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2019年度日本鉄道保存協会見学会 その2 [2019年10月25日(Fri)]
こんにちは。交通文化振興財団事務局です。
先週末は伊丹市立博物館の講演会に講師として登壇し、交通資料調査センターの資料収集・保存についてお話をしました。講演を聞く機会は多いのですが、今回は久しぶりに講演する側となり、少し緊張してしまいました。

さて、今回は、日本鉄道保存協会見学会の続きです。
小刀根トンネルの見学を堪能した一行は、引き続きマイクロバス3台に分乗し敦賀市の市街へと向かいました。次の見学地は、敦賀港にある敦賀鉄道資料館、敦賀赤レンガ倉庫、旧敦賀港駅ランプ小屋の3か所です。乗っているバスにより見学の順番が異なり、私のバスは、敦賀赤レンガ倉庫→旧敦賀港駅ランプ小屋→敦賀鉄道資料館の順でした。

最初に訪れた敦賀赤レンガ倉庫は、明治38年竣工の石油貯蔵用の倉庫。アメリカの石油会社ニューヨークスタンダード石油が建設しました。現在は、かつての敦賀の街並みを再現したジオラマの展示スペースやカフェとして利用されています。また、平成30年5月からは、倉庫の横にキハ28形気動車が展示されています。
赤レンガ倉庫1小.jpg

敦賀赤レンガ倉庫外観


赤レンガ倉庫3小.jpg

敦賀の街並みを再現したジオラマ


赤レンガ倉庫2小.jpg

キハ28形気動車


次に見学した敦賀港駅ランプ小屋は、敦賀〜長浜間に鉄道が敷設された明治15年に竣工した、列車の灯火に使用する燃料を補完するための油庫です。丁寧に積まれた煉瓦や開口部のアーチが建設当時の様子を今に伝えています。現在の建物内には、ランプ小屋に関するパネル展示や、ランプ小屋内部を復元した展示がなされています。
敦賀ランプ小屋小.jpg

ランプ小屋外観


敦賀ランプ小屋2小.jpg

灯具などが展示されているランプ小屋内部


3つ目の見学地である敦賀鉄道資料館は、「欧亜国際連絡列車」の発着駅であった敦賀港駅駅舎を再現した建物を利用した施設で、敦賀の鉄道を紹介する資料や列車模型、鉄道部品などの展示が行われ、敦賀と鉄道の関わりや歴史を学ぶことができます。資料館の建物は、大正2年建造の駅舎を再現していますが、再現にあたり駅舎の詳細な資料が残っていなかったため、当時のイメージに近いものとして再現されているそうです。
なお、「欧亜国際連絡列車」は、明治45年から新橋駅〜金ヶ崎駅(のちの敦賀港駅)で運行されていた列車で、敦賀港でウラジオストク行の航路に連絡していました。ウラジオストクからはシベリア鉄道を経由してヨーロッパへと繋がっていました。

敦賀資料館2小.jpg

敦賀鉄道資料館外観


敦賀資料館1小.jpg

資料館内


ここまでで午前中の見学行程は終了。敦賀市内での昼食後は、敦賀〜今庄の旧北陸線廃線跡に残るトンネル群などを巡ります。その様子は次回にご紹介します。
Posted by 交通文化振興財団事務局 at 13:20 | 文化遺産調査 | この記事のURL