました。兄が自閉症だとその意味が本当に理解できたのは小学校の
高学年の頃でした。でも兄が自閉症ということが理解できても、兄や家族
への態度は特に変化しませんでした。私にとって目の前にいる兄は世界
にたった1人の兄で、そのことが揺らぐことはなかったからです。私は兄の
良いところ、悪いところ、おもしろいところや自閉症なところ、全部を1人の
人間として、また家族として受け入れています。それはきょうだいとして
同じように扱ってくれた家族や温かなまわりの環境のおかげであったと
思います。
 私は大学で社会福祉を学び、来春から障害者施設で支援員として働き
ます。大学では専門家の先生やボランティア先の子どもたち、仲間たち、
とたくさんの良き出逢いがありました。これらの出逢いのスタートは兄との
出逢いであり、私の世界を広げてくれた最初の人は兄だと思います。これ
までの出逢いに感謝し、今度は兄のように障害のある人の世界を広げて
いけるような支援者になりたいと考えています。


 「自閉症児を育てるあなたと自閉症支援にかかわってくださるあなたへ」
 <きょうだいへのまなざし>「きょうだい児の声」p15
 発行:自閉症児を育てるママたちの会<ママかん>2011年3月


彼女は、今、地元の福井県の障害者支援施設に勤務し、
日々、利用者さんとその家族の支援に奮闘している。
彼女しかない<つよみ>を生かして、今も、そして、これからも
社会に貢献していくだろう。

そして、私たちは、彼女が言うように
子どもと家族を囲む環境がいつも温かくあるように
それぞれの立場でできることをしていかなければならない。
きょうだいへのまなざし・・
私たちが注ぐまなざしも、お父さん、お母さんが
注ぐまなざしも、あたたかく愛あふれるように。


かすみんへ。
元気にがんばってますか?
かすみん、お兄ちゃんとのツーショットの写真ありがとう。
あなたの書いてくれたエッセイ、きっとたくさんの人が読んで
くれると思うよ。素敵なメッセージ本当にありがとう。
かすみんのご家族がこれからも幸せであり続けるよう、
心から祈ってます。ご家族のみなさんによろしくお伝えください。


Posted by くみけん at 12:39
きょうだいへのまなざしprat2 [2012年01月12日(Thu)]
今日は、「発達障害の理解と支援」(ふくろう出版、
2009)の第5章「発達障害と家族支援」に
執筆したものを一部抜粋して紹介したいと思う。


自閉症を兄(中1)にもつ弟の子育てを
ふりかえる母親の言葉を以下に紹介する。

 「自閉症の兄に手がかかり,弟にはがまんさせることが
多かったように思います。また,健常児ということもあり,
期待をかけてしまうこともあり,プレッシャーをかけている
自分を責めることがあります。小学校1年生の時,叱って
ばかりいる私に抱きついて『なんでぼくばかりおこるの?
お兄ちゃんには怒らないのになんでぼくばっかり』と私の
体を両手でバンバン叩きながら初めて大泣きをしたときは
衝撃的でした。自分はなんてダメな母親なんだと落ち込み
ました。その日をきかっけに私の中で弟の子育てについて
真剣に考えるようになりました。兄の担任にきょうだいへの
関わり方のアドバイスを受けたことで,二人とも可愛い子ど
もであり,それぞれが大切な存在であることに気づきました。」

母親の語りから,発達障害の子どもとそのきょうだい児を
家庭の中で一緒に育てていく上での葛藤や子どもへの愛情
の深さが伝わってくる。また,家族が出会う様々な問題への
対応には,支援者のかかわりが重要な役割を果たすことが
理解できるだろう。
一方,きょうだい児である本人は,発達障害のあるきょうだい
や親とのかかわりを通してどのように成長していくのだろうか
。きょうだい児は,家庭の中で親や発達障害のあるきょうだい
との具体的なかかわりを通し,共に育ちながら,自然に理解を
深めていくのだろう。しかし,家庭の外に出ると,地域や学校の
中で,障害を有するきょうだい児に関する様々な出来事や体験を
通して,社会の中の偏見・差別に出会うことがあるという。
このことは,きょうだい児自身が執筆した書籍や家族からの報告
からも理解できる。きょうだい児は家族の中で,一人で悩み葛藤
することもあるだろう。また,家族の混乱や危機的状況の中で
自分の居場所を探したり,我慢したりする経験をする時もあるだろう。
社会と家族の狭間で心を揺らす体験や、家族や自分にかかわる様々
な人々との出会いと関係性の中で葛藤することもあるだろう。
そして、成長と共に、家族と共に生きる自分の存在価値や障害の
あるきょうだいへの理解を深めていくことになる。
その過程の中で、家族や家族にかかわる大人の役割は大きいと
考えられる。
<後略>

〜ここまで〜「発達障害と家族支援」2−1)-Bきょうだいのかか
わりとその支援〜 


  ふじた くみ
Posted by くみけん at 17:54
きょうだいへのまなざしpart1〜障がいのある子どもときょうだい〜 [2012年01月10日(Tue)]
あけましておめでとうございます。
大学では1月4日から授業が始まり、
にぎやかな日々です。
今年もブログでいろいろ発信したいと思っています。
よろしくお願いします。


さて、今日のタイトルは「きょうだいへのまなざし」
今日から、2,3回に分けて、この話題で記事を
書こうと思う。


さきほど、4年生のゼミ生が弟の写真を嬉しそうに
見せてくれた。
「成人式だったんです。弟が」と。
とってもかっこいいスーツ姿で笑顔が素敵な
青年。特別支援学校卒業後は自宅から福祉作業所で
通っている。
150pサイズのスーツはとなりのとなり町まで探して
購入したという。写真を撮ってくれている両親に向けた
笑顔がほんとうに素敵で、この家族のあたたかさは
何も聴かなくてもわかるくらいだ。
成人式には母親の付き添いで出席したという。
華やかな式場の中で、お母さんはどんな思いで息子と過ごしたのだろう。
お父さん、お母さんは、20年間の子育てをふりかえったのだろう。
そんなことを考えると胸がキュンとなった。
20歳になった息子と共に今までも、そして、これからも
共に生きていく家族。
そして、22歳になってもうすぐ大学を卒業する
4年生の彼女に向けたまなざし・・。
彼女の人となりで家族が注いできた愛を感じることができる。

障がいのある子どもを育てる母親の支援に
携わる中で、何度も母親の<きょうだうへのまなざし>に
出会ってきた。
きょうだいに期待したり、あきらめたり・・
きょうだいを大切に育てたいという気持ちは強くても
時間的にも、精神的にも、限界があったりする。

親も一人の人間だ。

でも、困難なことにぶつかっても
一生けん命に考えて
どうやったら、その子を支えられるか、
どのような支えが母親として必要なのか・・
私は何をすれないいのか・・

逃げずに考える母親たちに出会ってきた。

年末は、弟が自閉症の一人の高校生の話を
聴いた。
将来の方向が見えずに悩んでいたその子は
将来のこと具体的に話す時、必ず、
弟の名前がでる。その弟と共に生きていきたい。
僕が面倒みなきゃいけないから、お嫁さんに
なる人もわかってくれる人がいいと・・・。

育ってきた環境の中に、彼を育てた要素が
いっぱいある。
こんなことを高校生で考えることができるのも
彼の強みである。
彼の優しさや繊細さは、今、暗いトンネルの中で
少し苦しい形で閉じ込められてしまっているが
いずれ、彼の持っているすばらしい力が
発揮され、自分の進むべき道を自分自身で
切り開いていくことができるだろう。
彼の母親にも伝えた。
きっと大丈夫だから見守っていてほしいと。
そしてこんな素敵な子に育てた母親を
思い切り褒めた。


私の大学にもたくさんのきょうだいたちが
入学してくる。
その学生しかもっていない<強み>を持って
福祉や教育に関する専門的な学びを深めていく。

専門的な学問に出会ったことで、改めて、自分の
きょうだい(こちらは、障がいのあるきょうだい)
のことを考えたり、自分の家族について客観的に
捉えなおす機会となることもある。

今日、弟の写真を見せてくれた彼女もそうだったという。
彼女も、彼女しか持っていない強みを生かし、
周囲の人を幸せにする努力や、自分自身が進むべき道について
真剣に考えてきた。目の前に与えられた課題にも懸命に
取り組むことができた。

障がいのある子どものきょうだい。

彼・彼女らに出会ってきていつも思うことは
家族の愛情が本当に注がれていることだ。

愛情は時間やお金ではない。
子どもも幸せを応援する心が大切なのではないかということを。

<きょうだいへのまなざし>の記事はまた明日以降も
続けて書きたいと思う。

Posted by くみけん at 17:39
プロフィール

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くみけん とは?

山口県立大学社会福祉学部障害児教育究室の略です★
研究室の先生は藤田久美先生で、先生は、障害児を含む保育・教育の方法について福祉教育の観点からの探求や、自閉症や発達障害の診断前後の子どもと家族への支援の在り方について研究を進めておられます。
ゼミでは4年生4人、3年生3人で楽しく学習しています♪ゼミで学習していることは、障害のある子どもと家族の支援について理解を深め、支援者(福祉や教育の専門家など)の役割と課題を考察し、援助方法や教育方法について学んでいます。また、自閉症・発達障害児を育てる家族(特に母親)とのかかわり体験や母親支援の運営(ママかんフリーCafé)の体験から、障害児の家族支援を行う上での支援者の役割や支援システムについて学び、考察しています。日頃は、ゼミのみんなでママかんカフェのお手伝いやボランティア活動などに参加しています♪
アットホームなくみけんにぜひ足を運んでみませんか?お待ちしています(^^)



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