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小浜線歴史遺産調査(その3) [2017年03月02日(Thu)]
こんにちは。交通文化振興財団事務局です。

今回は、小浜線歴史遺産のご紹介の最終回。小浜駅〜東舞鶴駅間の事物をご紹介します。
この区間は大正10年〜11年にかけて開業しました。
【加斗駅駅舎】
 加斗駅は大正10年の小浜駅〜若狭高浜駅延伸時に開業し、開業時の駅舎が改修が施されて現在も使用されています。駅舎には理髪店が入居しており、駅の管理も併せて行われているようです。また、ホームには待合所が残されています。

加斗駅小.jpg

「駅舎全景」 壁面は新建材貼付けで補修されています。


加斗駅裏小.jpg

「駅舎ホーム側」 木造の庇が残されています。


加斗駅庇小.jpg

木材の状態が経年を感じさせます。


加斗駅室内.jpg

「待合室内」 左側の窓口が乗車券窓口、右側が理髪店の入口


加斗駅待合.jpg

「ホーム待合所」 新平野駅の待合所とよく似た形状です。


加斗駅待合室内.jpg

ホーム待合所には木製のベンチが設置されています。


加斗駅待合財産票.jpg

ホーム待合所には大正10年の建物財産標が確認できました。


【若狭本郷駅油庫】
 若狭本郷駅は加斗駅と同様、大正10年の若狭高浜延伸時に開業した駅です。平成2年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」で使用された「風車の駅」が移築され、駅舎として使用されています。また、駅北側には7100形蒸気機関車「義経」号のレプリカが展示されています。こちらの若狭本郷駅には油脂類を保管する「油庫」が残されています。

若狭本郷駅.jpg

「若狭本郷駅舎」


若狭本郷義経.jpg

「7100形蒸気機関車『義経』号レプリカ」


若狭本郷油庫切り抜き.jpg

ホーム上の「油庫」。建物財産標によると大正10年建造。
扉や窓はアルミ製に代えられています。


美浜駅油庫.jpg

美浜駅にも同じデザインの油庫があります。


【松尾寺駅駅舎】
 大正11年の若狭高浜駅から東舞鶴駅への延伸時に開業した駅で、開業時からの駅舎が改修を施され使用されています。木材を活かした補修がなされており、往時の様子がよく残されています。
松尾寺駅舎.jpg

「松尾寺駅舎正面」


松尾寺駅舎ホーム側.jpg

「駅舎ホーム側」
駅舎とホームは離れており、階段を上った先にホームがあります。


松尾寺ラッチ.jpg

ホーム側の駅舎への入口には木製の改札ラッチが置かれています。


松尾寺財産票アップ.jpg

大正11年の建物財産標が確認できました。


松尾寺待合.jpg

「待合室」 ベンチとテーブルが設置されています。


松尾寺駅舎室内.jpg

「待合室」先ほどとは反対側。扉の奥の旧事務室部分は集会所として活用されています。



松尾寺駅から一駅で終点の東舞鶴駅です。長かった調査もこれで終了です。



Posted by 交通文化振興財団事務局 at 14:36 | 文化遺産調査 | この記事のURL