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All for One [2019年03月25日(Mon)]
京田辺シュタイナー学校は「親と先生でつくる学校」。その場の一つが、親も先生も参加して自由なテーマで意見交換する「全体集会」です。

学期に1度、年3回ほど開かれ、毎回100人以上が参加します。先月あった集会のテーマは「持続可能な教育環境を考える」。今回は先生方の働き方、給料や生活状況についても突っ込んで話し合いました。NPO法人立である私たちの学校には一条校(※)のような公費助成はなく、財政は潤沢ではありません。先生方は家族を養いながら何とか生活をやりくりしています。

それでもある先生は「子どもたちを、この学校を愛している」と言い、またある先生は「子どもと接している時、自分は何て幸せだろうと思う」と語り、その思いと志が胸に染みました。この学校は先生方に支えられ、また同時に私たちが支えていることを互いに共有する場でした。

巨大な経済社会の中で、ともすると自分の位置を見失いそうになります。この学校にいると、自分はコミュニティーの一員なのだと改めて思います。One for all, All for one を実感するのです。   

N.S.

※京田辺シュタイナー学校は、学校基本法に基づく学校(いわゆる一条校)として認可を受けた私立学校ではありません、学校法人の認可を受けるには、校舎や敷地の面積、設備、資金などに関する厳しい条件が数多くあり、数億円を超える資金が必要になります。 
抜粋引用「親と先生でつくる学校」せせらぎ出版

Posted by 京田辺シュタイナー at 00:00 | 運営 | この記事のURL
労働体験実習を受け入れて [2019年03月20日(Wed)]
9年7年の保護者です。
レストランを経営しています。
普段はほぼ仕事をしているので、他学年の子どもたちのことは、あまり詳しくありません。
それが、昨年、私のお店に労働体験実習で、11年生の男の子がやってきました。
本校では、11年生になると、自分の興味のある職業を約1週間体験するというカリキュラムがあるのです。

来る子どもの方も不安でしょうが、受け入れるこちら側も、実は不安です。どんな子だろう、どう接したらいいだろう、どんな経験を持ち帰らせてあげることが出来るだろうなど、色々悩みました。悩んだ挙句に、学校の子どもだということは忘れて、特別扱いはせず、普通の社会人として接することに決めました。

「声が小さいよ」とか「挨拶はハッキリね」など当たり前のことを注意します。厨房職が希望ということでしたが、せっかくの一週間だから、レストランの仕事を出来る限り見せてあげようと思い、掃除・ホール・企画・広報など、料理を作る以外の仕事もなるべく経験してもらいました。

教える中で、「あれ、これまで私が教えてきた若者たちとはちょっと違うな」と思ったことが二つあります。一つは注意をされたときに素直だということ。もう一つは、自分の中のベストを尽くそうとすること。「この程度やったらいいかな」とラインを探ろうとする子が多い中、「美しさ」を目指そうとする意欲を感じました。

ややもすると、私たちプロの側でさえ、時間に追われ、仕事に追われる中で、「うーん、このぐらいでいいか」なんて思ってしまいがちです。レストランという仕事の目標<食で人を喜ばせる>ことにまっすぐで、一瞬一瞬成長しようとする姿は、私たちがついうっかり忘れていたことを思い出させてくれるのに十分でした。

彼が去る日はみなさみしくて“実習生ロス”を感じたほど。実習生を受け入れた時間は、教えるつもりが教わり、大切な宝物をたくさん頂けた時間だったのでした。

y.k
Posted by 京田辺シュタイナー at 00:00 | 授業 | この記事のURL