CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
九州経済圏における交通及び観光の振興と近代化を図るための事業を行い、もって地域経済の均衡ある発展に寄与し、あわせて民生の安定に資することを目的として、調査研究事業、施設整備事業、その他広報啓発等事業を柱に活動しています。
<< 2018年06月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
プロフィール

九州運輸振興センターさんの画像
リンク集
http://blog.canpan.info/ktrc/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/ktrc/index2_0.xml
第19回 海事振興セミナー 報告[2018年06月15日(Fri)]
クルーズ船への対応のさらなる取組活動の推進に向けて

― 第19回海事振興セミナーを開催しました ―


 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第19回海事振興セミナー」を、大阪経済法科大学 客員教授 池田良穂氏を講師にお迎えし「クルーズ船への対応と今後の地域戦略」をテーマに、平成30年6月11日(月)、福岡市において九州クルーズ振興協議会との共催により開催いたしました。

 クルーズ船の寄港は、地域経済へ大きな効果を与えることから日本全国でクルーズ船寄港誘致が積極的に行われています。特に九州は九州クルーズ振興協議会を始め、関係者の積極的な取組みやアジアに近いという地理的特性、豊富な観光資源を有すること等からクルーズ船の寄港は極めて多くなっています。今後、一層のクルーズ船寄港誘致のため、関係者によるハード面、ソフト面でのさらなる整備・充実が進められていることから、今回のセミナーは、今後のこのような取組みに貢献することを目的に企画・開催いたしました。

 講演では、

〇世界のクルーズ人口は、順調に伸びており2,700万人を超え、産業規模も14兆円という巨大観光・海事産業に成長し、20兆円規模であるコンテナ産業を数年のうちに超える勢いである。1990年代から始まったクルーズビジネスは、旅行業者にとって売り易く、10〜17%の高い利益率や起点港にとって大きな、寄港港にとって少なからぬ経済波及効果があることから、世界各港によるクルーズ誘致合戦になっている。

IMG_3164.JPG

〇特に中国では2010年から中国資本の参入により大幅な成長率となり、470万人を超えるまでに成長し、3万トン以上の中国発着のクルーズ本数は、2016年で830であり、内597は(72%)は日本寄港となっている。しかし、中国のクルーズマーケットは急成長期が終わり、安定成長期に移行している。今後の成長率は10〜15%(世界の2倍)になるとの多くのマーケット関係者の予測や2030年には1000万人に達すると見込まれている。新たな動きとして、チャータークルーズの質の低下によるマーケットの混乱、価格の暴落などから利益のとれる東南アジアや南部中国への拠点の移転、チャータークルーズから個人旅行への動き、海外旅行の飛行機とのシェア争い、クルーズ客船の自国建造、自国運航の義務化の予想などが考えられる。

IMG_3219.jpg

〇最後に、こうした世界の状況がある中で、日本でのクルーズ人口は2020年の30万人から2030年には168万人と急速に成長するとの予測を見せているが、予測ではすべてが外国船籍での運航予想であることから、日本籍カジュアルクルーズ船の実現が必要であり、構想としてのクルーズ船の計画や損益分岐運賃の試算が説明されました。

IMG_3188.JPG

 今回の海事振興セミナーは九州クルーズ振興協議会メンバーを中心にクルーズ振興等に関係される121名が参加され大変盛況なものとなりました。

Posted by 九州運輸振興センター at 19:24 | 海事振興セミナー | この記事のURL

第62回九州運輸コロキアムの開催について[2018年06月11日(Mon)]
第62回九州運輸コロキアムのご案内


 この度、(公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第62回九州運輸コロキアム」を、福岡市において下記により開催致します。

 四方を海に囲まれた我が国にとって、海上貿易を支える海運業と海運を支える造船業の持続的発展は不可欠であるとともに、昨今はIoTやAIなど情報通信技術が目覚ましく進歩するなど、我が国海運業や造船業を取り巻く環境に大きな変化が生じています。
このような状況を踏まえて、国土交通省が取り組んでいる、海事産業の国際競争力強化に向けた「海事生産性革命」やSOx規制への対応、また、海事産業の新たな分野として注目されている自動運航船の早期実現に向けた取り組みなどについて、国土交通省海事局次長の大坪新一郎氏を講師にお招きし、「海事行政の最近の動向について」をテーマにご講演頂きます。

 今回のテーマは、海運業、造船業、舶用工業等の海事産業の今後の事業活動に直結した関わりの深い大変有意義な内容になっておりますので、関係者を始め多数の皆様のご参加をお待ちしております。


日 時 : 平成30年7月2日(月)13:30 〜15:30

会 場 : ホテルセントラーザ博多 3階 花筐の間
      福岡市博多区博多駅中央街4-23  TEL 092-461-0111 (代)

講 師 : 国土交通省海事局 次長 大 坪 新 一 郎 氏

    【大坪新一郎(おおつぼ しんいちろう)氏プロフィール】   
     1963年生 福岡県出身 
     東京大学工学部卒、東京大学修士、ハーバード大学修士、東京大学博士
     1987年04月 運輸省入省
     経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局運輸課管理官、運輸省海上技術安全局造船課
     専門官、国土交通省海事局造船課課長補佐、日本貿易振興機構ロンドン・ジャパン
     シップセンター次長等を経て
     2008年05月 国土交通省 海事局 安全基準課 国際基準調整官
     2011年09月 国土交通省 海事局 船舶産業課 国際業務室長
     2013年07月 国土交通省 海事局 船舶産業課長
     2016年06月 国土交通省 大臣官房 技術審議官(海事局担当)
     2017年07月 国土交通省 海事局 次長  現在に至る

テーマ : 「海事行政の最近の動向について」

参加者 : 約70名(参加無料)

参加申込 : お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信
     欄に「コロキアム参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加される方の
     役職名及びお名前を記入の上、平成30年6月29日(金)までにお申込み下さい。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474

Posted by 九州運輸振興センター at 11:53 | コロキアム | この記事のURL

第19回海事振興セミナーの開催について[2018年05月15日(Tue)]
第19回海事振興セミナー 開催のご案内

 
 この度、(公財)九州運輸振興センターと九州クルーズ振興協議会とでは日本財団の支援と助成を受け、両団体共催による第19回海事振興セミナーを下記のとおり開催することに致しました。

 1960年代にカリブ海で生まれたクルーズの新しいビジネスモデルである現代クルーズは、毎年2500万人が楽しみ、産業規模が14兆円という巨大観光・海事産業に成長し世界的な広がりを見せています。その現代クルーズの東アジアでの展開が始まって10年が経ち、急速にそのマーケットが広がっております。特に中国のマーケットは200万人を超えるまでに成長し、たくさんの大型クルーズ客船が乗客を満載して来日し、また日本発着のカジュアルクルーズも着実に増加する傾向にあります。さらに日本籍クルーズ客船も高品質なクルーズを提供して、外国籍のカジュアルクルーズと両輪となって、日本のクルーズマーケットを拡大しています。

 このような状況下、九州におけるクルーズ客船誘致活動の取組みに寄与できるよう、大阪経済法科大学客員教授の池田良穂氏を講師にお招きし、クルーズの現状と将来予測、九州としてのクルーズ船の受入対応のあり方、地域経済の活性化のための戦略など講演頂くことに致しました。
 本セミナーは、クルーズ船寄港誘致に取組まれる方々を始め関係者の皆様にとって大変有益、有意義なものであり、今後の活動等のお役に立つものと確信しておりますので、是非とも多くの皆様にご参加いただきたく存じます。



日 時 : 平成30年6月11日(月)14:40 〜 15:40

会 場 : 福岡合同庁舎 新館7階 会議室
      福岡市博多区博多駅東2-11-1  TEL 092-472-3158(九州運輸局 船舶産業課)

講 師 : 大阪経済法科大学 客員教授 池 田 良 穂 氏

    【池田 良穂(いけだ よしほ)氏プロフィール】
     1950年 北海道生まれ、港町室蘭で育つ
     1973年 大阪府立大学工学部船舶工学科卒業
     1979年 同大学大学院博士課程修了
          同大学助手、講師、助教授、教授、工学研究科長・工学部長
     2015年 定年退職、同大学名誉教授 
          大阪経済法科大学客員教授、現在に至る
     日本クルーズ&フェリー学会前会長・現事務局長、日本船舶海洋工学会元副会長、
     全国クルーズ活性化会議顧問、クルーズ・オブ・ザ・イヤー選考委員長、
     シップ・オブ・ザ・イヤー選考委員等を務める。

テーマ : クルーズ船への対応と地域戦略

参加者 : 約70名(参加無料)

参加申込 : お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信
     欄に「海事振興セミナー参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加され
     る方の役職名及びお名前を記入の上、平成30年6月8日(金)までにお申込み下さ
     い。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474

Posted by 九州運輸振興センター at 18:44 | 海事振興セミナー | この記事のURL

2018(平成30)年度懸賞論文募集のお知らせ[2018年05月10日(Thu)]
九州圏の交通運輸・観光の発展につながる研究論文を募集します

 
(公財)九州運輸振興センターは、日本財団の支援と助成を受け、九州圏における交通運輸・観光事業の発展及び地域経済社会の活性化に寄与することを目的に、以下の内容で「懸賞論文」を募集致します。

○募集の趣旨
 本研究論文は、次世代を担う方たちの叡智を通じて、新たな切り口を発掘し、九州圏など(九州7県及び山口県)における交通・観光産業の一層の発展と地域社会の活性化に寄与するために実施するものです。

○テーマ等
 上記趣旨に沿ったもので、交通運輸・観光に関するもので、「創造性、独自性、発展性に富んだ提案・提言」を求めます。

○応募資格
 大学等(短期大学を含む。)の学生及び院生で、締切日における年齢が満35歳未満の方とします。なお、応募資格を有する方による共同執筆も可能になっております。

○応募方法
 応募は、当センターが指定した様式により作成された論文と当該論文のPDFを電子メールで送信して下さい。なお、応募方法の詳細等につきましては、当センターホームページ「懸賞論文募集」内の「2018(平成30)年度(公財)九州運輸振興センター懸賞論文募集要項」をご覧下さい。

○応募締切
 2018年10月31日(水) 必着

○応募の取扱い
 最優秀論文1編、優秀論文若干編を決定いたします。
 審査は、当センターに設置した懸賞論文審査委員会(竹島和幸会長、大学の先生4名、九州運輸局観光部長の計6名の審査員で構成)で厳正に審査致します。
 なお、最優秀論文は当センターホームページ及び当センター機関誌「九州うんゆジャーナル」に、優秀論文は同ホームページ(九州運輸ジャーナルには要旨のみ。)に掲載するとともに論文内容に関係する地方自治体、関係業界団体等へ送付し、行政施策や業界活動等の参考にして頂くことにしています。

○表彰
 最優秀論文賞 副賞10万円(1編)
 優秀論文賞 副賞 5万円(若干編)

○問合せ等
 問合せは、(公財)九州運輸振興センター TEL 092−451−0469 (福山・西井)へ又は当センターホームページの「お問合わせフォーム」からお願いします。 


Posted by 九州運輸振興センター at 15:54 | 懸賞論文 | この記事のURL

交通・観光に関する懸賞論文の優秀賞者の授賞式を行いました[2018年03月06日(Tue)]
平成29年度懸賞論文受賞者について(報告)


 本年度の募集には、九州及び関東の大学・大学院から6編(旅客船関係1編、航空関係1編、海事産業関係1編、観光関係3編)の応募がありました。応募論文につきましては、当センターに設置した学識経験者4名、行政1名、当センター会長の6名からなる懸賞論文審査委員会において、厳正に審査した結果、最優秀賞は該当なし、優秀賞は以下の2編を決定いたしました。

  優秀賞受賞者    神戸大学大学院海事科学研究科 堂前光司様           
            テーマ:九州地域における海事産業の集積と集積の経済の検証
                 −海事産業の振興に向けた政策提言−

            中央大学経済学部経済情報システム科 中山裕太様
            テーマ:離島地域のデザイン
                 −奄美大島における地域政策としての観光政策−

 また、平成30年3月5日(月)に福岡市のホテルにおいて、授賞式を行いました。
授賞式では、竹島会長から主催者挨拶を行った後、優秀賞受賞者である神戸大学大学院海事科学研究科の堂前光司様及び中央大学経済学部の中山裕太様へ、今回の受賞を讃え、賞状と副賞が手渡されました。

IMG_2829.jpg

IMG_2832.jpg
 
 続いて、受賞者お二人から受賞への謝辞と論文作成での苦労話などの披露があり、その後、竹島会長を囲んで記念写真撮影を行いました。

IMG_2855.jpg

 なお、この2編については、当センターホームページの「懸賞論文募集」→「2017年度懸賞論文審査結果」からご覧になれます

Posted by 九州運輸振興センター at 18:49 | 懸賞論文 | この記事のURL

物流効率化シンポジウムの開催について[2018年02月16日(Fri)]
物流効率化シンポジウムのご案内

                        
 この度、(公財)九州運輸振興センター、九州トラック協会、九州運輸局(物流効率化政策推進本部)では共催により「物流効率化シンポジウム」を、福岡市において開催いたします。

 物流が、我が国の産業競争力の強化、豊かな国民生活の実現や地方創生を支えるインフラとなっており、企業活動や国民生活において重要な役割を担っていますが、一方で、少子高齢化に伴う労働力人口の減少により、中長期的には人材の確保が困難になっていく可能性も指摘されています。このため、我が国の物流機能を維持させるにあたっては、物流事業者同士が連携、荷主や地方公共団体等の多様な関係者との連携など、適切な役割分担を持って、流通業務の省力化の取組みを促進していくことが求められております。

 我が国の経済成長と国民生活を持続的に支える「強い物流」の実現に向け、その施策の方向性と取組みを示した「総合物流施策大綱(2017年度〜2020年度)」が閣議決定されました。そこで、物流の効率化・省力化に向けた気運が高まっているこの機を捉え、物流に関わる様々な方々と現状の課題を共有し、意見を交換することにより、物流全体の効率化・生産性の向上に資することを目的に開催します。
 業務ご多忙の折ではございますが、多くの方にご参加頂きますようご案内申し上げます。



○ 日  時  平成30年3月7日(水) 13:00〜16:30(12:30開場)

○ 会  場  ハイアット・リージェンシー・福岡 2Fボールルーム
          福岡市博多区博多駅東2−14−1 TEL 092−412−1234(代)

○ シンポジウム概要
   九州運輸局物流効率化政策推進本部からの報告
     九州運輸局長(物流効率化政策推進本部長)  加賀  至
    
   第1部 基調講演  
    総合物流施策大綱(2017年度〜2020年度)の実現に向けて
      国土交通省 総合政策局 物流政策課長  英  浩道

    物流効率化取組事例の紹介
      阪九フェリー(株) 貨物営業部長  河本 順司

   第2部 パネルディスカッション
    ・コーディネーター (公財)九州経済調査会 調査研究部長   岡野 秀之
    ・パネリスト    九州産交運輸(株) 代表取締役社長    荒川 泰治
              阪九フェリー(株) 貨物営業部長     河本 順司
              日本貨物鉄道(株) 九州支社長      姫野 健士
              日本通運(株) 九州営業部長       幸田 明男
              佐賀県農業協同組合 園芸部(部長職)  納富 敏明
              日本酒類販売(株) 執行役員本部長    佐藤  稔
    ・アドバイザー   国土交通省 九州運輸局 交通政策部長   本田 和久

○ 参加者  約150名(参加無料)

○ 参加申込  お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信
       欄に「シンポジウム参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加される
       方の役職名及びお名前を記入の上、平成30年3月2日(金)までにお申込み下さい。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474

Posted by 九州運輸振興センター at 18:32 | コロキアム | この記事のURL

平成30年新春講演会 報告[2018年02月13日(Tue)]
「経済が好調な今 生産性向上の取り組みを」

−長崎市で平成30年新春講演会を開催しました−

                      
 (公財)九州運輸振興センターと(公社)長崎県トラック協会では、日本財団の支援と助成により、平成30年2月5日(月)、長崎市において、「平成30年新春講演会」を開催しました。

 講演会では、講演に先立ち、九州運輸振興センター理事・講演会等実行委員長の大黒伊勢夫と長崎県トラック協会会長の塚本政治から主催者挨拶と九州運輸局次長の杉典弘様より来賓挨拶がありました。

 講演は、第1部で、日本銀行長崎支店長の篠原壽成氏により「最近の経済情勢について」をテーマに、長崎県の景気の現状、景気の先行き、労働需給の実態、人材確保に向けた企業の対応などについて講演頂きました。
 長崎の経済は、全国経済の波及効果の影響、主力の造船産業の底入れ感、観光クルーズ船、世界遺産登録、九州新幹線西九州ルートなど他地域に比べ明るい話題が多く、経済の見方を引き上げている。しかし、人口減少、若年層の県外流失など構造問題があり、過去10年近く取り組みがなされているが、経済良好の今、オール長崎で働き方、生産性向上など積極的に取り組むべき。といった長崎県内の経済情勢が報告されました。

CIMG9339.jpg

 分野別情勢として、@個人消費や観光は、自然条件や全国経済に大きな変動がなければ上向きになる。来年のクルーズ船の寄港回数などを見ても下がる要素がない。A設備投資は、更新投資、合理化・省力化投資が期待できる。B生産面では、主力の造船は底入れしたと思われる。造船や重工業関連以外は海事や国内設備投資関係が好調。C建設投資は公需と民需を合算したベースでは、底堅く高い水準を維持できる。D所得は経済全体が堅調であり引き続き持ち直している公算が高い。E長崎県内の中長期的な発展を考えると県内企業の労働生産性向上を推進すべき。といった状況が説明されました。

 第2部では、国土交通省自動車局貨物課課長補佐の橋本恵一郎氏により「トラック業界を取り巻く当面する諸課題について」をテーマに講演されました。
 トラック産業は国内貨物輸送の4割を担う重要な産業であるが、近年は少子高齢化などにより運転手不足の現状となっている。要因として全産業と比較しても、低賃金・長時間労働といった労働条件の悪さがあることから、労働条件の改善が不可欠で、荷待ち時間の削減や荷役作業の効率化等の長時間労働の改善に取り組むことが課題との現状が説明されました。

IMG_0633.jpg

 こうした課題に対し、国における働き方改革に関連して改正労働基準法が改正され、自動車運転業務の労働時間の短縮(施行後5年間は現行制度を適用するが5年以降は年960時間、将来的には一般則の適用を目指すこと)への取り組みがなされた。また、トラック・バス・タクシーの働き方改革の「直ちに取り組む施策」やトラック事業の取引環境・長時間労働削減に向けた取り組みとして、パイロット事業やその事業成果を踏まえたガイドラインの策定や普及に着手することが説明されました。
 さらに、発荷主と着荷主との予約受付システムの導入による拘束時間短縮の事例、荷主とトラック事業者の適正な取引関係を推進するための荷主勧告制度の運用の改善、適正運賃・料金検討会などの取り組みが進められていることが紹介されました。

CIMG9357.jpg
 
 当日は、最新の経済と政治の両方について、参加者にとっては興味深くかつ関心の高い内容の講演であったことから、参加者に大変好評な講演会となりました。
 なお、寒波が押し寄せ悪天候にもかかわらず約100名という参加者がありました。

Posted by 九州運輸振興センター at 16:19 | 講演会 | この記事のURL

平成30年新春講演会の開催について[2018年01月09日(Tue)]
平成30年新春講演会のご案内


 この度、(公財)九州運輸振興センターと(公社)長崎県トラック協会では、日本銀行長崎支店と国土交通省から講師をお招きし、長崎市において「平成30年新春講演会」を開催いたします。

 わが国の景気において個人消費は緩やかに回復し、企業による設備投資も底堅く推移していることから、総じて緩やかに持ち直しており、先行きも緩やかな回復が続く見通しとなっています。第1部では、多くの方が関心をお持ちである今後の景気動向を、日本銀行長崎支店長、篠原壽成様に「最近の経済情勢について」をテーマに、平成30年の我が国の経済動向や長崎県内の経済見通しなどについてご講演頂きます。
 また、物流は経済活動や国民の生活になくてはならない社会的インフラと位置付けられていますが、近年、物流分野では労働力不足をはじめとした多くの課題があることから、行政や物流業界等においてその取り組みが積極的に行われています。その一端を第2部では、国土交通省自動車局、貨物課長平嶋隆司様に「トラック業界を取り巻く当面する諸課題について」をテーマに、最近のトラック業界の動向、労働力不足の現状、今後の対策などについてご講演頂きます。

 いずれも、関係者の皆様には大いに関心をお持ち頂けるテーマとなっております。また、最新の情報を提供されるものでありますので、大変有意義、有益なものであると思っております。
  多忙の折ではございますが、多くの方にご参加頂きますようご案内申し上げます。



日 時  平成30年2月5日(月) 13:30 〜 15:30 (13:00開場)

会 場  ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 1階 グラバーホール 
       長崎市南山手町1−18  TEL 095−818−6601

<第1部>
 講 師  日本銀行長崎支店 支店長  篠 原 壽 成 氏
 
 テーマ  「最近の経済情勢について」
 
 【篠原 壽成 (しのはら としあき)氏の略歴】
   1961年生 東京都出身 慶応義塾大学経済学部卒業
   1985年4月 日本銀行入行
   その後、国際局国際収支課長、システム情報局情報システム開発課長、盛岡事務所長、検
   査室参事役等の要職を経て、
   2016年5月、現職に就任。現在に至る

<第2部>
 講 師  国土交通省 自動車局 貨物課長 平 嶋 隆 司 氏
      ※都合により、自動車局 貨物課 課長補佐 橋 本 恵一郎 氏へ変更

 テーマ  「トラック業界を取り巻く当面する諸課題について」

 【平嶋 隆司(ひらしま たかし)氏の略歴】
   1968年生 宮崎県出身 東京大学法学部卒業
   1991年4月 運輸省入省
   その後、国土交通省近畿運輸局企画観光部長、航空局航空戦略課国際企画室長、内閣法制
   局参事官(第二部)、総合政策局物流政策課長等の要職を経て、
   2017年7月、現職に就任。現在に至る

参加者  約100名(参加無料)

参加申込  お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信
      欄に「新春講演会参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加される方の
      役職名及びお名前を記入の上、平成30年1月31日(水)までにお申込み下さい。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474

Posted by 九州運輸振興センター at 19:10 | 講演会 | この記事のURL

平成29年度バリアフリー講習会in博多の開催報告[2017年11月24日(Fri)]
旅客船乗組員等のみを対象としたバリアフリー教室

−昨年に引き続き博多港で開催−


(公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受け、11月16日(木) 、福岡市博多埠頭フェリーターミナルにおいて、九州運輸局との共催による「バリアフリー講習会in博多」を開催しました。
 当センターでは、旅客船業界を対象にしたバリアフリー講習会等を平成26年度から実施しており、当初の鹿児島港開催に続いて昨年度からは博多港で開催しています。
 本年度は、福岡旅客船協会、(公社)福岡県介護福祉士会、(公財)エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)等の協力を得て、直接、旅客と接触の機会の多い旅客船乗組員などを対象に実施しました。
 
 講習は、座学と実技に分け、実施しましたが、座学ではエコモ財団の高橋徹氏からバリアフリーの必要性、バリアフリー法等バリアフリー制度の説明と旅客船におけるバリアフリーの基準や高齢者・障害者への接遇・介助に当たっての心構えなどの講義が行われるとともに、障害者の日常等を知ってもらう為に、高橋氏と障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会石松周会長との直接対話方式により、公共交通機関の利用を始め日常の行動などを紹介して頂き如何に障害者の行動が大変であるかなど、生の声を聞いて頂きました。

IMG_2729.JPG

 実習は、(公社)福岡県介護福祉士会による、車いす体験・高齢者疑似体験のため器具を使用した、待合所の椅子等の障害物がある中での通行、階段、エレベーターの利用、また、受付窓口での乗船名簿への記載など、高齢者や障害者と同様な立場での疑似体験をして頂きました。
 当日は34名の参加者がありましたが、参加者からは「疑似体験をしたことで高齢者などにどのような気持ちで、どのように接したら安心してもらえるかなどがわかり、とても良い体験になった。さらに違った体験の研修をすることにより、様々な対応ができるようになりたい。」、「実際の船舶ではさらに狭い箇所での対応などもあることから、船舶を使った体験など実際の対応を習得したいので、次回はそうした機会を作っていただきたい。」など、今後の様々な場面での対応に役立てたいとの熱心な声が多く聞かれました。

IMG_2746.JPG
 

IMG_2750.JPG


IMG_2772.JPG

 当センターでは、今後も九州運輸振局等と連携したバリアフリー教室を九州各地で継続的に実施することにより、旅客船における一層のソフト面のバリアフリーの進展に寄与したいと考えています。

Posted by 九州運輸振興センター at 15:39 | バリアフリー | この記事のURL

第61回九州運輸コロキアム 報告[2017年10月16日(Mon)]
鹿児島の観光再生へ 中長期的な観光戦略と人材育成が必要

−鹿児島県観光プロデューサー 古木圭介氏が講演−


 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第61回九州運輸コロキアム」を、鹿児島県観光プロデューサー古木圭介氏を講師にお迎えし「観光 〜過去・現在・未来〜」をテーマに、平成29年10月6日(金)、鹿児島市において開催いたしました。

 最近の観光は、政府の外国人の訪日観光客増大に伴う経済効果を高める政策に力を入れており、当初の予想をはるかに上回る勢いでインバウンドが増加しています。しかし、将来の日本の観光がどうなるか未知数であり、特に少子化により人口減少が進む地方において「観光」への取り組みをどうするのかが大きな課題となっています。
 古木氏は50年あまり様々な形で観光に携わってきました。その中でも累積赤字20億を抱えた鹿児島サンロイヤルホテルを就任4年目から単年度黒字にした手腕は特質すべきものです。このような経験をもとに、鹿児島県の観光の再生へのヒントやビジョンなど、観光業や関連産業の方々の今後の取り組みの一助となるよう企画しました。

 まず、鹿児島県観光プロデューサーの役割として、鹿児島県内の観光実情と課題の調査、観光庁・鹿児島県・財界・議会などとの意見交換、鹿児島県PR・観光戦略部との意見交換、中長期の観光戦略の策定を行い、具体案を知事に提言するとともに、実働部隊としては鹿児島県観光連盟との戦術協議を進め実行、実現していくことの重要性を説明されました。
 さらに鹿児島の観光に取り組むにあたっての戦略や問題点が示されました。@短期的に「明治維新150周年」「NHK大河ドラマ「西郷どん」」の活用。A中期的に「奄美群島の国立公園世界自然遺産候補地、御楼門完成、国体開催の予定の活用。B長期的に鹿児島県を観光リゾート地と位置付けて各種戦略を構想し、実施していくため、国内・海外からの長期滞在者の受け入れ態勢を整える必要がある。Cそのために国内航空路線の拡充・国際航空路線の充実、大型船が寄港できる港の整備や離島の港の整備、観光列車の活用・公共交通の整備、ホテルなど宿泊施設への支援と整備の必要性を説明。

IMG_2650.jpg

IMG_2657.JPG

 また、鹿児島県観光のキーワードとして、@屋久島・奄美群島をはじめとする大自然、霧島山系の活用、桜島・錦江湾の活用、薩摩半島・大隅半島の再点検、北薩の魅力の発掘などの環境関連。Aお祭り文化や国際霧島音楽祭の推進、指宿なのはなマラソン、鹿児島マラソンなどスポーツ推進、鹿児島ユナイテッドなどプロスポーツチームのキャンプ支援などの文化関連。B温泉を活用したメディカルツーリズムやヘルスツールイズム、トレッキングやロングトレイル、ダイビング、フィシイング、ヨットなど海に関するスポーツなどの観光関連や屋久島・奄美・錦江湾を活用したクルーズ船など新たな観光目線での紹介がありました。
 しかし鹿児島の観光戦略は、広報、営業、時間、人員、旅行会社からの支援要求などで膨大化する経費、少子化に伴う人口減少による教育旅行の減少等の問題を抱えている。このため少数経営型組織、PR経費の削減、マスコミの活用などによる営業経費の削減。世界の有名観光地や「ななつ星in九州」「ゆふいんの森」のように富裕層をターゲットにし、顧客競争率を高める。現況の「買い手市場」から「売り手市場」へと変えていく必要があり、日本一輝く観光地にするため「鹿児島リゾ―ト化構想」が必要との考えが示されました。

IMG_2683.jpg

 最後に、鹿児島の観光は昔の資源に頼っており、それを動かす人材も少なく、さらに資源と人材の活用の歯車がかみ合っていない。そうした中で鹿児島が一流の観光リゾートを目指すには、夢となる目標をしっかり定めた中長期的な観光戦略、基礎となる資源の再発掘や視野の広いリーダーをつくる人材育成、さらに国際化への対応や情報化への対応が重要であり、そのために行政、業界など関係者と一体となって取り組むことの必要性を提言されました。

 講演後の討議(意見交換)においては、参加されていた皆様から、「自分達で気づかない観光資源に視点をあてた考え方が素晴らしい、しっかり応援していきたい」、「分野は違うがスポーツ観光など一緒に取り組めることも分かったので一緒に取り組みたい」など意見が出され活発な意見交換の場となりました。
 今回のコロキアムは、観光業者、観光関連事業者をはじめ地方自治体や運輸事業者で観光に関わりを持つ方々等約80名が参加(当初70名予定)されましたが、参加された皆様には今後の取り組みなどに大変参考になる有意義なものとなりました。

Posted by 九州運輸振興センター at 17:16 | コロキアム | この記事のURL

| 次へ