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小浜線の歴史遺産(その2) [2017年02月24日(Fri)]
こんにちは。交通文化振興財団事務局です。

今回は前回に引き続き、小浜駅を目指しながら事物を紹介していきます。
前回ご紹介した新平野駅から列車で小浜駅へ向かいます。
【南川橋梁】
小浜駅への延伸時に、東小浜駅と小浜駅間を流れる南川にかけられた鉄橋です。東小浜方の橋脚4本が石積みのまま残っており、往時の姿を伝えています。積雪のため、河川敷に降りて近づくことができず、堤防からの撮影のみとなりました。

南川橋梁小.jpg

「南川橋梁全景」


南川橋梁橋脚1小.jpg

先ほどとは反対のアングルから。東小浜方の4本の橋脚が石積みで残されています。


南川橋梁橋脚小2.jpg

「石積みの橋脚」


南川橋梁橋脚小3.jpg

小浜方の2本はコンクリート製でした。


列車は南川橋梁を渡ると今回の調査の中間地点である小浜駅へと到着します。


【小浜駅】
小浜駅は大正7年に十村駅〜小浜駅間延伸時に開業した駅で、駅舎は改築されていますが、複数の歴史的事物が残されています。
小浜駅に到着してまず目に入るのが、煉瓦積みの設備です。こちらは、SLに給水を行うための設備である給水塔の跡で、もともとは煉瓦積みの上にタンクがありましたが、現在は取り外されています。

給水塔.jpg

「煉瓦積みの給水塔」2、3番ホームに隣接しています


給水塔調査.jpg

ホームからの調査が可能でした。煉瓦のサイズや状況が確認できました。


給水塔中.jpg

ホーム側の開口部より内部が伺えます。現在は空洞ですが、煉瓦の状態は良好でした。


給水塔煉瓦.jpg

煉瓦はイギリス積みで積まれています。器具類の取り付け跡も確認できます。


ホームの上屋には古レールが使用されている箇所があり、2、3番線の上屋に明治時代に使用された輸入レールが再利用されている箇所が確認できました。

ホーム上屋.jpg

2、3番線ホームの上屋


レール刻印.jpg

レールには製造所や製造年が刻印されている箇所があり、そこから年代等が推測できます。
(写真ではわかりにくいですが、うっすらと浮き出ているのが刻印です。)


ホームの外側になりますが、貨物の荷捌きや積み下ろしが行われていた貨物上屋が残されています。

貨物上屋小.jpg

木造部分が良く残っています。


ホームの壁に鏡がありました。鏡の下の取り付け跡の形状から洗面台があったようです。
洗面台.jpg


雪に埋もれてしまっていましたが、構内には転車台の跡が残されています。
転車台.jpg


今回はここまで。
次回は小浜駅から東舞鶴に向けて出発です。

Posted by 交通文化振興財団事務局 at 09:33 | 文化遺産調査 | この記事のURL